墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

恋をしたいね

2007-03-05 19:36:24 | 駄目
 ビュービューと風が吹き荒れる。
 生暖かい風。
 もはや春風だ。

 意味もなくパンツの中で男根が起立し、先走り液をしたたらせている。

 あぁ、恋でもしたいね。
 恋をするにはちょうど良い風だ。


ニンニン!

2007-03-05 19:11:03 | 駄目
 昔の人は偉い。
 むかしの言葉には生きる為の含蓄がガンチクと含まれている。

 それでは、今日の含蓄な言葉。

「言いたい奴には言わせておけ!」

 良く言ったもんで、コレは今でも通用する真理だ。

 民主主義のルールには矛盾が多く、どうしても金がものを言うし、多数意見や声の大きい奴の言う事には強制力さえ生まれる。
 民主主義ってやつはイヤになるほど矛盾したシステムで、結局は『弱肉強食』なのかよって突っ込みたくさえなる。
 例えば、社会主義国家であるソビエト連邦が崩壊したからと言って『民主主義』が『社会主義』より優れている証拠には全くならない。ソニーのβと、松下の VHS はどちらも一長一短の優劣のつけがたい磁気テープであったが、販売戦略のうまさで VHS が勝った。ただそれだけの事でどちらが優れているわけでもない。てか、現代のデジタル時代から見れば、どちらも結局は磁気テープなわけで、DVD にかなうワケもないし、今さら磁気テープもないだろぉと誰もが思う。

 民主主義は矛盾している。
 だからこそ、常に『公平』にならなければ矛盾に捕われ、最後には力ある者が勝利する。自己の権利を主張するだけなら、最後は力がある者が勝つ。
 そうさせない為には、我慢してゆずりあうしかない。
 矛盾を解決するには、公平に、より大きい権利にのっとって行動しなくてはならない。自分の感情を捨て基本的な権利を尊重する。
 自己の権利をただ叫ぶだけなら、力ある権利に押しつぶされる。
 
 ルールを優先させない限り、民主主義は『弱肉強食』の世界だ。
 感情を殺し、ルールを優先させる。

 ルールの徹底こそが、自分の権利すら主張出来ない『弱者』を救う道だ。
 民主主義の世の中では民主主義にのっとった正論を徹底させるしか、弱者を救う道はない。

 だから、結局。

「言いたい奴には言わせておけ」
 
 となる。ニンニン。


平成マシンガンズを読んで 277 オモチャで人は死なない

2007-03-05 00:33:40 | 

 ギシギシギシ。

 中央線の車内は金属のきしむ音と走行音に満ちていて、低い声でボソボソと話す死神の声は聞き取りにくい。
 左側に座っているおじさんと右側に座っているおじさんのにおいが中間に座っている私の鼻で微妙に混ざる。
 雑音の中、かすかにとどく死神の言葉、おじさん達の体温、目の前をふさぐ死神、私の手にあるのはオモチャのマシンガン。
 なんとなく理不尽な非現実的な体験。
 不愉快な感じがするのは、私が人ごみが嫌いなせいだろうか。
 イヤだなとただ思う。
 伏し目がちな私の目には死神のジーパンのみが目に入る。
 股間に目が行き、ふと中学生らしくない考えが頭に浮かび、自分が恥ずかしくなりもっと目をふせると私の視界にはスカートの上に置いた左手でにぎるオモチャのマシンガン。
 ただただ、自分もおじさんも死神も電車もイヤだなとだけ思う。

 人々の体温で車内には熱気がこもる。

 死神が言う。

「そのマシンガンで全ての現実を打ち抜いてやれ。なにもかもだ。あんたにならそれが出来る。
 その責任は俺がとるし、罪を問う事は誰にもできない。
 見ろ、そのマシンガンは誰がどう見てもただのおもちゃで、弾丸が出る構造は少しもない。
 中国拳法でいう『気』って知ってるだろ?
 そのマシンガンは気を一点に増幅・集中して発射する装置だ。カメハメ波や波動拳みたいなもんであり、そういうもんを現代のふつうの科学は実証できていない。科学で実証できないものは裁判の証拠にならない。
 そのマシンガンで何人殺そうと、罪には問われない。
 オモチャで人が殺せるはずないしな。
 たとえ、テレビで放映されようとも、そのオモチャのマシンガンで人が死ぬはずはない。ただ、それだけの事で、何人殺そうとも司法はあんたを裁けない。
 被害者の遺族や、警察にマスコミといっためんどうな事には俺が対処するし、最後までアフターケアしてみせる。あんたになるべく迷惑かけないし、うまくいきゃ夏休み明けには普通に登校しているはずだ。
 さて、どうだろうか、復讐をしてはくれないだろうか?」