三太夫の残日録

俳句を詠み、PCでニュースを読むこれを日課とす。
三太夫は先祖の位牌に書いてあつた名前
これを一寸借用した。

三太夫の俳句:年用意

2008年12月31日 | 俳句
庭の芝もすっかりと枯れ、雑草の「雀の帷子」が緑を目立たせて、頑張つている。
この「雀の帷子」を植木の陰で、屈み込んで取つていると
郵便配達が自転車を止め来てジーと視ている
暫く立去らない・・・・?
少し動いては又視ている?。

何か用かな・・と立上がつて、気が付いた。
その時の私の服装 →→「黒い上下」「黒い帽子」「マスク」、植木の陰で屈み込み
うん!典型的な泥棒の格好
其処で、マスクを取つて笑顔で、ご苦労さん!
でも、郵便屋さんは疑わしそうに、振返りながら自転車に乗つて去つた。
良いお年を!
      生ゴミに蓋して了う年用意

  *上州俳句茶屋   http://haiku55jp.hp.infoseek.co.jp/

三太夫の俳句:女性の超能力

2008年12月23日 | 俳句
女性は男より五感が発達している。
男は歳とともにその能力は衰えるが、女性は歳を経るにつれ
その能力が強くなる?らしい?
その証が女房・・
(1)部屋に紛れ込んできた冬蠅を、えい~!と素手でつかまえてしまつた。
  まるで宮本武蔵・・アハハハ
(2)すれ違つた女性が、着ている物より老けているのを見破つた、・・・ハハハ
(3)二階に居る息子の「おなら」が聞えた・・・ハハハ。
(4)あの男性はシークレットブーツを履いていた・・・ははは
(5)すれ違つたあの人は加齢臭がした
(6)??
(7)??

     唇をアカギレにして立話

三太夫の俳句:家族写真

2008年12月17日 | 俳句
我家はここ数年、正月に家族揃つて写真を撮つている。
今年の正月も新しく仕入れたばかりのデジカメで撮つた。
何枚も撮つた中にピントの合わないものが、数枚出てきた。
AFで撮つたのに不思議?
同じ条件で撮つたのに不思議?
ピンぼけのものをよくよく見ると、どれも次男が中心にいる。
いずれも次男の顔にAFを合わせていた。

正月のミステリーである!

あ!判つた、気が付いた
次男は肌の色が白い、その白い顔でAFを決めた。
それでAFが迷つた。
・・・・・・・・・。
これ以降次男を撮る時はMFで決める。

   持て余す粉吹く肌や冬真中

  *上州俳句茶屋   http://haiku55jp.hp.infoseek.co.jp/

三太夫の俳句:年の瀬

2008年12月11日 | 俳句
テレビを入れると不景気とリストラの話ばかり
従来の日本の企業は業績が落込んでからリストラしたのに、今は業績が悪くなりそう、だからと、リストラをしている。

小泉竹中が派遣法を改悪した時から、今日のあるのは分り切つていたのに。

「改善」と言われると「善」が入つているために良いことと思いこんでしまう。
実際は「改悪」かもしれないのに。
宰相の言葉の巧さに引つかかつて国民が圧倒的に支持した結果か現在になった。

    生きしもの地にひれ伏して春を待つ

  *上州俳句茶屋   http://haiku55jp.hp.infoseek.co.jp/

三太夫の俳句:ノーベル賞記念講演

2008年12月09日 | 俳句
ノーベル賞受賞者の記念講演は英語でやるのが通例らしい。
それを益川氏が日本語で行つたのが今朝のテレビのニュース。
コメンテータの反応が面白い
日本語でのスピーチを強く擁護したコメンテーターほど英語が苦手らしい
擁護したのは、ほとんど年配者のコメンテーター
側にいるバイリンガルな女性アナの困つたような顔

極端なのは、ある局のコメンテーター(五郎さん)
益川さんを誉めること!誉めること!「日本人なんだから堂々と日本語でやるべき、りっぱ!りっぱ!」
この人は英語がほんとうに苦手なんだろうな。

耳鳴りも脳の真中に冬ざれる

  *上州俳句茶屋   http://haiku55jp.hp.infoseek.co.jp/

三太夫の俳句:師走

2008年12月01日 | 俳句
今日から師走である。
テレビを付けると女性アナウンサーが嬉しそうな顔をして、クリスマスの雰囲気がもう街に溢れていますね!!・・・ ?。

嫌いな月である。
こどもの頃の十二月は浮き浮きした好きな月だつたが、いつの頃からかセカセカした嫌いな月に変つた。

終りの月、しわすの語源に”為果つ(しはつ)”があるが、気分的にはこちらである。

服を着せられた犬が女性と散歩していた、飼主も着膨れ、しかもメタボである。
飼主も犬もダイエットの最中らしい。

すれ違い時に挨拶を交した、清々しい?一日の始りである。

    着膨れを肛門曝す犬が引く