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おひとりカフェでUMAJOKEIBA

第68回 菊花賞(JpnI)

2007年10月21日 | 競馬

2004年菊花賞
その前夜、お気楽予想を面白がっていた。
オペラかブルースかどっち?
ブルースが勝った。

2005年菊花賞
ディープインパクト無敗の三冠なるかに湧いていた。
淀4角まわって直線の一般席に座っていた。

2006年菊花賞
メイショウサムソンに勝って欲しいと思っていた。
8番人気のソングオブウインドが勝った。

チョウサンが勝った2007年毎日王冠の朝。
『競馬LIVEへGO!!』を聴きながら朝ご飯を食べていた。
目の前にはお見事な雑草畑が出来上がっていた。
風は吹いていなかった。
葉が揺れて、雉が顔を出した。
「おはよう。チョウサンですって」
御挨拶をしたせいかチョウサンからかそのまま。
飛び立つ気配はなかった。
多分わたしの、人としてのエネルギーが足りないのだと思った。
3羽潜んでいた。

『秋華賞』が終ってから、1パック99円の卵を、1時間歩いて買いに行った。
ひどい筋肉痛になったが休み明けの叩き。

2007年菊花賞
叩き2戦目。
福島競馬場のパドックでファンファーレと歓声を聴いた。

フサイチホウオーの馬券をもう一回買いたい。
やさぐれ哲っちゃんのうしろ髪が見たい。
馬を見てから雉に御挨拶をしてみたい。

前夜、テンプレートをあれでもないこれでもないと選び、夜更かしをして出遅れる。
それでもお弁当とお茶を用意して出かけた。
津軽海峡弁当(青森駅)1000円が食べたかった。
一夜漬けならまだいい方で浅漬けだもの。
いただいたレープロで知った。

指定席の禁煙席は売り切れだった。
一般席で、かけつけ一杯のビールを飲みながら、かけつけ3複1000円を外して、二段目の幕があがったあたり。
とっとと「やさぐれ哲ちゃんのがんばれ馬券」を買った。
あとはのんびり見物するつもり。

競馬場にいる「おじさんたち」の経験と予習には頭が下がる。
面白いおじさんと出合った。
「菊」大久保龍3頭出し、池江泰寿2頭出しからの馬券戦略。
既に学んでいたこともあったが、意外な考え方もあって、実際に聴く話は実に説得力があった。
並びの席になったおじさんたちは、コワモテふうだったが、勝っても負けても余裕で笑っていた。

3回福島2日 9R 土湯温泉特別

1 (2) ペイデイ (後藤) 2人
2 (7) ブラックランナー (佐藤哲) 1人
3 (6) ブルーレパード (中舘) 6人

中舘さん哲三さんで1.2着の3単を買ったが後藤さんに来られて散った。
保険の3複は保険をかけ過ぎた。

ようやく『菊花賞』の気持ちになる。
何回か、ターフビジョンに追い切りが映り、大坪さんの解説がかすかに聴こえてはいた。

一年前、新馬戦を勝って帰ってきたフサイチホウオーは、ギラついていた。
人をも馬をも睨みつけ蹴っ飛ばす勢いで、恐いと思った。
ダービーを狙っている馬だと見物客の誰かが言った。
一瞬さざ波が立った。
嬉しそうに迎える松田国調教師と、カメラがまわってインタビューに答える安藤勝騎手を見て、静かになった。

一年経って。
違う。
フサイチホウオーは多分来ない。

普段は出来ない穴狙いの馬券を考えた。
乱菊なんでしょと半ばヤケ気味。
発走まで1時間余、そろそろ真面目になる。
並びのおじさんも「菊」の馬柱から目を離さなくなった。

「ドリームジャーニー迷っているんですけど武さんは押さえておいた方がいいですよね」
「2走ボケ来ないよ」
「ロックドゥカンブは?」
「ここは負ける」
「アサクサキングスの2走ボケは?」
「力が違うからね」

競馬場のおじさんは素敵だ。
フサイチホウオーには印が付いていた。




1400→3630

単 11
複 11
ワ 4-11
3複 11-16-17
    軸 4-14 相手 10.12.16.17.18
    軸 10-12 相手 4.7.11.14.16




1 (10) アサクサキングス (四位洋文) 4人

2 (12) アルナスライン (和田竜二) 6人

3 (4) ロックドゥカンブ (柴山雄一) 1人

4 (5) エイシンダードマン (角田晃一) 12人

5 (16) ドリームジャーニー (武豊) 2人




フサイチホウオーは5人気8着。

帰って来て最終オッズを見てびっくりした。
全く違った買い目になっていたかも知れない。
土湯温泉特別の後、オッズを引き出しているが、見慣れないせいか、単複で人気順を知るくらいしか出来なかった。
新聞は専門紙を買いそこねていつもの新聞。

アサクサキングスはダービー2着、神戸新聞杯2着。
アルナスラインは京都大賞典3着、エリカ賞7着を気にした。
枠連はハナから買うつもりがなかった。
勿体ないことをした。
3単フォーメーションは考えもしなかった。
あ然とした。

3回福島2日 11R 福島民友カップ

1 (12) サープラスシンガー (木幡初広) 3人
2 (14) クーヴェルチュール (後藤浩輝) 1人
3 (3) アルーリングボイス (村田一誠) 4人

おじさんは、ここは木幡だと言っていた。

哲三さんのうしろ髪は見放題で。
追いかけて「福島」だった。

東京に出た方が早いくらいだが、パドックも芝もあんなに近くで見られるのならば、また行ってみたい。
身動きがとれない程の混雑もなく、ゆったり時間が流れた。
指定席が取れなくても、充分だった。

毎週ライヴで見ている人には敵わない。
おじさんたちが凄いのはそこだと思う。

「写真」を忘れ「今年の桜花賞」のオッズカードが残った。
哲三さんがちっとも勝ってくれないから、勝った気分は無かったが、計算してみたら、少しだけ勝っていた。

◎何かが起こるテンプレートの意味がやっと分かった。
お皿も消えてしまうんだろーか?



2007.10.22 記