★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

赤い蕎麦の花

2005-09-27 09:23:36 | 季節の花


 

信州で普通に見られるそばの花は白色ですが、伊那に『高嶺ルビー』と名付けられて

谷間のかなり広範囲に栽培されている赤いそばの花が

丁度今、満開の時期を迎えています。

やまふところの畑一面がピンク一色に染まり、それは見事です。

ヒマラヤの標高3800メートル高地で栽培されている赤そばを、日本に持ち帰り

何度となく品種改良して今日に至っているそうです。

赤蕎麦畑からは、遠く伊那の町を望め、

さらにその彼方には南アルプスの山並みが連なっており、

この時期は普段より一層風光明媚に感じます。

ふれあい市場のその名も「留美庵」と名付けられたお蕎麦屋さんで

この赤蕎麦で打ったお蕎麦が食べられます。

普通の「白い花の蕎麦」と「赤い花の蕎麦」と両方注文してみますと、

ほんのわずかですが赤い花のそば粉で打った蕎麦は、ほんのりピンクが感じられます。

お味のほうも心なしか美味でした。

雄大なヒマラヤのスロープでも、この赤蕎麦が栽培されているそうですが、

蕎麦の実は収穫されて粉に引くまでは同じで、

ヒマラヤ地方ではクレープ状に薄く焼いて

香りのあるハーブ等の野菜やチーズを巻いて食べると聞きました。

収穫の時期は涼風立ち、さわやかこの上ない日本の気候に似ているのでしょうか?