カメの眼通信

青空を見上げるカメの眼は、ルビーのような赤い色。

サルモネラー

2006年03月15日 | Weblog

管理人です。

職場で、口々に「ミドリガメは危ないらしいね」と言われる。何のことかと聞いてみると、数日前のニュースで幼い女の子が、自宅で飼っていたミドリガメから菌をうつされて重症になっているということだ。なるほど!そういうことだったのか。

カメ仲間では、カメが(ミドリガメに限らず)雑菌の保菌者であることは周知のことだ。その内、特にサルモネラ菌は、人にとって食中毒や敗血症などを引き起こしかねない、いわゆるバイ菌である。私はかつて仕出し弁当を食べてこのサルモネラ菌による食中毒になったことがある。サルモネラ菌が人間の体内で毒素をだし、その毒素で身体がやられる。死ぬほど苦しかった。(余談:弁当屋からの保証金をたんまりもらっただろうと噂され、一時サルモネラーとあだ名で呼ばれた)

カメ調査や生物調査では、野生生物を触った後や、食事をする前には必ず手を洗い(水道水がない場合は、池の水で泥を落とし)刷り込み式の消毒スプレーで、手を消毒することを義務づけている。カエルやサンショウウオなどの毒や菌がいない生物の場合でも同様である。みんなに真似して欲しい。

 

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