じつは好きな人がいる。すきすぎてすきすぎて下手すると死んじまいそうなぐらいに好きな人がいる。
好きの単位ははかりしれない。とにかく「大好き」の2兆倍だ!
あまりに好きすぎてどうしようもない。夜も眠れない。
好きな人への邪念はまったくないのに毎晩チンコが固く立つので、好きな人の笑顔を思い浮かべまいとしつつも、好きな人のおもかげをなんとなく思い出しながらチンコをしごく。近づいた時のかすかな体温、かすかなにおい。もうしわけないと半分泣きながら抜いたってどうしようもないのは分かっているけど、好きな人への冒涜かもと思いながらチンコをしごく。
覚悟を決めた。
玉砕覚悟で告白を明日ホンキで告白することに決めた。
その夜も彼女のおもかげにもだえながら、やっとのことで就寝すると夢で彼女にあった。
夢の中の俺はフルチンである。思いのすべてをぶっちゃけるには全裸以外に手はないと考えての末だ。
「あなたが好きです!」
男らしく、堂々と!
「私のどこが好きなの?」
彼女の目線は俺の下半身に向いている。
いかん、男らしく堂々とちんこが勃起している!
いくら言葉をかさねても、これではあなたの肉体が好きですと言っているの等しい。こんなに心の底から好きなのにこれでは誤解されてしまう。というかこのビンビンのチンコはすでに五階も六階もない。
「あなたのすべてです!」
そう答えると、ふーんそうなのって顔をしている。
やはり玉砕したらしい。