三太夫の残日録

俳句を詠み、PCでニュースを読むこれを日課とす。
三太夫は先祖の位牌に書いてあつた名前
これを一寸借用した。

見せ物小屋

2009年09月22日 | 俳句
小旅行の帰り、その食堂に入り座ると、床の間に2メートル程の板が飾つてあり、所々が黒く汚れていた。

妻が、これを見て不思議そうに、何だろうねせつかくの綺麗な床の間に板が飾つてあつて?

私は直ぐに気がついた。

幼い頃これと同じ物をお祭りの見せ物小屋で見たことがあった。
それは恐ろしい、「ろくろつ首」や「唐傘お化け」…を描いた看板を入り口に掲げた見せ物小屋の中だった。

威勢の良い呼び込みに釣られ、好奇心で、なけなしの小遣いを払つて友達と入つた見せ物小屋。

小屋の中は薄暗く順路に沿つて歩く、最初はろくろつ首、二番目が一つめ小僧、三番目が「血の塗られた六尺程の板」
子供の私には、なんのことか判らなかつたが、説明書きには六尺の大鼬(いたち)と書いてあった!・・・?。

女将に大鼬だね、と言うと
その通り、最近の人はこれがなかなか判らなくてね!と、笑い。

    犬の尿(しと)届かぬ高さ芒刈る

      *上州俳句茶屋   http://haiku55.hp.infoseek.co.jp/

最新の画像もっと見る

コメントを投稿