半ズボンは涼しくていい。
だが半ズボンで、くるぶし上まである靴下を履いて靴は許せない。お前は探検隊かと突っ込みたくなる。
男の半ズボンは、一昔前までは子供だけの特権だった。まともな男の大人が履く物ではなかった。男が半ズボンを許されるのは、リゾート地と探検隊だけだった。
だが、カジュアルとして十数年前ぐらいから男がおもてで半ズボンを履く事が徐々に許されてきた。最近ではヨボヨボのジジイでさえ夏は半ズボンだ。
だが、掟はある。
探検隊以外は半ズボン着用時は生足のこと!
靴や靴下の着用は不許可!
なぜならすね毛のこんもり生えた男の足は基本的にみっともないからだ。もともと不用意にさらして良いものではない。隠しておけ!
でも下半身がまるはだかならつながりとしてなんとなく許せる。
男は、生足をさらす時は下半身すべてを堂々とさらすべきである!
だが、フルチンでブラブラ歩くわけにもいかないので半ズボンの着用までは許そう。そして、裸足で歩くわけにはいかないのでサンダルと草履までの着用を許そう。
だが、カジュアルなファションとしてならサンダルと草履だけではやや物足りない。
たまには靴だってはきたいじゃんとなるわけだ。けどさ、すね毛をさはみだしながら靴下を履いて歩くのはとてもみっともない。
そこで登場したのが、くるぶしまでしかない靴下なのだろう。
これなら、ほぼ生足である。問題はない。
俺はくるぶしまでしかない靴下は、男が半ズボンを履きつつも靴をはいて歩く時の限定アイテムだと理解している。ソレ以外の場面で履くべき物ではない。
特にスーツで短い靴下はバカじゃねぇかと思う。
洋服を着るなら、少しは洋の伝統を重んじろ。いつまでも最先端ばかりだといつまでもイエローモンキーだ。