三太夫の残日録

俳句を詠み、PCでニュースを読むこれを日課とす。
三太夫は先祖の位牌に書いてあつた名前
これを一寸借用した。

晦日蕎麦

2021年12月30日 | 俳句
息子の魚の食べ方は見事である。
食べ終わると魚は骨格標本のように変わっており、身の付いていない骨が頭から尾まで整然と続いている。

これと比較すると、私の食べ方は雑然としており、きたない。
家族に言わせると私の魚の食べ方は「下手!」らしい。

横目で食べ方を何回か観察したが、どうも箸の使い方と食べる順番が巧みなためらしい。
息子は幼い頃、豆を使って、特訓させられたと言っていたが、その結果が出ているのかも知れない。


・500円チャリンと落ちて晦日蕎麦

去年今年

2021年12月30日 | 俳句

TVが年末特番とコロナの話題ばかりで詰まらないと息子に言ったら
テレビでnetflixが見られるようにセットしてくれた。
お陰で年末年始はnetflixを見て楽しく過ごせそう。
しかしテレビの前に座る時間はそれ以前より増えしまいそうである。

正月2~3日の箱根駅伝は楽しみ
中学、高校での校内マラソンはいつもビリ
高校では、後方からついてくるマイクロバスに何時も乗せられる。
担任からは、今年もマイクロバスで帰ってきたな!、友人からは俺も乗りたかった!。と言われた。


 ・去年今年飛び交うメール夜空越え

炬燵

2021年12月28日 | 俳句
定年になってから時間に縛られるのが、嫌で腕時計は外していたが、最近おもしろい腕時計を引き出しから見つけ、身につけるようになった。
この腕時計は、 昼間は正確に動くのだが、夜中には狂ってしい朝止まっていることもある。
このため毎朝時刻を合わせなければならなず、やっかいな時計だが、これがが不思議と楽しい。

家にある時計は全て自動時刻合わせが付いており、秒針まで同じ角度で動いている。
テレビを見ていても、タブレットをいじっていても正確な時刻を知らせてくれる。

正確な時間が嫌になったらしい。

 ・寒月や放尿描く放物線

寒雀

2021年12月27日 | 俳句
今朝の冷え込みは凄い、寒椿の花びらも凍りついたのか、そよとも動かない
霜柱も三日ほど前から昼間の日差しに崩れることもなく白い柱を見せつづけている。

その寒さの中を、我が家に懐いた二羽の雀は、カーテンを開けたとたんに、何処で見ているのか、まっしぐらに窓下まで飛んできて定位置にとまる。
私たちの朝食の終わる頃から、硝子をつついたりして餌の催促を始める。
妻はこれがうれしいらしく、「はい、はい、すぐやるからね」と話しかけながら窓を開けて餌をやる。


 ・カーテンを透かす道化や寒雀

侘助

2021年12月26日 | 俳句
妻が若い店員に暦をくださいと、言ったら「カレンダーね!」と言い返された、
もう暦と言わないと、憤慨していた。
最近、女性はスラックスを「パンツ」と言うらしいし、言葉の変わりにはついて行けないことがある。

私の幼いとき父親はブリーフのことを「猿股」と言っていたし、
越中ふんどしをしているのを見た記憶もある。
私も「パンツ」~「ブリーフ」といつの間にか言い変えている。

新しい言葉に馴染め難い私は「猿股世代」なのかも。

  ・侘助と色を竸いて陽は沈む

散歩

2021年12月23日 | 俳句
あ~ぁ太った。
先日の、定期検査の備考欄に、もう少し体重を落としてくださいと、記入があったが、
「鬱」の状態ではなかなか体重は絞れない。
ばい菌の蔓延している外は怖い。そのため一日中テレビばかり見ているが、話題は「コロナ」の話しばかり。


これではまずいと散歩はいつもより距離を延ばしてはいるが
他人が見ればトボトボ歩いているように見えると思う。
歩く距離を延ばせば腹が減る、
その結果飯がうまい、
そして体重が増える。


  ・冬の星仰げば大地せり上がり