満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

社長のスケジュール

2008-04-30 | 会社のハチャメチャ
なんでも…
ゴールデンウイークって言うのは
4月の26日土曜日から始まっているらしいが…
皆様、いかがお過ごしであろうか?

私の知っている大企業などは
4/26~5/6までズラ~っと休みで
「11連休」の会社もあるようだ・・・(羨ましい~)
かくいうウチのダンナ様も
5/1~5/6まで「6連休」である・・・

で…私が勤めている会社は…っと言えば…
5/3~5/6までの「4連休」である
カレンダー通りなんだもんな~~~(トホホホホ)

ま、ソレよりも少ない会社もあるんで
それはソレとして毎年受け入れるしかない(笑)

しかし、本当に羨ましいと思うのは
GWに仕事をして平日に休むってな方である
コレに限るんだがの~~~(笑)
結局GW中は、何連休になろうとも…
どこへ行っても混雑が予想される
そんな時は会社に出て仕事をするのが一番「楽」なんである
そいで…皆が働いている時に休むと
何処も空いていて値段も安い(笑)

で、誰が我が社のGWの休みを決めたかと言えば
そりゃ~社長なんである

その社長のスケジュールってのが今年の初めから
社員の誰でもが見ることの出来る
会社のシステム上に掲載されるようになっている

社員の誰でもが見れる場所…である。

そこにウチの社長はこともあろうに
自分でお決めになった会社出勤日の3日間全て

「ゴルフコンペ」

っと自らお書きになったのである。。。。。。。

いいさ~~ゴルフコンペに出かけたってさ~
それが接待で仕事で後々の会社の利益に繋がる可能性があるならさ~
そりゃ~ゴルフコンペに参加するのも仕方あんめぃ~
してもさ~ソレをスケジュールにデッカク書くか~
社員のみ~んなが見れる場所にさ~
2月からズーっと忙しくって
連休中も会社に出て働こうってな社員が大勢居るのにさ~
社員のみ~んなが見れるところに、よく書けるよな~~

人の上に立つ人って
そんなに凄い力がなくてもイイと思う
だけど三国志に出てくる劉備玄徳のように
若い頃は遊びほうけておっても人の上に立つ人は
人を何より大切に考えるもんである
諸葛亮孔明を自身の傘下に入れる為に行った「三顧の礼」が良い例である
人が人に惚れる時、人は思わぬ力を発揮するもんだと思う
人に惚れられるような器の大きさが
人の上に立つための唯一の「登竜門」ではないのかの

それが少しでも我が社の社長の頭にあったなら
スケジュールに3日間連続で「ゴルフコンペ」とは書けないと思うのだが
せめてゴルフコンペかな?なんぞと書いて
お茶を濁し笑いが欲しかった(ハハハハハハ)

GW中のメチャ混雑している渋滞道路を抜けて
金額がメチャ高くエライ混雑したゴルフ場に予約を入れた
私だからこそのグチかもしんないがの(笑)


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雨柳堂夢咄(其ノ十二) 作:波津彬子

2008-04-28 | 漫画紹介


以前も紹介したが波津さんの「雨柳堂夢咄」に新作が登場した
以前の記事はコチラからどうぞ~

現在「雨柳堂夢咄」は雑誌ではお休み中
そして単行本として出たのは2年ぶり
波津さんの事情によると…何やら大人の事情があるとか(笑)
漫画読みを生業にしている私らは
多分人より気が長い妖怪が多いので…大丈夫
待ちますよ~何時までも(ハハハハハハハ)

今回はいつもよりも多い九本のお話が収録されています
中でも私が好きだな~っと思った作品は
「風にのる」

生まれた時に母親が亡くなり
3歳の時に父親が亡くなった足の不自由な少年が
お祖父さんとお祖母さんに育てられ
近所の子供らにイジメられながらも、一生懸命に生きていた

お祖父さんの家は武士の出だったので
摩利支天を守り本尊としていた
そしてお祖父さんは不憫な孫に、この神様が守って下さるっと
いつも、いつも言って聞かせていた

「よいか、おまえは
足のことを恨んだりひがんだりしてはいかんぞ
そんなふうに生まれついたのも
おまえが乗り越えられる強い者だからだよ
世の中に出ればもっと辛いこともある
人よりたくさん勉強しなさい
それがお前の力となる」
そうお祖父さんは子供を諭していた

それでも彼は時々だが…自分の足が恨めしく感じる事があった

ある日、少年が外へ出ていたときにお祖父さんが亡くなってしまった
少年はお祖父さん危篤の知らせを聞いたが
足が思うように動かず間に合わなかったのだ
お祖父さんに「恨むな」っと言われても
やっぱり思う様に動かない足がうらめしかった

原っぱで思わず悲しさと悔しさとで泣いていると
そこへ、彼方空から大きなイノシシに乗った童子が現れた

「お前・・・泣いているのか?」
っと言いながら少年をイノシシの背に乗せ
イノシシと少年と童子は空を駆け巡ったのである

雨柳堂ってな骨董屋の話にしてはファンタジーってな展開であるが
長じて足の不自由な子は書画の達人となった
彼の作品の中に陶器で作ったイノシシの香炉がある
そのイノシシの背には童子が乗っておった

この香炉をめぐるお話が「風にのる」である
摩利支天はイノシシに乗って空を飛ぶと言う

作者の波津さんはイノシシ年の生まれ
かくいう満天さんもイノシシ年生まれである

猪突猛進なんぞと言うが…デッカイ猪の背に乗って
ビューっと空を飛びたいな~なんぞと思う

他八本の作品も至宝の作品である
ぜひ、機会があれば読んでみてくだされ~





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陶芸作品発表~

2008-04-25 | 作り物のハチャメチャ
またまた作品が出来上がって来たのでUPする…
正直…「コレ!最高!」
ってな作品は皆無であったのだが…
序々に感を取り戻しつつあるようだし…
それに…プロではないのでヘタッピーな作品でも
割らずに全て使う!(ガハハハハハハ)

蓋付きのマグカップが欲しい~ってな
ダンナ様の要望で作ってみた




コレだと多少の茶渋が付いても解らんだろう~っと思って作ったが
最初っから茶渋が付いているみたいで
「イヤだ」っとぬかしやがった・・・
休み前に持って帰ってくるカップの汚さに比べたら
ぜ~んぜん、キレイに見えるがの~~~
内側釉薬のタレ幅が広過ぎた…かもしれん…(笑)

腕を磨く為に作ったお茶碗
お茶碗がキレイに作れるようになったら一人前じゃ~


小鉢として使おうっと思ってマグカップと同じ色にしてみた~
細竹(姫竹)を塩をふったダシ汁で煮たものを入れてみた
白い色がキレイに見えるの~

コレも腕磨きの為に湯のみを作ってみた
だいぶ感が戻ってきて薄く作れるようになって来たみたいじゃ~



チョイト陶芸らしく石灰に弁柄で筋を付けてみた~
ん~雰囲気が出て来たぞ~~(笑)


出た~~~失敗作・・・(ガハハハハハハ)
高台を薄く削り過ぎ、内側中央が浮き上がってしもうただ~
んで…色を「ナマコ」で青にして、カギ入れにしちゃいました~
いつも縄跳びをしているお気に入りのキーホルダーです(笑)



せっかくなので買ったのやら、作ったのやら
手作り作品に色々と入れて並べてみました~

白菜の漬物と鮭とイクラの粕漬けと
キュウリのナラ漬けは買っただ
ガンモの薄煮と玉ねぎドレッシングのサラダと姫竹は作っただ
鳥のから揚げは買って来て甘酢に玉ねぎの細切れを入れて煮込んだだ

今日はコレに千葉県産のハマグリのお吸い物と
五目御飯を作り賑やかな晩ご飯となりました
一杯並ぶと幸せを感じるのは何故だろうか~

いつか…全部、成功作品の器で食卓を彩るコトが出来ますよう~に~

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「夢をかなえるゾウ」 作:水野敏也

2008-04-24 | 本の紹介
ある日、本屋に大量の本を買いつけに行った私の目に
(注:満天さんは業者ではありません)
入り口付近のワゴンでテンコ盛りになっていた黄色い帯の本が目に入った
ワゴンに乗っていると主婦の悲しい性か
「安売りかい?」っと思い近寄ってしまう
そんな雰囲気で買ってしまったのがコノ本である
(注:ワゴンに乗っていてもセール品ではなかった…)



インドの神様に「ガネーシャ」ってな名前の
ゾウの神様が居るのを知っているだろうか?
ある日、主人公の「僕」がセレブのパーティーに潜り込み
自分とたいして年齢の変わらぬ輩が大層リッチに暮らしているのを見て
羨ましいやら自分が情けないやら~
で…しこたま酔っ払いクダをまき、記憶をなくして翌朝目覚めると
「コイツ」が枕元に居たってなお話である(笑)

まぁ~一応神様なんで、色々なサイズや形に変身出来るみたいだが
基本の姿はデカイ「ゾウ」なもんで
「食いっぷり」も「食い意地」も超ド級
食い物へのこだわりは「グルメ評論家」を遥かにしのぐ
なかでも好物の缶詰の「あんみつ」が在庫切れをおこしていようものなら
中毒症状をおこす

タバコも吸うしパチンコもやる
言葉はなぜが大阪弁だし
態度もデカイ
大阪弁丸出し状態で色々な導きの言葉を言うのだが
大阪弁の悲しいサガか…なんだか胡散臭い(笑)

さて…前に述べたがコイツは一応神様である
主人公の「僕」がセレブでビックな人間になるために
色々と教え導いてくれると言う

姿形と物腰から「うっとおしさ」を感じたので断ったが…
ニュートン・モーツァルト・ピカソに孔子・・・・
最近ではビル・ゲイツ君まで彼が教えたという…
「変わりたい」のか「変わりたくないのか」っと迫ってくる
「変わりたい」のは本当だけど…いつも3日坊主だし…
っと渋っていたが…
大阪弁の押し売りは強い!
で…「僕」はガネーシャと契約を結んでしまった

ガネーシャは毎日「僕」に一つ課題を出す
なんだ~学生みたいじゃないかっと思ったのもつかの間
最初の課題を聞いて仰け反った
「君、自分の靴を磨きなさい」
コイツはミョーに気取ると標準語を話す
大阪人が気取ると標準語を話す時があるが
話す方も聞く方も何だかコソバユイ
次の課題は「君、トイレ掃除をしなさい」だった
ホントウにコイツの言うコトを聞いていて
僕はセレブになれるのだろうか~~~~~~~~

ってな本である(笑)

最初は、身だしなみと整理整頓から始まり
自分の小さな周りを変える

そこから自身の内面探しの課題へと変化する
自分の事を他人はどう見ているか?
自分が思っていた自分と、他人から見た自分の違いを明確にしていく

自分の事が解って来たら自分が良いと思う人の真似をし
自分が理想と思われる人や物事の流れを自分の物にしていく

そして自分の中で埋もれていた「夢」を掘り起こし
それに向かって何があってもへこたれず邁進するのである

でも…これだけでは…やっぱり3日坊主である
そこで「僕」にはガネーシャというお目付けがビッチリとくっ付く
が…読者にはガネーシャは居ない
ソコが味噌と醤油であろうと思う(笑)

そこで作者は読者に向かい
本当に「変わる為」には「とびっきりの不幸」が必要だっと言うのである
解り易く変換すると「死んだ気になってガンバレ」である(笑)

こうやってザックリ書くと…たいした内容ではないように感じるかもしれん
んでも…
多分心にグっとくる言葉が満載されている
誰もが一度は漠然と思い描いたモノが、言葉としてハッキリと表わされている

普通はココで良かった~っと思った言葉を書くのかもしれんが
あえて書かん
「コレ、沢山売れてる本だし古本屋にも出回ると思うねん」
「一日、一課題を立ち読みしても行けると思うねん」
「変わりたいっと思うんなら自分で読めば良いねん」
って…ガネーシャなら言うと思うねん(ガハハハハハハ)
注)北海道弁を話す人間が大阪弁を真似すると…大阪人より胡散臭い(笑)

あっ、最後に…
ワシ…3日坊主って嫌いじゃないのだ
3日で辞めちゃったコトは残念だけど
3日だけでも何かをやろうと決めてやったんだから
ソレ、凄いんちゃうかな?
何にもやらないより全然イイ~っと思う
今度は4日坊主にすればイイってだけっしょ(笑)

本当にやりたい好きなコトに、まだ出会ってないだけだと思う
それには3日坊主でもやってみなけりゃ~好きか嫌いか解らんっしょ

それと…死ぬ気で頑張った人も1ヶ月坊主かもしれんしょ
1年坊主かもしれんし、10年坊主かもしれん(笑)

ただ、一度死を意識した人はやっぱ凄い
私らが「ダメだ~」っと諦めて
心の奥深くへ追いやってしまった、本当にやりたかった夢でも掘り返し
たとえ完結出来なくっても「やってみよう」とする
実現出来る、出来ないって事よりも
「やってみたんだ」っという過程を重視する

何をやりたいか?っと漠然と考える時間の無駄を省き
残された時間で、いったい自分に何が出来るのか?っと
心を方向転換することにより、実現への道のりを確実なものとする

「死」って終わりが見えちゃったから
「悔い」を残したくないんだと思うんよ

私らもこうして生きてる以上
残り時間を食いつぶしているのは一緒なんだけど
実感が湧かない分、現実感がない

人間ってやっぱ「いざ」っとなると底が知れない
それに面白い
そして、やっぱ、大好きだわ

私しゃ、ヘタなインドのゾウに導かれるよりは
大好きな人間を見て学びたい

同じ本のレビューを「作太郎さん」もされています
同じ本でも見方が違うから面白いよ~

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弟と「のっぺら」…最終回

2008-04-23 | 昔話のハチャメチャ
月曜から続けている私の弟「満月」と「のっぺら」の最終回である
本当にこんなクダラナイ話に3日も付き合っていただき
申し訳ない
ところで…今日が初めてってな方がいらっしゃいましたら
どうか二日前の下記事から読んでくれるとありがたい
色々と注文を付けてしもうてすまんの~~



前回、ウルトラマンに「鼻がない~」っと大泣きした弟満月は
いったい…誰に似たんじゃろうってな程、気が弱い

だいたい内地(本州)から一攫千金を夢見て北海道へ渡って来た
博徒な祖父の代から、満天家のメンバーは全員気が強いのだ
しいて探すなら…満月君の母親はお嬢様育ちであるので
少々オットリしてはおるがの~しかし、性格はすこぶるキツイしな~(笑)
母方に誰ぞ気の弱いヤツが居ったのかもしれん

ケンカに明け暮れ生傷の絶えない姉に相反して
弟満月は家で静かに人形遊びなんぞをするようなヘナチョコ男であった

毎度、「鼻が無い~」っと大泣きして
「帰ってきたウルトラマン」のTV放送を見られないのは我慢ならんので
なんとか彼に「線だけの鼻」を認知させようと姉は必死に考えた

黄金バットやウルトラマンが怖いと言うくせに
黄金バット出演の悪役、黒い布をかぶったナゾーは怖くないし
藤子不二雄作「オバケのQ太郎」に対しては
むしろ好きだという所に着目した姉は
古いシーツを頭からかぶり「のっぺら」っという怪人を登場させた(笑)

ウルトラマンの線だけしかない鼻を怖がる満月に、免疫を付けるため
シーツをかぶり鼻がくるであろう位置にマジックで線を書き
目の位置には、コチラは満月お気に入りのオバQのパッチリ目を書きいれ
ここに「のっぺら」が誕生したのである

「のっぺら」が出入りする場所は押入れである
押入れには「のっぺら」の世界と我等の世界を結ぶ
不思議な出入り口があるのだ
このあたりの設定はディズニーのモンスターズインクに似ておるが
私の方が古いのでパクったのはアッチである(笑)

ただし…「のっぺら」が出現するには「姉」を人質に出さなければならぬ
そりゃ~そうだ・・・姉と「のっぺら」は同居できないのだから(笑)

かくして「のっぺら」は姉を人質に取り、押入れから満月君のもとへ出現した
現れる時は…押入れの奥からブキミな声で
「のっぺら~ほほほ~~~い」ってな変なフシが付いた歌が聞こえる

最初、ギャーギャー怖がっておった満月に
「線だけの鼻」は怖くないんだぞっと教えるのに多少時間が掛かったが
何度か「のっぺら」を出現させ色々と話しているうちに
気の強い姉には考えられない誤算が生じて来たのである

しんじられない事にコノ「のっぺら」を満月はエラク気に入り
暖かな友情みたいなもんを持つようになってしまったのである

「のっぺら」が押入れに帰ろうとしても
「帰るな」っと言う
「姉が戻ってこられなくなるぞ」っと言っても
「のっぺら」が居ればイイなんぞと言いやがる!

姉があれほど「よこせ!」っと言ってもくれなかった
ビスコのお菓子まで簡単に手渡すほどである

いつも乱暴な姉より…
しつこく静かに「線の鼻は怖くない」「これが結構~役にたつ」など
座って静かに話す「のっぺら」の方が彼にとっては良かったらしい・・・

これは…潮時かもしれんと考えた姉(のっぺら)は
「もう…満月君に会いにはこれない」っと伝えた
理由は…
ハワイに転勤するからである・・・
当時ハワイは夢の島じゃった~
また、自営業の我が家にとってサラリーマンの転勤も憧れじゃった~(笑)

ビ~ビ~泣きじゃくる満月に最後に一言声をかけた
「もう…線の鼻は怖くないじゃろう?」
泣きながらデカイ頭をコクンっと前に倒したのをシッカリ確認し
「のっぺら」は押入れに去って行ったのである

無事に押入れから戻ってこられた姉を完全に無視し
いつまでも、いつまでも押入れの前にチョコンと座ったまま泣き止まない満月
デカイ頭に付いておるチッコイ目がボッコリ腫れてしまい
泣かせたことが親にバレ、姉はしこたま叱られてしまった

オマケに…古いと思ったシーツは時々来るバー様が使うシーツじゃった・・・

とにかくその後、姉は無事に「帰ってきたウルトラマン」のTV放送を
心ゆくまで堪能できたことは言うまでもない

が…気の弱い弟を持つという事がどういうコトかってのを痛感したのは
その一年後から始まった「仮面ライダー」の放送時であった
トンボを擬態化した仮面ライダーをワクワクして眺めておった
姉満天の後ろから、またぞろ大きな叫び声があがったからである

そのお話はまた今度ってコトで…(笑)
実は仮面ライダーには、かなり手こずった(ハハハハハハ)

時々…彼は今でも押入れをジーっと眺めておる時がある
姉、イコール、のっぺらとの認識はないのかもしれん
底抜けのお人好しである(ガハハハハハハ)



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弟と「のっぺら」…②

2008-04-22 | 昔話のハチャメチャ
さて…昨日話した〔弟とのっぺら①〕の続きである
まだ読んでなかった人は申し訳ない。
下の記事から読んでくだされ~~~



弟の満月君が生まれた昭和42年といえば
ベトナム戦争で「枯葉剤」が散布され
中国では水爆実験が行われ、世界で4番目の核保有国となり
戦争が終結して20年ほど経ったが
世界ではまだまだ不穏な動きが見え隠れしていた時代であった

漫画の世界では手塚治虫氏が漫画雑誌「COM」を創刊し
沢山の漫画家を輩出するきっかけとなった
TVではカラー配信がはじまり
いままで白黒だった世界に色が与えられ
物事の描写がよりリアルに感じられるようになった

当時、私が夢中になっていたTVアニメは
「リボンの騎士」と「黄金バット」
特に黄金バットは紙芝居の頃から大好きな作品であった
が…黄金バットの宿敵の目が四つもあるナゾーは平気なくせに
正義のヒーロー黄金バットがTVに現れると満月君が泣くのである
「けったいなやっちゃな~」っと思ったが
確かに金ピカドクロにアバラボネを露出した容姿は
赤子が泣くに値するかもしれん(笑)

と、あまり気にも留めていなかったが…
その後、満月君が3歳になった頃に事件が起こったのだ

満月君が生まれた頃に始まり一年ほどで終了してしまっていた
ウルトラマンが帰って来たのである
そのタイトルも「帰ってきたウルトラマン」であった
私はウルトラマンの前の番組「ウルトラQ」からの常連であったので
ワクワクして第一回目を見ておった

前作「ウルトラマン」で登場していたムラマツキャップにハヤタ隊員も
番組設定上は引退した事になっていたが出演しており
私のボルテージは最高潮に達しておった

初回放送は怪獣が大挙して押し寄せていた
中でも私の大好きだったヘドロ怪獣「ザザーン」も出演しており
私は夢中になってTVにかじりついておった

主人公「郷秀樹」(郷ひろみ+西城秀樹の安直ドッキング名前)は
怪獣に襲われていた子供と老人を救うため命を落としてしまう
その一部始終を見ていたウルトラマンは(遠くから見ていただけ…)
「郷秀樹」を哀れに思い自身の生命を渡し、
彼をウルトラマンとして蘇らせたのである

「郷秀樹」を助けるウルトラマンの顔が
TV画面一杯に広がった~って所でTVを見ていた私の後ろから
怪獣「頭デッカチなまはげ」の叫び声が聞こえた
振り返ると満月君が、あのデカイ頭を左右に振りながら
まだ箸も使えん不器用な小さな手で
TVに映っているウルトラマンをしっかと指差しながら
シンジラレナイ言葉を発っしておった
「コワイよ~~~~」

「ナ・ナニがじゃ~~」

遥かM78星雲から地球を守る為に飛んで来てくれた
ウルトラマンの何処が怖いんじゃ~~~っと怒鳴る姉に
満月君はしゃくりあげながら答えた

「だって…鼻がない~~」

バカかオマエは!
良く見ろ!顔の真ん中に薄く線が見えるじゃろう!
コレが鼻じゃ!鼻はあるんじゃ!
だいたい黄金バットの悪役ナゾーだって目ばかり多くって
鼻なんぞ無かったじゃないかっ!

っと言ったが全ては無駄であった…

弟の大泣きに頭を抱えた継母が、TVのチャンネルを変えて終わってしまった
記念すべき「帰ってきたウルトラマン」の第一回目が見れなかった・・
しかも…執拗に抗議した姉を茶の間から追い出す継母の一言
「宿題やったの?」

だいたい…学校から帰って来て、ご飯を食べ
やれやれとくつろいでTVを見ている小学生が
宿題なんぞしている訳がない・・・・

しぶしぶ子供部屋に戻り宿題を手にした私は
このままでは一生ウルトラマンを見る事が出来ないっという恐怖を
なんとか解決しようと宿題そっちのけで考えた

そこで考え出されたのが「のっぺら」であった

つづく

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弟と「のっぺら」…①

2008-04-21 | 昔話のハチャメチャ
久々の昔話のハチャメチャシリーズである…
続くので…メンドーな人はスルーしてくれ~~

私には一人弟が居る
名前を「満月君」と言う
歳は7歳離れておる
私の母は父の一番最初の妻
満月君の母は、間に一人置いて父にとって3番目の妻である

小学2年の初夏、学校から帰ると満月君は産まれておった
家族総出で病院に見に行ったが、彼は人間ではなかった
猿でももっと可愛いだろうってな代物であった
同じように並んだ他の赤ちゃんの可愛らしさを横目で眺め
ひときわ頭がデカく赤ムケた猿もどきな弟に、立ち眩みを覚えたもんである

まぁ~最初、ひときわ可愛い赤ちゃんを見て
「コレが我が家の新入りだ」っと言った父の言葉を鵜呑みにし
全員で「可愛いね~」「目元は満天似かね~」
なんぞとワイワイやったのがいけない

一度可愛い物を見た目は、ソレ以下の物を拒否してしまうもんである
実際本物の満月君を見た瞬間、全員が無口になったとしても…いたし方ない

そんな人間もどきの満月君であったが
成長と共に人間らしさを取り戻してきた

相変わらず頭はデカく異様さを放っておったが
その頭に、ラーメン丼の図柄の様な巻き毛が生えてきて
赤むけた肌も乳色に変色していった

乳の出が悪かった継母に代わり
森永の粉ミルクを作っては、与えていたのは私である
森永の商標エンジジェルを見ながら
巻き毛といい、白いムチムチした体といい
同じ分野のモノを持っているハズのコイツは
何時になったらエンジェルに変身するのだろうか?っと
ミルクを湯銭しながら思ったものである

とはいえ…あの顔のヘチャむくれた犬…フレンチブルドックでさえ
飼い主は可愛いと言う
世話をしながら「飼う」と、それなりの愛情が湧くらしい…

ミルクにオムツ、添い寝…ありとあらゆる世話をしておったが
「愛情」っと言うものが生まれて来たのは
満月君が「歩行器」に乗り出した頃まで「おあずけ」であった

「歩行器」っという代物が今でもあるのかは解らんが
「歩行器」とは、丸いドーナツ型で足にキャスターが付いた
赤ちゃん用の歩行補助器である

何度も言うが、頭が異様なデカさを誇っておった満月君は
寝返りの段階から苦戦しておった
ハイハイの段階では、頭が地面から上がらず三点ハイハイ状態であった
立ち上がっても頭が重く、つたえ歩きすら出来ない

歩くことを諦めたのか、彼は「ウンチ」をいきむ時のみ立ち上がり
いきみ終わるとドシンと座るという暴挙に出た
紙おむつなんぞ無かった時代である
布にこびり付いたウンチをバケツで漬け置きするために
部屋中に異様な匂いが立ち込めてしまっておった

それまで歩みの鈍い「ゾウアザラシ」を笑って見ておった両親も
これには閉口したらしく足腰を鍛えようっと買ったのが歩行器である

水を得た「ゾウアザラシ」は部屋中を駆け巡った
何よりも何時も面倒をかけている姉にベッタリとくっ付き
片時も離れようとはしない

あの時も…目の端に映った姉の姿を追いかけ
歩行器で走り出した「ゾウアザラシ」は
日本家屋特有の段差にキャスターを取られ思いっきり転んだ
歩行器に乗った状態で転んでも大きな円形のテーブルが付いているので
そんなに痛くないハズであったが…

何度も何度も言うが、この「ゾウアザラシ」の頭はデカイ
どうすればそんな転び方が出来るのか?っと思ったほどの転び方をした
逆さまになり頭を床にシコタマ打っていた

大泣きしている「ゾウアザラシ」を助け起すと
そこで産まれて始めてコノ物体は言葉を発した
「ね~ちゃ~」

赤子が初めて発する言葉で一番多いのは
「食い物」と「母親」の同義語である「マンマ~」であると聞いていたので
「ね~ちゃ~」っと彼がしゃべったとたん
私の目には「ゾウアザラシ」が「エンジェル」に変幻して見えた
キラキラとした姉弟に愛が生まれた瞬間である

その後、涙と鼻水とヨダレにまみれた弟の顔を見て
瞬間的な愛は消えたがの~~

つづく

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たれぞ~宅とコラボ

2008-04-19 | 日々のハチャメチャ
先日…カツを食べに行ったら
隣のテーブルの人が、カツを地面に落っことした。
どうするんだろうな~っと思って見ておったら
な・なんと…

店員さんを呼びつけて
「カツが落ちるように皿に乗っていたから落ちたじゃないか
新しいのを持って来い!」

っと言っていた…

驚いた(笑)

会社…水没する…かも

2008-04-18 | 会社のハチャメチャ
関東地方はこの所3日とあかず雨が降っておるだ
「春の長雨」とは良く言ったもんで
雨の日は寒く、晴れの日は暖かくっと極端なもんで体調管理が難しい

とはいえ…
もっと長くジメジメと雨が降り続く「梅雨」よりはマシだし
ジリジリと照りつける太陽と戦う「真夏」よりは過ごし易い(笑)

北海道から関東に出て来た私にとって
まずまず過ごし易い季節と言える

本日も朝から暴風雨が猛威を振るっておる
横風でバイクが蛇行するくらい凄い風であった
なんでも通常の春雨前線とは離れ、
独立した前線であるらしく今後の展開が読めないらしい
前線にも「自己中」が波及しているのかと思えば笑える

以前にも話たが…我が社は「毒の沼地」に建っておる
周りの住民が「あそこの土地は買っちゃダメだよ~」ってな
ドロドロな土地を安く購入し、支社を建てたのだが
地盤沈下により水道管にズレが生じ水が溢れ出る事件があった

水道管は直したものの、溢れた水を全部は吸い取れず
今でも地下には水がズブズブと溜まっておる
夏になるとボウフラが発生し「蚊」の天国となっているのだ

コレも以前から何度も話しているが
我が社の創始者である「会長」は超がつくド・ケチである
周りの住民が買わないような安い土地を手に入れることが出来たが
それで満足するようなヤワなケチではない

もちろん上物である建物を建てる時にも
あらゆる所を「ケチ」った

建物や土地をケチったとしても表面上は解らない
見かけは立派に見えるのだから・・・・(笑)

だが…こんな雨が降る時に我が社は大変なことになる

あらゆる所から
水が漏るのである


以前は3階の換気口あたりから漏る程度であった
それが一昨年あたりには3階の天井がズブズブになり
昨年には2階壁の継ぎ目から水が漏るようになった
そして今年は2階から1階までの階段の壁から雨が漏る

上からドンドンと水が下の階まで流れるようになってしもうた
地下には既に水が溜まっておるし
このままでは我が社は水没するのではないかっ!?っと
マジに社員がおののいておる

昨日、やっと会長が視察に見えた
昨日は「雨は降っていない」
いたるところの壁に雨シミが出来ておったが
気を利かせた社員の一人がセッセと拭き取ってしまっていた
「なんだ~たいした事ないじゃないか~」っと一言

本日はエライ雨が降っている
会長は遠く沖縄へ出張中・・・・・・・

今朝もセッセと社員達は新聞紙やボロ雑巾を壁際に這わせ
水漏れ対策に忙しい~

明日も雨だそうだが…休みの日
月曜は会長がお見えになるそうだが…晴れ
自分の目で確認しなければ大量な金を使えない
その性格・・・なんとかならんかの~~~

本日の満天語録
前線の「自己中」は笑えるが
ケチの「自己中」は笑えない



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ドク次長「かまいたち」に会う

2008-04-17 | 会社のハチャメチャ
「かまいたち」っと言えば…
私の大好きな作家である「宮部みゆき」さんの初期作品に
「かまいたち」っという江戸物の短編集がある

闇から現れ人を切ってまた闇に消える…そんな得たいの知れない辻斬りが
江戸の町の人々を恐怖のどん底に突き落とす
人々は姿の見えない辻斬りを「かまいたち」っと呼び恐れていた
そんな時、町医者の娘「およう」は帰りの遅い父を迎えに出て
「かまいたち」と遭遇してしまう
間一髪「かまいたち」から逃げ切れた「およう」であったが
翌日から彼女の周りに不審な出来事が・・・・
他3篇を収録した至宝の江戸物である
面白いので興味のある人は読むとよろしい

さらに「かまいたち」っと言えば…
1994年ファミコン発売のゲームソフト
「弟切草」の次の作品として注目された「かまいたちの夜」

平面な映像に文字が並び選択肢が表れ、どちらかを選ぶ事によって
ストーリーに変化が現れるっと言うゲームであった
テキトーな選択を繰り返すとオカルトっぽい最終章に突入してしまい
度肝を抜かれた記憶あり(笑)

さらに、さらに「かまいたち」っと言えば…

同じくゲームソフトの「ドラゴンクエスト」の中で
剣に特別な力を与える「かまいたち」ってな技があったな~~

怪談話で登場してくる「かまいたち」は3人セットでの登場が多い
親だったり兄弟だったり、関係は書物によって違っているようだ

旅人が歩いていると…
一人目の「かまいたち」が旅人を転ばす
で、二人目の「かまいたち」が旅人を切る
そして、三人目の「かまいたち」が傷口に薬を塗る
ってなズッコケ三兄弟の様な雰囲気を記憶しておる

冬の寒い日なんぞに外に出ておると
頬や手足なんぞがカマで切ったようにスパっと切れる事がある
これを総称して「かまいたち」っと呼び
上記のような小説やゲーム、怪談話がつくられた
科学的な原因は「真空」が作用しているらしいが
ナゼ「真空」が出来るのかは解らん(笑)

ところで…「真空」っと言えば「真空飛びヒザ蹴り」~
っと続けようと思ったが辞めた・・・
あんまり訳の解らん事を書いていると読者に嫌われる(ハハハハハ)

どうしてシツコク「かまいたち」の話をしたかって言うと
あの…映画バックトゥーザフューチャー出演の博士「ドクさん」っと
ソックリな我が社の「ドク次長」が…
昨日会社で「耳から血が出た!」っと言い大騒ぎしたからである

噴出している「血」を見せろっと言っても
テッシュでグ~と押したまま見せようとしないし
なにせ「耳からドクドクっと血が出る~」っと言うので
「ドクはお前だろ~」なんぞと心の中でドク付きながら病院へ連れて行った

脳外科を考えたが…待てよっと思い外科へ連れて行って良かっただ~~
な~んも、テッシュを取って見れば耳の上に小さな傷がチビっとあって
ソコから血が流れているだけだったがや~~(ガハハハハハハハ)

頭の傷ってのは血が沢山出るでな(笑)
男ってヤツは…血に弱いの~~~(ハハハハハハハ)

が…原因が解らん…
で、皆でコレは「かまいたち」かね~なんぞと言っておったらば
20代の若者達が「かまいたちって何ですか?」っと聞いてきた
「へ~君達、かまいたちを知らんのかね?」っとなり
満天さんが詳しく説明してあげただ~

「かまいたち」とは…
草切り鎌が欲しかったイタチが、ある日農家で鎌を拾ってな~
嬉しくってカマを振り回しているうちに
自分の大事な所をチョン切ってしまっただ~
森に帰っても皆に「カマイタチ~」っとバカにされてしもうて
恥ずかしいやら悲しいやら…外へ出られなくなったイタチは死んでしもうただ
それ以来、イタチの幽霊が鎌を振り回して出るようになり
知らずに側を通った人なんぞは体の何処かをスパっと切られるようになっただ

満天さんの口から出まかせ「オカマイタチ話」を鵜呑みにし
ミョ~に納得してしまった若者達…
その後ろ姿に「他所では言うなよ~」っと声をかけた事は
言うまでもない(ガハハハハハハハハ)

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