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第29回 ジャパンカップ(GI)

2009年12月01日 | 競馬

まだ諸々気持ちが纏まらないままなので「朝日」のスポーツ欄、有吉正徳氏記事を引きながら書いてみたいと思います。

ゴール前カラー写真はウオッカ、オウケンブルースリ。
オウケンに隠れてレッドディザイア。
ディザイア後方にコンデュイット。
オウケンブルースリはハナ差2センチの惜敗だったが、写真ではウオッカの鹿毛の馬体の跳びが大きく威風堂堂たる貫禄が見える。

○日本の牝馬がJCを勝ったのは史上初。
○07日本ダービーなどGⅠ競争7勝目。
○グレード制が敷かれた84年以降、ディープインパクトなどど並ぶ最多勝。
○R後、鼻出血判明、規定により1ヶ月出走不可、有馬記念には出られない。

【武豊からルメールへの騎手変更は大きな決断】とし、
【角居調教師は「先入観を持っていない騎手に乗ってもらいたかった」】とした。
また【ウオッカは前向きな性格だから、オーバーペースで走り、R終盤にスタミナ切れすることがある】により、角居調教師が「好位5、6番手に付ける競馬」を指示したとされることが頷ける。

この乗替を知ったのは比較的遅く、1週間前調教にルメールさんが乗ったことにより公けになったとしているところがあったが、ジャパンカップだから?と暢気に思っていて「降ろされた」と知ったのは、ほぼ直前に近かった。
天皇賞(秋)・マイルCSと、8歳カンパニーの強さを見せ付けられたが、エリ女等々馬券を外したファンにとっては、せつないRも続いた。
【うまい折り合いをつけ、ウオッカを勝利に導いたのはルメールの手腕が大きい。思い切った決断が吉と出た。】
角居厩舎は「府中芝2400」好位に付ければ必ず勝てると確信したのだろうし、大目標がジャパンカップであっても、毎日王冠・天皇賞(秋)も落としてはならなかったと言うより「ウオッカが強い」の信念一途だったと察せられる。
武さんの天皇賞・秋R後コメント「完敗」にはわたしでも多少の違和感があったから、厩舎サイドはいかばかりであったろうか。
しかしJRA看板大女優ウオッカに、自らの騎乗を含むとしても他に代わるコメントはなかったものかと今更ながら疑問は残る。

競馬では乗替は良くあって、わたしには馬券の難度があがって好まないが、言ってもせんないこと、馬券上手になるしかない。
今年のジャパンカップは外国馬の参戦、外国人騎手の乗替が多く、それだけ馬券は難しく「見学しましょうか」の姿勢だったが、考え始めたら迷い、迷ったら負けと言うその通りになった。

第29回 ジャパンカップ(GI)
1 (5) ウオッカ (C.ルメール) 1人
2 (10) オウケンブルースリ (内田博幸) 2人
3 (6) レッドディザイア (四位洋文) 6人
4 (16) コンデュイット (R.ムーア) 3人
5 (3) エアシェイディ (後藤浩輝) 11人

700→0
複 14
ワ 08.09.10 BOX
3複 軸 05-18 相手 09.10.16

最終的にワイドを取り、枠連を外した為に3複軸のオウケンブルースリがスクリーンヒーローに代わり、レッドディザイアが全く抜けたことに気が付いたのは買って直後。
53キロは有利でも秋華賞疲れが取れていないのではと軽視した向きが馬券に出た。
今回は100円馬券の甘えが露呈し、ウオッカ乗替の経緯結果から更に際立ち、競馬の厳しさが身に沁みた『第29回ジャパンカップ』だった。
しかし見方を変えれば女傑ウオッカは、鮫島克也・四位洋文・岩田康成・武豊・C.ルメール騎手全てに1着した競走馬と言えるのではないでしょうか。

2009.12.01 記