三太夫の残日録

俳句を詠み、PCでニュースを読むこれを日課とす。
三太夫は先祖の位牌に書いてあつた名前
これを一寸借用した。

三太夫の俳句:夏名残

2006年08月26日 | 俳句
   夕暮て赤城は紅く夏名残

今年もホウジャク(鳳雀)が来ました。
これが来ると、今年も夏が終りに近づいたなぁ~と思います

北窓から何時も眺めている赤城山は
夏の間、晴天でも蒸気が邪魔をしてクッキリと見えることは少なく
鳳雀やトンボが現れる頃から
裾を延した姿がクッキリ見えるようになります。




三太夫の俳句:迎火

2006年08月14日 | 俳句
    迎火のけむりの混じる蚊遣かな
 
 夏バテ気味のとき食欲の出る物は?、と聞かれ
梅干だ!と答えたら、やはり戦中生れだと言われた。

二番目は、と聞かれて「牛乳をかけて食べる」と答えた
「ゲー」と言われ、この話題はこれきりで終つた。
                  

三太夫の俳句:あがた森魚

2006年08月13日 | 俳句
   若き日の流行(はやり)の歌を盆に聴く

 最近放送される「ナツメロ」は、私の年代にピッタリ合つている
自虐的な言い方をすれば、「ナツメロ真つ直中の世代」である。
昨夜も、ある国営放送のナツメロを見ていたら、あがた森魚が出てきて
びっくり・・赤色エレジーである(漫画ガロも懐かしい)

申訳ないが、デビュー曲の赤色エレジーで消えたのかと、思つていたら
まだ、音楽活動をしている!
いやー!懐かしかつた、これぞ「懐かしのメロディー」である。
あの下駄を履いて、独特の悲惨な哀愁、・・以前よりいい男になった。
           


三太夫の俳句:花火

2006年08月11日 | 俳句
     見えるもの見ずに見つめて遠花火

 夏風邪をひいた
暑いので冷房をびっしりかけて寝たら
翌朝から関節が痛く微熱が出た。
早速医者に行つて薬をもらい大分良くなつた。

「一寸暑いぐらいの温度設定が良いですよ!」と患者さんには言うが
私自身はなかなか難しいね・・と雑談で肥満の医者は言っていたが
なるほど、病院内は温度が低く
待つているあいだ、閉口した。
           


三太夫の俳句:雀のシャワー

2006年08月07日 | 俳句
     古里の梅干欲しき日暮かな

 女房は、この時期は吊り鉢の花がこの暑さに負けないよう、たっぷりと水やりをする。

水撒きをしていた女房が、慌てゝ戻つてきて
「雀がシャワーを浴びている!」・・と
最初は意味が分らなかつたが、
吊り鉢の水が溢れ落ちている下に雀が来て
シャワーを浴びるように水遊びををしているらしい。

急いで見に行つたところ
なるほど、雀が吊り鉢から落ちる水滴の下で羽根を広げて水遊びをしていた。
人がシャワーを浴びるように、羽根を拡げ背中で水滴を受けている・・
水溜に入つて水浴びをする鳥はよく見かけるが、落ちてくる水の下に
入つて水浴びをする鳥は初めて見た。

さすがに、灼熱の三角地帯に住む雀である、学習している。
                    

三太夫の俳句:酷暑見舞申上げます

2006年08月05日 | 俳句
     炎天下なま足素足すれ違う

今年の全国最高気温が出ました、38.6度です
伊勢崎・館林・熊谷を結ぶ灼熱の三角地帯

暑さを避けるため車からスーパーの入口まで主婦は全力で走っています
今年も近郊に住む主婦にとつて鍛錬の時期です。
そして、金魚のように口を開けて酸素を吸っています。

   残暑御見舞申上げます
    頑張りましよう・・もうすぐ・・八月八日は立秋です・・・・
             

三太夫の俳句:動物菓子

2006年08月04日 | 俳句
     土用入動物菓子の口甘し

御三時に家族して動物菓子を食べた。
(そう!、動物の形をした裏に色付の砂糖が付いているビスケット)

「カバ」が私にそっくりと、手元に来た
「熊」がそっくり
「ゴリラ」がそっくり
「象」がそっくり
「ライオン」がそっくり
「豚」がそっくり
「パンダ」がそっくり ・・・・・・なんだなんだ
               

三太夫の俳句:擬態

2006年08月02日 | 俳句
     夕立に双蛾の擬態流れけり   (双蛾=美人)

痛ましいプール事故が起きた。
幼児虐待の報道も後を絶たない
周りにもモラルに?の付く人が多くなってきたように思える。
マスコミも事件を取上げていろいろ攻撃するが
お前自身は大丈夫かと言いたい。

日本全体の質のレベルが下がつてきているのでは?
日本人全員が「自分の面が曲つているのに鏡が歪んでいると思つているのかも知れない」