正統保守の敵「つくる会」一部首脳を追撃します
「新しい歴史教科書をつくる会」が自由社から出した教科書は反日自虐。 フジサンケイグループ育鵬社こそが正統保守教科書です
★つくる会会長「韓国併合は暴挙」―杉原誠四郎の歴史観〈3〉
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杉原誠四郎は反日宗教・世界基督教統一神霊協会(統一教会)の日刊紙「世界日報」の常連執筆者で、「新しい歴史教科書をつくる会」会長就任後も頻繁に登場しています。
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会長就任後、少なくとも下記の4回が確認できました。
・昨年10月20日付「ビューポイント」 非常に問題ある教科書制度
・今年1月9日付「教育」欄 教科書制度の問題点 「新しい歴史教科書をつくる会」杉原誠四郎会長に聞く
・3月5日付「インタビュー」欄 保守の使命 「新しい歴史教科書をつくる会」会長 杉原誠四郎氏に聞く
・4月4日付「ビューポイント」 生活文化を保障するTPPを
「世界日報」だけでなく、国際勝共連合機関誌「世界思想」にも今年1月号の4ページにわたるインタビューに登場しています。
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「新しい歴史教科書をつくる会」の歴代会長で、「つくる会会長」の肩書で世界日報や世界思想に登場したのは杉原誠四郎だけです。
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統一教会の国民思想教育運動団体「東西南北統一運動国民連合(NCU―NEWS)」の機関誌「En-ichi(圓一)」にも何度も登場し、昨年1年間で2回(4月号と8月号)もメイン記事になっています。
保守系言論人と統一教会系との関係は冷戦時代にはありましたが、今でも親密な関係がある人はわずかです。杉原誠四郎の場合はいくら何でも付き合い過ぎで、「統一教会系学者」との指摘は甘受すべきでしょう。
そういえば杉原誠四郎の“日本は、左翼が言うほどではないけど相当悪かったのは事実だ”という歴史観は、昨年11月12日付←クリック で取り上げた世界日報1面コラムと同じです。
それでは、杉原誠四郎の朝鮮統治に関する見解を掲げましょう。
1910年(明治43年)、歴史的には仏教や儒教を伝えた先輩国でもある韓国をこともなげに併合するとはどういうことか。(杉原誠四郎『日米開戦以降の日本外交の研究』p219)
韓国と日本は近現代史においてあまりにもいわくがありすぎる。1910年(明治43年)、韓国のような古い歴史をもった国を併合するとは、日本の明治政府の傲慢そのものである。日韓併合時代の日本の統治は、教育水準の向上(内容には問題があるとしても)、産業基盤の整備など、ヨーロッパ諸国のアジアに対する植民地支配とはたしかに質的にちがい、つまり自国のためのみの搾取の支配でなかったこともたしかであるが、しかし「創氏改名」など韓国国民の誇りと感情を無視した政策等は許されるべきではなかった。(杉原誠四郎『日米開戦以降の日本外交の研究』p225~226)
朝鮮統治での教育水準向上を言うときにわざわざ「内容には問題がある」と付け加えています。韓国併合は「傲慢」で「『創氏改名』など韓国国民の誇りと感情を無視した政策等は許されるべきではなかった」。菅談話の歴史認識と同じです。
明治9年(1867年)に韓国と結んだ日朝修好条約は、近代国家成立のための日韓にとって不幸な条約だった。日本が欧米に対して条約改正を求めてやまないでいる不平等条約を、李氏朝鮮の韓国に対して押しつけたのだった。天皇制の下、武士道の精神が強かったにもかかわらず、対韓国に対しては、日本が改正を願ってやまないでいる不平等条約を韓国に押しつけ、大いなる不徳を犯した。
そして明治43年(1910年)、ついに韓国を併合した。韓国の歴史を振り返った時、いかにこれが暴挙であり、徳のない行為であったかが容易に分かる。韓国は、あの元に対してすら独立を守った。その見返りに元の命を受けて日本に侵攻し、日本からすれば蒙古襲来という不徳の行為を韓国から受けたことになるが、しかし、それまでして守った独立を日本の手によって侵されたわけで、少し長い時間で考えれば、韓国民が再び独立を目指す道を歩むであろうことは必定であった。(杉原誠四郎『民主党は今こそ存在感を示す時』p249~250)
「1867年」は1876年の誤り、「韓国と結んだ」は李氏朝鮮と結んだの誤り、「日朝修好条約」は日朝修好条規の誤りです。いい加減な学者です。
「新しい歴史教科書をつくる会」の一部会員は「日韓併合は日本の誇り」と言ってきましたが、会長の杉原誠四郎は「暴挙」で「徳のない行為であった」と糾弾しているのです。
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『日本の道徳教育は韓国に学べ―道徳教育教科化への指針』。この本の存在を知ったとき、驚きで気を失いそうになりました。反日韓国の道徳教育を素晴らしいと絶賛し、それが日本の道徳教育の「指針」とは…。
日本教育再生機構(八木秀次理事長)と道徳教育をすすめる有識者の会(渡部昇一代表世話人)が作った『13歳からの道徳教科書』(
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わが国の歴史、伝統文化に基づく道徳教育に取り組む日本教育再生機構。韓国の道徳教育を日本に導入せよと言い、統一教会系の道徳教育の本を執筆する「新しい歴史教科書をつくる会」会長。両者の違いは歴然としています。
そして、韓国併合を暴挙と非難する杉原誠四郎(本名・平田誠四郎)は、朝鮮迎合に傾いた「新しい歴史教科書をつくる会」の会長にふさわしい人物です。
(つづく)
※これまでの連載
★つくる会会長「南京事件あった」―杉原誠四郎の歴史観〈1〉
★つくる会会長「天皇に戦争責任」―杉原誠四郎の歴史観〈2〉
※つくる会と統一教会
★統一教会は公安警察の監視対象
★「国際謀略」妄想に基づく言いがかり訴訟…代理人は福本修也弁護士
★扶桑社を訴えた提訴の代理人も福本修也弁護士
★杉原誠四郎「つくる会」新会長は世界日報執筆メンバー
★世界日報が育鵬社を「極右教科書」、大東亜戦争を「侵略戦争」と非難
※つくる会と朝鮮半島
★自由社創業者、竹島を「独島」「石ころ」
★加瀬英明氏と「韓国人元ホステス」報道
★自由社創業者と北朝鮮シンパ
★自由社役員「慰安婦は強制連行された」
★安重根を取り上げ志士と称える自由社版教科書
★秀吉の朝鮮出兵を「侵略」と書く自由社版教科書
★あくまで「安重根は韓国独立の志士」の自由社版教科書
★菅談話と自由社版教科書の記述は同じじゃないか
★平成13年夏…金鍾泌と「西尾つくる会」が残した禍根
★支那・朝鮮の地名を現地読みで読ませる自由社版教科書
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