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★自由社と文科省をつなぐ官僚OBの名前

※この記事がアップされた後、比留間文彦さんは過去のブログを非表示にしました。

前回に続いて、「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長(元拓殖大学教授)が「私がこれまでに見て来た中で、最も馬力・技量がある学者」と絶賛する「英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム代表」比留間文彦さんのブログ←クリックを読み解きます。
 
今年2月26日付←クリックで藤岡信勝元教授、某大学理事長との3者会談について記した比留間文彦さんですが、1月21日付←クリックでは、
藤岡元教授や「某出版社幹部のIT氏」「IT氏の大学の後輩で元文部官僚のOK氏」との4人による「密談」(比留間さんの表現)の模様を書いています。

≪昨夕、某出版社幹部のIT氏、IT氏の大学の後輩で元文部官僚のOK氏、藤岡信勝・新しい教科書をつくる会会長の4名で密談です(笑)。
もちろん、主題は、今、取組んでいる問題でしたが・・・!
ただ、雑談でのIT氏のオフレコ話題には、皆、爆笑でした。
まずは、若き日の近衞忠(近衞家・現当主)・日本赤十字社社長の就職活動の話しです。これ以上、話せないのが残念です。
近衞忠氏のあだ名“金魚”の由来にも一同、大笑いでした。(後略)≫

 
「某出版社幹部のIT氏」とは自由社出版部長の石井竜生氏。比留間文彦さんが「今、取組んでいる問題」とは、大学経営を夢見る彼の大学探しです。石井氏の大学(早稲田大学)の後輩である「元文部官僚のOK氏」からアドバイスを受けたというわけです。
 
石井竜生氏の栄光学園の先輩である近衛忠氏(近衛家当主、日本赤十字社社長)を肴に酒を飲んだ様子が書かれています。
 
ところで、この「元文部官僚のOK氏」は、教科書検定への新規参入だった自由社にとっては、アドバイスや情報(もちろん一般的な事柄です)を得ることができ、大変お世話になった人です。少し紹介しましょう。
 
OK氏は、文部省大臣官房政策課長などを歴任し、筑波大事務局長で退官した小口浩一(おぐち・こういち)さんです。
 
小口浩一さんの略歴(文科省資料などから)
昭和20年4月25日生まれ
早稲田大学法学部卒
45.4 官房人事課審査班
46.10 大学学術局大学課
49.4 同大学院係長
49.9 大学局大学課法規係長
51.9 初中局地方課専門職員
52.6 同教育委員会係長
54.4 福岡県教委指導第2課長
56.4 大学局大学課補佐
59.7 高等局大学課補佐
60.7 官房総務課審議班主査
61.4 助成局教職員課教員研修企画官
63.6 国立教育会館事務部長
元.7 学際局国際企画課教育文化交流室長
3.7 助成局視学官(併)総務庁青少年対策本部参事官
6.7 官房政策課長
7.4 名古屋工大事務局長
10.1 神戸大事務局長
12.4 筑波大事務局長
(退官後)
14.4 産業医科大常務理事
17.4 早稲田大教務部企画調査担当部長
(略)
  
東大卒じゃないのであまり偉くはなりませんでしたが、「つくる会」や自由社にとって頼りになる存在です。
 
先輩の小口浩一さんから連絡を受けている文科省職員の方、お尋ねしたいことがありますので、当ブログまでご連絡ください。
project-justice@mail.goo.ne.jp
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★藤岡信勝元教授、白表紙本見せちゃダメですよ

※この記事がアップされた後、比留間文彦さんは過去のブログを非表示にしました。

藤岡信勝元教授がどうしても教授を名乗り続けたかった事情について情報が入ってきました。藤岡元教授は井尻千男さんの後任の拓殖大学日本文化研究所所長の座を望んでいたようです。しかし藤岡元教授は井尻さん在任中の昨年3月で定年退職となってしまいました。拓殖大学教授の定年は一律に決まっていなくて、井尻さんはこの春、71歳で定年退職しました。藤岡元教授は65歳での定年退職ですから、早い退職時期が適用されたことになります。
 
目算が狂った藤岡信勝元教授としては、「拓殖大学教授」を勝手に名乗りつつ、本物の肩書を得たかったのでしょう。
 
そのあたりの事情のカギを握るのは藤岡信勝元教授が親しい比留間文彦という人です。比留間さんは東京都日野市の自宅の玄関わきの小屋で学習塾を開くかたわら、 英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム代表」 ←クリック という肩書を持っています。「英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム」。なんじゃそりゃと思いますが、要するにイギリスのウェールズ大学が海外の教育機関や企業に学位授与権限を与えるビジネスの、日本でのプログラムの一つです。「キャンパス」を探しましたが、立川市のビルの一室でした(701号室)。↓

千葉県流山市の井崎義治市長が選挙のときに「英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム教授」という経歴を使って、詐称だと問題になった←クリックこともありました。だいたいイギリスでは私立大学はバッキンガム大学だけであとは国立なのに、わざわざ「英国国立」と強調している時点でうさん臭いと思うのですが、学位ビジネスを論じるのが目的ではありませんので先に進みます。
 
比留間文彦さんは学習塾や学位ビジネスではなく大学を持つことが夢で、「比留間文彦の大学運営奮闘記!!」←クリックというブログを開設しています。今年の2月26日付←クリックに、前日に藤岡信勝元教授と会食した様子が書かれています。

≪夕刻からの最大の山場の会談では、某大学の理事長から同大学の学長就任を奨められました。同席された藤岡信勝先生は大いに賛成され、御自分は私のサポートに徹する、との御言葉です。
しか~し、私の望むのは理事長です。学長は藤岡信勝先生に就任頂く方針なのですがね(笑)。
私が体調不十分の中、藤岡信勝先生も某大学理事長も御元気で!馬刺し、天ぷらを肴に日本酒が大いに進んだ会合でした。
藤岡信勝先生からは、これから文部科学省の検定に供される前の教科書のゲラをお見せ頂きました。教科書作成の追い込みの忙しい時期に、私の思いを達成するために時間を割いて下さる藤岡信勝先生には感謝です。
いつも藤岡信勝先生は私を他者に御紹介下さる時は「私がこれまでに見て来た中で、最も馬力・技量がある学者です」と歯の浮く様なことをおっしゃるのです(大汗)。≫
 
比留間文彦さんは某大学理事長、藤岡信勝元教授の3人で会い、某大学理事長から「うちの大学の学長になりませんか」と言われ、“おれのなりたいのは理事長で、学長には藤岡信勝元教授になってもらいたんだけどなあ”…という日記です。学長になれるといいですね、藤岡元教授。
 
ところで、このブログにはとても重大なことが書かれていて、「藤岡信勝先生からは、これから文部科学省の検定に供される前の教科書のゲラをお見せ頂きました」と。つまり、自由社版教科書の代表執筆者である藤岡元教授は、現在検定中の教科書の白表紙本(製本されていたかどうかはともかく)を、申請前の2月25日、都内某所で比留間文彦という人(もちろん執筆者でも監修者でもありません)に見せたのです。
 
教科書検定が終わるまで白表紙本の中身を漏らしてはいけないというのは、あらためて記すまでもなく、教科用図書検定規則実施細則などで厳重に禁止されています。最悪の場合は検定中止にもなりかねないほど、文部科学省は厳しく対処しています。

【追記】文部科学省に問い合わせましたが、文科省が厳重な管理を求めている「申請図書の内容」には当然、申請前の白表紙本の中身(製本されているかどうか、全部か一部かはもちろん関係ない)が含まれているとのことです。
 
さて、藤岡信勝元教授が「私がこれまでに見て来た中で、最も馬力・技量がある学者」とベタぼめする比留間文彦さんはどういう人かとブログを見ていると、こんな交友関係がありました。
 平成21年9月4日付←クリック
 
比留間文彦さんは「英国国立ウェールズ大学大学院歴史プログラム」の開設を計画し、そこに知人の宮地正人氏(前国立歴史民俗博物館館長、東大名誉教授)を招聘しようとしているのです。
 
宮地正人。ご存じ左翼歴史学者で、扶桑社の教科書が最初に検定に合格したときに批判を展開した中心人物です。
「諸君!」平成14年2月号の秦郁彦氏の論文によると「左翼歴史団体の『御三家』を束ねつつ政治運動に精を出す」人だそうです。

 
 藤岡信勝比留間文彦宮地正人
 
という人脈図を見て心配になります。
 
藤岡信勝元教授が漏らした自由社版教科書の検定申請前の内容は、どこに流れたのか、流れないのか…。
 
(つづく)

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★藤岡信勝元教授「正論」7月号でも肩書詐称

※この記事は産経デジタルのイザ!ブログに掲載されたもののアーカイブです。

「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長が昨年(平成21)年3月で拓殖大学を退職し、その後は非常勤の客員教授でしかないのに、1年余りにわたって「拓殖大学教授」の肩書で執筆活動などを続けている―と5月24日にスクープしたところ、何者かに抗議を受けた産経デジタルが27日にブログ全体を閲覧不能にしてしまいました。
 
その矢先、きのう発売された「正論」7月号を見て仰天しました。藤岡信勝元教授は懲りずに「拓殖大学教授」の肩書で登場しています。
 
ははーん。まさか産経新聞社も肩書詐称に加担しているのですか? それで、あわてて言論統制したのですか?
 
そういえば、5月24日付の1面記事をはじめとして、産経新聞がこの1年余り藤岡信勝元教授を「拓殖大教授」として紹介してきた記事の訂正記事は掲載されていません。
 
産経デジタルには前回エントリーのどこが事実でないのか問い合わせていますが、お返事はありません。前回書いたことを再掲します。
----------------------------------------
「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長が、拓殖大学を退職しているにもかかわらず、1年余りにわたって「拓殖大学教授」と肩書を詐称し続けていることがプロジェクトJ特別捜査本部の調べで分かりました。子供たちに配られている自由社版教科書の著作者欄にも詐称した肩書が掲載されています。
 
読者の皆さんは「えっ? 藤岡先生は拓殖大学日本文化研究所教授でしょ?」「きょう(5月24日)の産経新聞にも『拓殖大教授』で登場してるぞ」と思うかもしれません。
 
拓大のホームページ←クリックで教員検索してみてください。

拓殖大学によると、藤岡信勝氏は65歳だった昨年(平成21年)3月で拓殖大学を退職し、その後は非常勤の客員教授でしかありません。ところが、藤岡氏は昨年4月以降ずっと「拓殖大学教授」と肩書を詐称して仕事をし続けています。ちょっと検索しただけでも、
 ・『WiLL別冊 歴史通』平成21年7月号
 ・『正論』平成21年8月号
 ・『WiLL』平成21年8月号
 ・『正論』平成21年10月号
 ・『WiLL別冊 歴史通』平成21年10月号
 ・『WiLL』平成21年12月号
 ・『産経新聞』平成21年7月8日付
 ・『産経新聞』平成21年10月24日付
 ・『産経新聞』平成22年2月1日付
 ・『産経新聞』平成22年5月24日付

などなど、です。1回くらいならミスで済まされますが、これだけ続くと確信犯です。
 
チャンネル桜も「拓殖大学教授」で出ています。

一番最近は15日放送のこれ←クリック。30日の講演会のチラシ←クリックも「拓殖大学教授」。
 
「つくる会」ホームページの役員紹介欄も「拓殖大学教授」「現在、拓殖大学教授」。
証拠隠滅される前に保存しました。←クリック
 
最も悪質なのが、文部科学省の検定に合格し税金で購入されている自由社版の中学校歴史教科書に、詐称した肩書を掲載させていることです。

自由社版の検定合格は平成21年4月3日
市販本の発売日は平成21年5月30日
供給本の発行日は平成22年2月1日
 
すべて拓殖大学を退職した後の日付です。しかし「拓殖大学教授」となっています。横浜市などの教科書採択は、代表執筆者が肩書を詐称した見本本を基に行われたことになります。
 
これらの事実について拓殖大学の担当者は「気付きませんでした…。藤岡先生は退職して昨年度から非常勤の客員教授です。客員教授が教授を名乗ることはあり得ません」と困惑。「調べてみます」と調査の意向を示しました。
 
藤岡信勝元教授は「自分は詐称していない。編集者やディレクターのせいだ」「直せと言ったのに、どいつもこいつも直さなかったんだ」と言い張るつもりでしょうか? それとも、慰安婦や集団自決の「広義の強制」みたいに、客員教授は「広義の教授」だと…。客員の契約が切れたときに「このたび拓殖大学を退職しました」とあいさつするつもりだったのでしょうか。
 
「嘘八百」と言います。一度嘘をつくと、それを取り繕うために800回嘘をつかなければなりません。このまま隠し通して、「藤岡先生、拓大の定年は何歳ですか?」と聞かれたら何と答えるつもりですか? だから私たちが嘘から解放してあげました。
 
肩書詐称は研究者として致命的な不祥事です。論壇からも運動からも潔く去ることをお勧めします。
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★スクープ! 藤岡信勝は肩書を詐称している

参院選が近づいてきました。1週間前まで「新しい歴史教科書をつくる会」理事だった岡野俊昭氏(前千葉県銚子市長)が日本創新党から比例代表で出馬します。岡野俊昭氏は市立総合病院を「必ず残します」と約束して市長になったにもかかわらず診療を休止して、公約違反だとリコールされ、出直し市長選で落選しました。参考サイト←クリック (岡野氏は日本教育再生機構機関誌に登場したこともありますが、再生機構も相変わらず人にだまされてますね)
 
また、大阪選挙区から出馬する浜野夕希子(濱野夕希子、浜野ゆきこ)氏は「新しい歴史教科書をつくる会」理事の濱野晃吉氏の娘です。そんなわけで、「つくる会」の一部会員は参院選で日本創新党を支援するそうです。
 
岡野氏や浜野氏の擁立が発表された13日の日本創新党の記者会見には「新しい歴史教科書をつくる会」事務局長・鈴木尚之氏の姿もあったそうです。その件については下記に興味深い情報があります。
 二階堂ドットコム(5月15日)←クリック
 二階堂ドットコム(5月18日)←クリック
 
「つくる会」の皆さん。政治にかかわるなら、嘘も証拠隠滅もない正直な政治を実現してくださいね。

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前置きが長くなりました。
 
「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長が、拓殖大学を退職しているにもかかわらず、1年余りにわたって「拓殖大学教授」と肩書を詐称し続けていることがプロジェクトJ特別捜査本部の調べで分かりました。子供たちに配られている自由社版教科書の著作者欄にも詐称した肩書が掲載されています。
 
読者の皆さんは「えっ? 藤岡先生は拓殖大学日本文化研究所教授でしょ?」「きょう(5月24日)の産経新聞にも『拓殖大教授』で登場してるぞ」と思うかもしれません。
 
拓大のホームページ←クリックで教員検索してみてください。

拓殖大学によると、藤岡信勝氏は65歳だった昨年(平成21年)3月で拓殖大学を退職し、その後は非常勤の客員教授でしかありません。ところが、藤岡氏は昨年4月以降ずっと「拓殖大学教授」と肩書を詐称して仕事をし続けています。ちょっと検索しただけでも、
 ・『WiLL別冊 歴史通』平成21年7月号
 ・『正論』平成21年8月号
 ・『WiLL』平成21年8月号
 ・『正論』平成21年10月号
 ・『WiLL別冊 歴史通』平成21年10月号
 ・『WiLL』平成21年12月号
 ・『産経新聞』平成21年7月8日付
 ・『産経新聞』平成21年10月24日付
 ・『産経新聞』平成22年2月1日付
 ・『産経新聞』平成22年5月24日付

などなど、です。1回くらいならミスで済まされますが、これだけ続くと確信犯です。
 
チャンネル桜も「拓殖大学教授」で出ています。

一番最近は15日放送のこれ←クリック。30日の講演会のチラシ←クリックも「拓殖大学教授」。
 
「つくる会」ホームページの役員紹介欄も「拓殖大学教授」「現在、拓殖大学教授」。
証拠隠滅される前に保存しました。←クリック
 
最も悪質なのが、文部科学省の検定に合格し税金で購入されている自由社版の中学校歴史教科書に、詐称した肩書を掲載させていることです。

自由社版の検定合格は平成21年4月3日
市販本の発売日は平成21年5月30日
供給本の発行日は平成22年2月1日
 
すべて拓殖大学を退職した後の日付です。しかし「拓殖大学教授」となっています。横浜市などの教科書採択は、代表執筆者が肩書を詐称した見本本を基に行われたことになります。
 
これらの事実について拓殖大学の担当者は「気付きませんでした…。藤岡先生は退職して昨年度から非常勤の客員教授です。客員教授が教授を名乗ることはあり得ません」と困惑。「調べてみます」と調査の意向を示しました。
 
藤岡信勝元教授は「自分は詐称していない。編集者やディレクターのせいだ」「直せと言ったのに、どいつもこいつも直さなかったんだ」と言い張るつもりでしょうか? それとも、慰安婦や集団自決の「広義の強制」みたいに、客員教授は「広義の教授」だと…。客員の契約が切れたときに「このたび拓殖大学を退職しました」とあいさつするつもりだったのでしょうか。
 
「嘘八百」と言います。一度嘘をつくと、それを取り繕うために800回嘘をつかなければなりません。このまま隠し通して、「藤岡先生、拓大の定年は何歳ですか?」と聞かれたら何と答えるつもりですか? だから私たちが嘘から解放してあげました。
 
肩書詐称は研究者として致命的な不祥事です。論壇からも運動からも潔く去ることをお勧めします。
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