三太夫の残日録

俳句を詠み、PCでニュースを読むこれを日課とす。
三太夫は先祖の位牌に書いてあつた名前
これを一寸借用した。

ホウジャク

2019年10月30日 | 俳句
久しぶりの秋晴れである。
秋晴れを楽しんでいると、足元のペンタスに羽音がした。
あれ!この羽音はホウジャク、と思い音の元を探すと、矢っ張りホウジャクだった、それも2匹。
いつもなら姿を見せなくなる時期だが。
暖かなおかげで好物のペンタスが咲き続けており、ホバリングしながら、懸命に蜜を吸っている。
多分これが今年の最後の訪れだろう、間もなく北風が吹き、上州は冬になる。

 ・透き通る秋空の底我は立つ

光回線

2019年10月27日 | 俳句
ネット回線をを光に替えてくれとNTTの営業が熱心なので、3週間程前に契約をした。

工事は午前中に配線を終わらせる。・・とのことで待っていたがいっこうに来ない。
十一時頃に営業に電話を入れると「午前中とは十二時迄のこと」と迷惑そうな返事。
まあ待つか!・・午後二時になっても工事業者は来ない。
電話を入れると、暫く待たされて、書類が社内で止まっていた!、今日は工事はできないとの返事。
改めて2週間後の工事日を指定してきた。
こんな次第で昨日の外出は潰れた。
若いときならば、「責任者を出せ!」と怒鳴るところをぐっと抑える歳になった。

 ・食欲も色気も失せて曼珠沙華

柿食えば

2019年10月23日 | 俳句
台風が過ぎさり、風ですっかり葉を落とした柿は実が露わになった。
すかさず野鳥が群がっているが、野生のもつ本能なのか、熟していない実は啄んでいない。
今回の台風では、河川から遠いこの地には被害はなかったが、隣の足利市では河川が氾濫し、大きな被害が生じており、被害者の苦労や復旧の難しさ遅延が日夜報道されている。
さらに、追い打ちをかけるように台風が次々と現れて、国土強靱化対策など歯牙にかけない自然の非情さをみせる一方では、
百何十億円もかけて国の祝い事が寸刻も狂わない緻密さをもって行われており相克を感じる。

 ・引力の見える如くに柿落ちる


十三夜

2019年10月11日 | 俳句
今日は十三夜である、しかし台風の接近で大騒ぎ、無粋な19号台風。
無粋と言えば、昔の台風には女性の名前を付けていたが今は番号。
北半球では女性の名前を、南半球では男性の名前をつけていた。
昔々中学校の授業で教わった記憶がある。

  ・今生に吹き来る風も野分けかな

かぼちゃ

2019年10月04日 | 俳句
久しぶりに旨い「カボチャ」が夕飯に現れた、「栗より旨い十三里」の芋のようにホクホクした旨いカボチャだった。
妻の話では、カボチャは種類や産地を選んでも、なかなか旨いものを当てるは難しいようで、店のお薦めでもほとんどが外れるとのこと。
今の農業技術を使えば、旨いものに品種改良できないのは不思議である。

 ・AIの指示する道や穴まどい


残暑

2019年10月01日 | 俳句
今日は10月1日。
消費税とやらが今日から2%アップする。
日めくりカレンダ-を捲りながら詳細を読むと、今日は旧暦の9月3日であると書いてある。

なるほど9月になったばかりなら、この暑さは肌感覚に添っているのか~!とちょっとなっとく。
明治維新がおこり、外国に追いつけとばかりに旧暦(陰暦)を新暦に強引に変更したのだが、季節感との細かな調整が不十分だったようだ。
今日が9月3日(旧暦)ならば、確かに「残暑厳しいですね」の挨拶もぴったりである。

 ・成金の睨む盤上紅葉散る
 ・富士塚を登る子犬や街の秋