乙字ケ滝
三春の滝桜からの帰路 日本名滝百選の一つである「乙字ヶ滝」に寄りました
滝を眺める公園内の遊歩道は桜が超満開で 周囲には春の花が咲き
人里離れた田園ならではの長閑な景観が広がっています
那須連峰に源を発する阿武隈川にある滝は
石英安山岩・質凝炭岩の断層をつくり 水が乙字の形をして流れ落ちるので
「乙字ヶ滝」と称されているそうです
滝の落差は大きくないのですが 水かさを増すと
100mの川幅いっぱいに落下する様子がナイヤガラの滝に似ているので
小ナイヤガラとも呼ばれているそうです
松尾芭蕉が奥の細道の旅の道中に、お供の曽良を伴い訪れた滝でもあり
歌碑と共に2人の石像が滝を眺めて佇んでいました
お供の曽良は私の居住している長野県・諏訪の地に墓所があります
曽良の墓所は我が家の菩提寺内にあり 境内にも石像が建立されています
初めて東北新幹線に乗って はるばるこの地を訪れて
思いがけず旧知の人と出逢った感動がありましたヨ
五月雨の滝降りうづむ水かさ哉 (芭蕉の句)