満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

国立科学博物館 ⑥(江戸生活編)

2010-05-28 | 仲間とのハチャメチャ


「あの…もし、お武家さま」



「んっ? なんじゃ?」



「ワシ等は浅草村から参ったものですが、このオナゴが途中で大事な豆を落としてしまい
 皆で探しておるのですが、どこぞで見かけませんでしたかの?」



「豆なら、ほらココにあるぞ」



「え~~~っ!? って…これ足だし…マメなんぞ出来てないし…」



シリーズ第6弾! 先日参った、国立科学博物館でのお話しでございます~
上記写真は全て、江戸の生活を表した人形なんでやんす。
決して、どこぞの劇団員さん達が演じているんじゃ~ございません(笑)

すごくないですか?
いや~マジで、ガラスにデコをくっつけながらマジマジと見入ってしまいました。
特に浅草村から出て来た住職さんの耳!(注:浅草村から来た住職かどうかは不明…笑)
耳の穴から毛が出ているのが見えますかっ!?
耳の穴から毛が出ている御仁を、わたしゃ中学の英語の先生以来、久しぶりに見ました(笑

豆を無くして困っておる奥さんの顔には産毛まであります
(注:豆を無くして困っておるかどうかも不明…ハハハハハハ)
ただ、このお年頃の奥さんのお肌には、大きく開き楕円になった毛穴があるのですが…
薄いソバカスはありましたが、開いた毛穴は見あたりませんでした(きっと、若いのだの)

お武家さまの、もみ上げなんぞも見事です~
髪の毛は一本、一本植毛しているのでしょうかの?
やはりカツラと違って植毛ってのは、凄いのな~(アハハハハハ)

また手の血管のリアルなこと! 切ったら血が確実に出そうで怖いくらいどす。
足にはホクロがあるのが解りますか? いや~それぞれに手がこんでますだ~(笑)

多分…一体依頼すると、思わず「え~っ!?」っと言ってしまうほどのお値段かと思います
ちょいと調べたところ一体100万前後~800万円近くするそうです。

で、ココ。国立科学博物館は、
今をときめく事業仕分のターゲットである「独立行政法人」なんどす(笑)

「独立行政法人」とは…無いよりは有った方がエエっしょっという事業のことで
国が経営するほどじゃないが、民間に任せたらきっとやらないよねってな内容なもんで
国や民間から独立させて、でも行政始動だよんってな法人のことでやんす。

一部天下り職員のトップが、多額の給料を貰っているそうですが、殆どの他の職員は
皆さん国家公務員並みの薄給だと思うのですよ。

民間ですが我が社の場合もトップのみが潤い、その下は薄給で働いてますからの(笑)

私しゃ事業仕分けのメンバーじゃないですが、つい、そんな目で展示物を見てましたがの
ココの職員さん達は、皆さん親切でしたな(質問にも丁寧に答えてくれてましたしの~)

展示物も「まず、興味を持って、それから好きになって欲しい」というコンセプトが
各所に見られ、とても好感をもちました

豆々しく広い館内で働く職員の皆さんの足には、ホンモノの豆があるのじゃないかと
そんな風に思いながら上写真の人形の足をシゲシゲと眺めておりました(笑)

さて、次回で最終回っと出来るかな?(アハハハハハ)
久しぶりに月~金まで記事を配信してみました(笑)
そういや~昔、ブログを始めた頃には、毎日更新していたもんどす(懐かしい)

あのエネルギーは何処は行ったんじゃろう?(ハハハハハ)

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国立科学博物館 ⑤(江戸技術編)

2010-05-27 | 仲間とのハチャメチャ


室町時代に外国から持ち込まれた機械時計と、
お祭りなんぞで使われていた山車の技術が融合し、江戸のからくり人形が出来たと聞く。

襖がガラリと開くと、そこには人ではなく小さな人形が一体ポツネンっと鎮座している。
客が驚いて見ていると、首を前後に振りながらコトコトと客の前まで歩いて来て止る。
主人がイタズラ小僧のような目を向け、客に人形が持っている茶を取れというので
おずおずと手を伸ばし、人形が運んできた茶を取るが…何も起こらない。
カラカラと笑う主人に促され、茶を飲み、茶碗を人形の手に戻すと
なんとも不思議なことに人形は、お行儀よく空の茶碗を持って帰って行った。

ってなお話しが目に浮かぶような「茶運び人形」である。

最近、この茶運び人形に魅せられた人が大勢居るそうな
図面を手にいれ一人黙々と作業にいそしみ作りあげる御仁や
一体、40万円ほどの茶運び人形を売っている店もあるらしい。

ちょっと作れるものなら作ってみたいな~とか思う。
その時は、人形の姿を「ダースベーダー」にしてみたい(アハハハハハ)




「平賀源内作のエレキテル」(レプリカ)である。
こんなに色鮮やかな箱に入っていたとは知らんかった。やっぱり博物館へ行くと勉強になる

「放屁(ほうひ)論」(満天流の概略紹介です…笑)

「ブッ」と鳴るのは上品で形が円い
「ブウ」と鳴るのは中品で形はいびつ
「スー」ってなスカシッペは下品で形は細長い
これらを使って三味の伴奏などをしている曲芸師がいるが、大変素晴らしい
その思いつき、工夫は誰にも真似は出来ない。

だけど…ワシはエレキテルを始め、万歩計やら色々と頑張って発明してるのに
皆はワシの事を山師って言うのな~。骨を折って一生懸命考えて作品を発表しても
逆に非難されてばかりいる
いっそ、エレキテルをヘレキテルなんぞと変名し、ワレも放屁男の弟子になろうか

なんぞと語っておった平賀源内も…晩年、エレキテルの作り方を盗まれ
人を信用出来なくなってしまったのか、ある機械図面を盗まれたっと勘違いし
二人の人間を殺してしまった。
その後、発狂し小伝馬町の牢屋で獄死している。(享年51歳)

彼は天才ぞ。時期と場所さえ間違わずに生れておったら、ガリレオに匹敵する天才であった

後年、こうして博物館に自分の作った作品が展示されていると知ったら
酒でも飲みながら笑っておるじゃろうか?
それとも既に生まれ変わり、放屁男の弟子となって世界の舞台に立っておるかもな(笑) 



上の平賀源内が「ガリレオ」ならば
からくり儀右衛門こと田中久重(東芝の創業者)は「エジソン」かと思う(笑)
彼の作ったからくり人形に、弓を引き、見事ズバっと的に当てるという作品がある
そういう構造を想像し、作成してしまう頭脳に感服してしまう
上の写真は彼の代表作でもある「万年時計」

よくは解らんのだが…この時計、もの凄く、凄いモノらしい(笑)
天球儀付きの和時計で二十四節気の表示と曜日、もちろん時刻の表示もでき
月の満ち欠け表示に西洋時計がくっつき、時報まで流すそうな~
これらの機能をぜんまいの動力だけで動かし、かつ、1年動くらしい。

おじいさんの古時計でさえ、数ヶ月に一度はネジを巻かねば動かなくなるというのにだ

これが出来上がったのは1851年
大阪で生まれ育った儀右衛門が、京都へ移り天文学やらなにやらを学び、作った品である。
これを、2004年に分析・復元しようと100人の技術者達がレプリカ作成に取り組み
翌年の「愛・地球博」に展示しようとしたが…完全復元とまでは至らなかった。

考えてみれば、儀右衛門さんて、エコの達人だと思う。
儀右衛門さんなら、化石燃料も原子力も使わずに
ぜんまい一つで数ヶ月は動く車だって作れるような気がする。

この国立科学博物館へ寄贈されている「万年時計」は原品らしい。

まず無理だろうと思うが、時計を動かし、時を刻む音、時報の音を聞いてみたいと思っただ



木製の骨格標本

江戸時代に9体作成した記録が残っているそうだが、現存するのは4体のみ
そのうちの一体をこの博物館で展示しておったとは。。。まったくもって素晴らしい(笑)

作成に20ヶ月掛かるそうだが、何人の人が作ったのだろうか?
この木骨の元は死刑人だというから、腑分けをした後に骨だけ職人に渡し作ったのだろう

たとえ医学のためとはいえ、因習が深く根付いていた江戸の頃
ホンモノの骨を目の前に並べ、それを木骨として作り上げている作業現場は
多分に厳戒態勢状態であったろうと思われる。

腑分けした後に骨だけもらったとしても、ソレをそのまま置いてはおけない
大鍋で煮て肉を溶かし、骨を綺麗にし乾燥させなければならないだろう…っと
私の悪いクセで、どんどんと勝手な想像を膨らませていると

蝋燭のほの暗い灯りの中で背中を丸めた職人が、
小刀を使いコリコリと木片を削っておる姿がボ~っと浮かんできおった~~(ウンギャ~)

なんて想像を楽しみながら見学した(アハハハハハハ)

しかし、写真では解らんほどに見事な作りであったぞ
「変な仕事の依頼だけれど、引き受けたからにゃキッチリと仕事をさせて頂きやす」
そんな江戸の職人さんの声が聞こえてくるような出来栄えであった


っと言う訳で今回は私のお気に入り江戸の技術品を記事にしてみました
国立科学博物館で常設展示されております
興味のあるかたは、ぜひ、足を運んでみてくだされ~(笑)

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国立科学博物館 ④(原人編)

2010-05-26 | 仲間とのハチャメチャ

「旧石器時代」

妻「アンタ!また、なんにも捕ってこなかったのかいっ!?」

夫「んなこと言ったってよ~。。。オレ、フルチンだし…皆、見て笑ってるし…」

妻「私だってノーブラだよ! こっちの方が恥ずかしいんだからねっ!
  食い物捕ってくるまで帰ってこなくてイイからねっ!もいっかい行っといで!」


「縄文時代」

夫「ただいま~~~」

妻「なんだい、魚一匹だけかい? そんなんじゃ子供らだって腹はくちくなんないだよ」

子「父ちゃ~ん。オレ、肉が食いたいよ~」 犬「ワン・ワン」

妻「ほら、ボ~っとしとらんでサッサと山でも行ってなんか捕ってきなっ!」


「弥生時代」

妻「ほら、見てごらんよ。こんなにチョビっとしか米がないんだよ!
  これじゃ一家で飢え死にだよっ! 山へ行ってなんか食べ物採ってきておくれよ」

夫「いいけどさ。しかし、なんでオマエだけ、そんなに太ってるんだろうね~?」

子「母ちゃん、昼に芋食ってた」 犬「ワン、ワン!」

妻「うるさいねっ! ほらアンタらも父ちゃんと一緒に山へ行っといでっ!」


なんぞという「会話」が聞こえてきそうなほど見事な蝋人形たちである(笑)

先日行った「国立科学博物館」の展示なのだが、発掘された骨のレプリカを見せられるより
こうやって時代背景を蝋人形で表す展示の方が、子供も大人も楽しめて面白い(笑)


しかし…3世代(旧石器時代・縄文時代・弥生時代)を見て思ったのだが…
どの時代も女性が強そうじゃ(ガハハハハハ)←そんな風にアテレコ入れたのはワシじゃが

特に一番感じたのは…肉や魚をメインで食っておった時代の人々はスリムなのな。
農耕が始まり、米なんぞが主食になった頃から、体の線が丸くなって来ておる。
ある本で読んだことがあるが、
農耕になったからといって食生活が安定したとは言えないそうだ
むしろ狩猟時代の方が歯を調べると、江戸時代の人よりエナメル質が丈夫だったらしい
ってことは…つまり。
やっぱメインの食事が米などの炭水化物だと、少量でも太るって事か?

見事な出来栄えの蝋人形を見比べながら、フっとそんなことを考えただ~(ハハハハ)





「ルーシー」じゃ!



「ルーシー」の友達か~?

1974年11月30日 エチオピア北東部ハダール村付近の川端で発見されたのが
この「ルーシー」。320年前のアウストラロピテクス・アファレンシスの骨であった
当時ビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」が流行っており
「調べてみたら女性の骨だしさ、ルーシーって名前にするべ」ってことで名前を付けたのだ

当時、英語圏に住んでいた沢山の「ルーシーさん」達は、天国と地獄を味わっただろう。
ビートルズの曲名に自分の名前を使われ狂喜乱舞しておったところ
猿人の名前に、いきなり「ルーシー」なんぞと付けられちまっちゃ立つ瀬がない(笑)
一部ヤンチャな男子にイジメを受けた女子も多かろう

その後、ルーシーより古い440万年前の女性の化石骨(アルディ)が発見され
ルーシーは世界最古の座から落っこちてしまった。

またダイヤモンドで出来ているという惑星が発見され
やはりビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」から引用し
ルーシーと名づけたので、大勢の実在ルーシーさん達も名誉を復活した(笑)

猿人とダイヤモンドの惑星とじゃ、掃き溜めから一気にツルへの変身じゃ(ハハハハ)
それにしてもビートルズの影響は凄いの。あらためて驚いた。

中学生の時に、「ルーシーってどんな猿人だったんだろう?」っと
勝手にルーシーを美化し想像しておった少女は…30数年たってルーシーと初めて対面した。
科学雑誌で骨だけ見ていたもんで、この肉付きルーシーとの対面は衝撃的であった。

「ナニ見てんだよ!」っといきなり言われちまってショックであった。

確かに彼女は、人より猿に近いと言われておるが…
なにもこんなチンパンジーの怒ったような形相にしなくてもエエのにの~
これではルーシーが小・中学生に嫌われてしまう。
 
笑った顔とまでは言わないが(笑えたかどうかが解らんでの~笑)
せめてもそっと穏やかな顔にしてあげたら良かったのにっと思ってしもうた。

こんな形相のせいか、国立科学博物館のルーシー関連のお土産が
沢山、売れ残っておっただよ。フィギュア好きな私でも手が出なかった(アハハハハハ)

っということで、今回はココまで。
あと、江戸モノと恐竜で終わりっす~(笑)
毎度、このような記事に付き合ってくれている人、ありがとう!

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国立科学博物館 ③(原史編)

2010-05-25 | 仲間とのハチャメチャ


なんともオドロ・オドロしい画像からスタートしておるが…
もちろん、単なる骨格標本である(笑)

上野にある「国立科学博物館」へ出かけた時にバシャバシャと撮影した写真を公開している

どんなに美人であろうが、イケメンであろうが、一皮剥けば皆こんな顔ってな所か(笑)

こういう屋内で撮影するには、フラッシュを使うとブレずに撮影出来るのだが
それだと雰囲気が台無しになるので、頑張ってフラッシュ無しで撮影してみた
それでも少しブレておるの~~。



日本人は単一民族じゃ~っとよく言われる。
よって何かと島国根性だとか、他の民族との交流がヘタだとか言われておるが
こんなに沢山の民族が混ざりあって、今の日本民族ってのは出来上がっておるのな~

これだもの。
まったく理解出来ない人と日本国内でよく出会うが…納得出来た(アハハハハ)



農耕作業をしておる人が居るので、弥生時代のジオラマだろう(笑)

前にも言ったが、私は盆栽が好きである。
が…どうしても草木を育てるのに性格が適しておらず、何度も枯らしてしまっておる。
その盆栽好きの根底に、実は「ジオラマ好き」が横たわっており、
なぜに「ジオラマ」が好きかと言えば、ウルトラマンなどに代表される特撮が好きに至る。

このジオラマは凄かったな~。フィギュアからなにから全て製作しておった
さすが国立博物館へ納品出来るような企業だの~いったい何処の企業なのだろうか?



銅鏡のレプリカである。
よく博物館に収蔵されておるホンモノは、年月と共に緑青なんぞが浮いてショボイが
本当はこんなに綺麗でピカピカだったんだの~
これなら、神器として使用していたと聞いてもうなずける(笑)



日本に漂流してきた他民族は、こんな船に乗って来たであろうというジオラマである。
凄いな~。こんなジオラマまで作れるんだ~。
船は船大工さんなどに頼んだのだろうか?その上にフィギュアを乗せたのかな~
どのフィギュアも躍動感に満ち溢れ、素晴らしい出来栄えであった。

だが…本当は、遥か彼方の国からこの島国に漂着出来た人々は
皆、ボロボロでドボドボ状態で到着したんでないかの?こんなに元気だったとは思えんが…
ま、筋肉好きな私から見れば、垂涎もののフィギュアではあるがの~
(筋骨隆々のフンドシ姿、一体売ってくれんもんじゃろうか?? アハハハハハハ)



マンモスの骨で作ったお家。

原始人アニメの「はじめ人間ギャートルズ」では…
マンモスを追いかけて食ってはおったが、マンモスの骨で家は作っておらなんだ(笑)
ギャートルズのママさんはマンモスの骨を髪飾りにし、パパさんも装飾品として使っていた
それでも使い足りなくって、骨で家まで作れるほど、マンモスを沢山捕っておったのだの~

いや~初めて見るものばかりで、大変面白かった

次回は…さて、何をUPしようか?
(迷うほど写真があるが…なにが何やら訳が解らん状態で困っておる…ガハハハハ)

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国立科学博物館 ②(昭和初期編)

2010-05-24 | 仲間とのハチャメチャ
「国立科学博物館」に入ったとたんに飯を食いに走った、中高年婦女子の一行は
地球館中2階にあるレストランを後にして、日本館地下1階にある
「シアター360」へ向かった(笑)



国立科学博物館への入館料を支払えば、誰でもタダで見られる。
上映時間は10分と短いが、360度全てが映像で溢れるので
具合が悪くなる寸前の時間かと思われる(アハハハハハ)

全てにおいて「2本立て」となっている
私達が見たのは「恐竜の世界」と「宇宙の世界」であった。
入場は早い者順(笑)人数が一杯になったら次回へ回されるというトコロ天形式。

飯を食った後だし、実は船酔いしやすいタイプなもんで「大丈夫か?」とも思ったが
円形の室内の中央に透明アクリルで出来た橋が渡っており、その上で立って見る体制が
浮遊感とバランス均衡を補助してくれるらしく、グラっと来たが何とか無事であった

橋自体が動き、空を浮遊している感覚があり、そのスピード感たるや大変面白かった。
以前に蓼科で3D映像の恐竜を見て、気持ちが悪くなった経験があったが
コレは私でも大丈夫だった(笑)
具合が悪くなったら途中退場も出来るので、一度体験してみるのをオススメする(笑)



さて、上から順番に見るべ~っと一行は屋上へと向かう(笑)
屋上へ行ってみて、またも驚いたのだが…なんとハーブ園となっていた。



遠方には、あの「スカイツリー」が見えた。
最終的には武蔵の国にちなんで「634m」となるそうだが
この日の段階では379m。あと255mも伸びるのかぁ~。凄いな~っと口を開けて見た

この「国立科学博物館」の入館料は「600円」である。(65歳以上は無料)
お天気の良い日は、屋上で本を読むもよし、腹が減ればレストランで食事をしてもよし
色々な展示物を見てもよしっと、実に充実した一日を過ごせる場所だの~っと思った。


(剥製を食い入るように眺める一行~笑)

さていよいよ館内に突入~(アハハハハ)←やっとである(笑)
ところがこの館内。まず一日で見るのは難しい(ハハハハハハ)
大きく日本館(1階~3階)、地球館(地下3階~3階+屋上)と実に広い。
そこで一行は、フロアマップを片手に好きな所をテキトーに見て周り
解散のお時間まで楽しもうということになった

っと言う訳で…このブログでも分類別にテキトーに写真をUPする(笑)
(実は何が何処に展示してあったのか、すっかり解らなくなっている…アハハハハ)

ちなみに人の顔が写っている部分は消してある。
「うわ~!!満天さんの撮影した写真に霊が写っておる~!!」っとは思わんように(笑)

多分館内の下から上へ時代が進んでいる展示になっていたと思うのだが
無駄な動きを嫌う中高年婦女子は、一気に上に登り下へ下るというコースを選んだので
時代を逆に下って行くという状況になったのだと思う(笑)

なもんで…まずは近代(笑)





ラバウル近郊、ニューブリテン島ランパート岬沖の水深8mの場所に
裏返しで沈んでいたものを1972年に引き上げた「ホンモノ」である。
胴体の打ち出し部分に多少ボコボコ感があり、手作りの雰囲気が見てとれる。
これで…空を飛んだのか…。側に立つ人と比べれば解るが、そんなに大きくはない。
この機に乗っていた人はどうなったのか?なんぞと考えながらグルっと一回りした。



1970年に打ち上げられた日本初の人工衛星おおすみ
おおすみっと言えば、高温に負けて数時間で壊れたが…その後も地球の周りを周り続け
実際に大気圏に突入し燃え尽きたのは、2003年であったと思う。
手前のえんぴつ型ロケットが、現在建設中のスカイツリーに形が似ている~(笑)



1956年、日本で最初に稼働した真空管式計数型電子計算機FUJIC。
真空管を見て、懐かしいっと思ってしまった(ハハハハハ)



世界初インテルのマイコン



計算尺の原理を元に作った電子計算機

今は懐かしい計算尺とは、数字の乗除計算を簡単に行える品モノであった。
もちろんソロバンでも乗除計算は出来るのだが、どちらかといえば加減がメイン。
私が小学生の頃は小学3年生の頃からソロバンを習い始め
高学年の5年生で計算尺を習う予定となっていた。

ソロバンも嫌いじゃなかったが、なんだか先輩達が持っていた計算尺も面白そうに見えた
なので早く計算尺を習ってみたいな~っと楽しみにしておったのだが…
残念なことに電子計算機が進出し始め、私の頃には習う必要のない品となってしまった。

アノ頃、アポロは計算尺で月まで行ったと思えば感慨深いものがある(笑)

まだまだココには面白そうなモノが沢山あった。
また次回、ジ~っくりと見学したいな~っと思いましただ(ハハハハハ)

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国立科学博物館 ①(レストラン編)

2010-05-21 | 仲間とのハチャメチャ
少し前の話となるが…(相変わらず写真を載せようとすると、時間が掛かる…笑)

5月13日(木)に会社を休んで、ブログ仲間と上野へ出かけた
関東地方は3月4月とスッキリしない空模様の日が多く、早梅雨のような様相だったのだが
この日は強烈な雨女が一人混じっていたのにも関わらず、スッキリと五月晴れとなった。
ま、このブログを何時も見てくれているメンバーなら誰が雨女かは解っておると思うが…。

あらかじめメールにて「国立博物館チケット売り場前」で待ち合わせとの連絡を受けていた
先に細川展を見るので、開催場所の「国立博物館」の前で合流しようと思っていたらしい。

が…上野へ出かけたのは多分、20数年ぶりだった私は
「国立博物館」と「国立科学博物館」を見事に混同し、まったく違う建物の前で
チョコナンっと待っておった(ガハハハハハ)
すまんの~。早とちりに田舎モンが重なると、ままこういう出来事が起こる(笑)

色々と迷惑をかけたが何とか皆さんと合流でき、国立博物館で細川展を見終わった一行は
続いて「国立科学博物館」へと向かった



細川展を2時間ばかり見て回った後なので…心なしか腰をひきずる一行(笑)



メチャ立派な建物でビックリした。東京近郊に住むお子たちは実に幸せだの~



平日というのは何処も空いているかと思いきや…小・中学生が列をなして見学しに来ていた



実物大の「シロナガクスジラ」。ん~~。子供でなくても何だかワクワクする~(笑)



なんだかこれからジュラシックパークへ突入するような興奮が沸き起こる
年齢的には血圧に悪い状況である…(ガハハハハ)

っと言う事で、ちょうど昼時だったのもあり「まあ、先に飯でも食うべ~」っとなった。

場所は博物館内部の「地球館中2階」席数135席。
グループでも団体でも一人でも食べられるように席が配置されており
とても博物館内部にあるレストランとは思えないほど、オシャレな雰囲気であった。
今まで私が描いていた博物館とは全然違う(いや~ビックリした~ハハハハ)



ココの目玉、「ティラノサウルスの巣ごもり」(笑)スコッチエッグが可愛い~



私が食べた「ロコモコ」



オムライス~



誰じゃ~!? ビールを飲んでおるのは~~(アハハハハハ)

場所もいいし、景色もいいが…値段の割りには量も少なく味はソコソコ(笑)
事業仕訳で運営が厳しくチェックされる昨今。なかなか博物館内のレストラン運営も
大変なのかもしれん。でも、また行く機会があれば利用したいと思った。

私らが座った横に団体さんが居た。
なんと実に可愛らしい制服を着た「小学生」の団体であった。
さすが東京!(笑) 有名私立小学校ともなると先生達は全員スーツ姿だし
外国人の先生までいらして、ナイフとフォークを使って皆でレストランでお食事するのな

握り飯持参でバスの中か公園内で飯を食い、それから見学をしていたワシ等とは違い
実に優雅な一時を過ごしておった。
ま、公立の小学校なら、あの頃のワシ等とさして違いはないとは思うが
先生が向けるデジタルカメラのレンズに、ニッコリと微笑みかえすお子達の姿に
午前に見た細川展の至宝がチラっと重なった(ハハハハハ)

ココ「国立科学博物館」は館内の写真撮影に慣用なところで
一部を除いては全て写真撮影OKであった。
ので…かなりテンションのあがった私は結構な枚数の写真を撮影してしまった
総枚数83枚。。。。(ガハハハハハ)

その全てはココではお見せできないが、私のお気に入りを何枚かお見せしたいと思う
よってこのブログでは、このタイトル「国立科学博物館」がしばらく続くと思う(笑)

好みもあるとは思うが、まあ、我慢してたもれ~(笑)

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悲しいお別れ

2010-05-20 | 会社のハチャメチャ
私のブログでは「エクアドルのバナナ売りさん」として
何度か登場したことがあるAさんが、急逝されたと会社に連絡が来た。

自宅で突然亡くなった場合、事件性の有無は調べるものの
実際に何が原因で亡くなったのかハッキリと明言するのは難しいと聞く。
たいがいの場合、心筋梗塞と診断されるそうな。

Aさんは今年還暦を迎える年齢であった。
これといって日に焼いていないのに年中色黒で、明るく穏やかな性格の人であった
Aさんとは部署が違うが彼を兄と慕うSさん、それに私の3人は大変仲が良かった。
何かというと寄り合い、お互いに冗談を飛ばしあいながら笑いあっていたものである。

そんなAさんが2年前の早春に奥様を亡くされてから、みるみる元気がなくなり
私とSさんは心配したもんだった。
奥様も心筋梗塞の突然死で、Aさんが自宅に帰ったら亡くなっていたというから
よりショックが大きかったのかもしれん。
奥様存命中は結構悪口も言っていたのに、奥様が亡くなってからの彼の憔悴ぶりを見るに
「そんなに愛してたんだ~」っと周りの衆は驚いてしまった。

それが半年経っても、一年経っても元気になるどころか
ますます憔悴し、生きる屍のようになって行く彼を見て、益々、周りの衆は驚いた。

とはいえ、気持ちは解るが何時までも萎れている訳にはいかない。
残されたと言えば寂しい気持ちにもなるが
別の世界へ旅立った人を何時までも思い過ぎ、悲しみが過ぎても体を壊す。
なんと言っても我々は「生きて」いるんだし、「生きて」行かねばならないのだから。

まったく趣味を持たないAさんに
「男の料理教室はどうじゃ? 若いピチピチギャルがおるぞ~」とか
「盆栽教室ってのは、無心になれてエエそうじゃよ~」とか
私とSさんで彼の趣味を見つけようと、あ~だ、こ~だ言っておったが
結局、Aさんの休日は、奥様の墓参りで落ち着いてしまっていた。

「毎週墓参りへ行って何をしてるんだ?」と聞くと
「一週間の出来事を墓前で報告するのが、一番落ち着くんだ~」とか言っておった。

そんな時の訃報である。社員一同俄かには信じられんかった。
っと同時に「やっぱりな~」という複雑な気持ちが渦巻いた。

正直、妻の立場から言わせてもらえば…そんなに思ってくれるのは嬉しいのだが…
その半面、夫の事が心配で…夫を置いてあの世へは旅立てないかも?…とも思ってしまう。

2年経っても悲しみから脱却出来ない不甲斐ない夫を放っておけず
つい、一緒に連れて行ってしまったのかもしれん。
そんな風に想像してしまうほどに、急な出来事であった。

Aさんが亡くなったとの知らせを受けたのは先週の月曜日で
それからバタバタと手配や手続きに明け暮れ、気が滅入った所で木曜日にオフ会があった。
前の記事でも載せたが上野の博物館へ出かけたのである。

翌日の金曜日が通夜だと連絡が来ていたので
会社を休むのもどうかと思ったが、前からの予定だったので思い切って出かけてみた。
お天気も良く、上野の木々に五月の陽光が柔らかくあたり木漏れ日を作っている様を見て
滅入っていた気分がス~っと楽になるのを感じることが出来た。
また、気のおけないメンバーのハツラツとした笑顔を見て、沢山の元気を貰うことができた

お陰で翌日の通夜でAさんにちゃんと別れを言えた。

で、「ああ、そういうことか」っと思った。
辛いことや悲しいこと、苦しいこと、世の中には色々とあって
それを避けては、人は生きていけない。どうしたって何処かで出会う。
そんな状況の時に、会社などの組織に属さない部分に友人を持つということは
とっても大事なことなんだな~っと感じた。

私のように故郷を後にし遠い場所で働いていると、気付けば周りは会社関係ばかりである
きっとAさんも同じだったのだろう。
社内でいくらアホな話をし笑っていたとしても、その場限り。
休みに一緒に何処かへ出かけるメンバーに、会社仲間は出てこない。

夫や子供、親や兄弟、親戚関係では得られないモノがあり
それは何の上下関係もない、友人から得られる心の糧となるモノなのかもしれん。

通夜へ出かけようと会社の更衣室で着替えをしていると後ろから甲高い声が聞こえた

「すみませ~~ん。手伝って下さい~~」

甲高いが悲痛な声に驚いて振り返ると、購買部の30代主婦のキャピ子ちゃんが居た。
太ってしまい…喪服の背中のファスナーが閉まらないので手伝って欲しいと言う。。。。。

「訃報は月曜だったんだぞ!ナゼに金曜までに喪服を買わん!」っと普通なら思うのだが
前日の友人効果は絶大であった。
肉を喪服に詰め込みながら、笑顔でファスナーを閉めてあげることが出来た(アハハハハ)


また、皆で何処かへ遊びに行きたいな(笑)
その時は、私が皆に元気を分けてあげられるように、めげずに働こう~っと。

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新・御宿かわせみ 「華族夫人の忘れ物」 「花世の立春」 

2010-05-19 | 本の紹介
「新・御宿かわせみ」←以前のレビューはコチラ

平岩弓枝さん原作で、昭和48年から続いている。
江戸の情緒を見事に描いた作品に、ファンも多い、またファンの年代も幅広い。

タイトルに新と銘打つ作品から時代は明治へと移る。
江戸の頃のお話しで活躍した面々の子供らが、様々な事件を解決する。




「御宿かわせみ」の昔っからの主人公「神林東吾」は、現在行方不明中である。

明治に入る前に殆どの主要人物を、読者のあずかり知らぬ部分で殺してしまい、その子供達の活躍をツラ~と書いている「新・御宿かわせみ」であるが…どうせなら神林東吾も行方不明なぞと宙ぶらりんな状態ではなく、はっきりと死んだのなら死んだと明記して欲しいなっと思ってしまう(笑)

それとも、沈没した船から見事脱出し記憶を失い新たな家庭でも築いていて、ある日ひょっこりと現れるつもりなのだろうか?
それとも、沈没船唯一の生き残りが現れ、東吾の最後の雄姿を語り遺品でも持ってくるのであろうか? それとも…このままウヤムヤ状態で話は進み、そして…終わるのであろうか?
どちらに転ぶか解らぬヤジロベイのように、落ち着かない設定に読者も、登場人物たちも振り回されている感が拭えない。

さて、今回この「華族夫人の忘れ物」では、あまりにもアッサリと「神林麻太郎」の出生の秘密が暴露されてしまった(アハハハハ)
麻太郎は、東吾が酒に酔った勢いで出来てしまった子である。その後、妻の「るい」との間に娘の「千春」が生まれる。よって麻太郎と千春は異母兄弟である。
麻太郎の母親が亡くなってしまったので、彼を東吾の兄夫婦が引き取り嫡男とした。戸籍上は麻太郎と千春は従兄弟であるが、千春は自分と麻太郎には血の繋がりが無いと思い、淡いがそれでもハッキリと麻太郎へ恋心を抱いておった。

知らぬは「千春」ただ一人ってな状況であった。あまりにも切ない。
千春は取るものもとりあえず家を出るのだが…そこで事件に巻き込まれる。結局、兄の麻太郎、その友人の畝源太郎に助けられ大団円となる。
千春の心は晴れぬまま、お話しだけが終わってしまった。

これである。今までの「御宿かわせみ」で流れていた爽やかな風が凪いでいる。風が吹かないので思いだけが滞り、重苦しく溜まっているのだ。読んでいても気持ちが悪い(笑)

本当は、作者の平岩氏は何も書かずに「御宿かわせみ」を終わらせたかったのではないだろうか?

昔のお話しです。そりゃ登場人物の皆さんは既に鬼籍の人です。誰だって死んでしまうんです。それでもどうなったか知りたいと皆さんおっしゃる。だから書きました。
悩みの半分以上は解決なんぞしません。そりゃ、作家は本の世界では神様です。何でも出来ます。東吾を生き返らせることだって、何だって。でも、それをしちゃ、御宿かわせみじゃありません。皆さんだってそう思っているはず。違いますか?

そんな感覚をヒシヒシと感じてしまった。
読者に媚びない作家の本を読むと、正直疲れる。でも、それだからこそ、御宿かわせみだとも言えよう。なら…最後まで付き合おうか・・私も好きモノじゃの~(笑)




盗賊一味に襲われた麻生家は、当主の宗太郎と娘の花世だけが生き残った。先にも述べたがこの「新・御宿かわせみ」では、殆どの主要人物、特に壮年部が何かしらの形で亡くなっている。生き残りメンバーは「麻生宗太郎」と主人公だった神林東吾の兄「神林通之進」とその妻「神林香苗」そして東吾の妻「神林るい」である。

多分、平岩氏は練りに練ってこのメンバーを残したのであろう。そんな気がしてならない。

だからこの先きっと、なんらかの形で残されたメンバーが大きな波と対峙し、またその波に次世代の子供達が真っ向勝負を仕掛けるような、そんな雰囲気を感じてしまう。
大きな波とは、麻生家の一家惨殺事件ではなかろうか・・・。

この「花世の立春」では、その麻生家の「花世」が結婚した。
お相手は、麻生家の事件を追っていて賊に殺された南町奉行所同心「畝源三郎」の息子である「畝源太郎」であった。明治になったから結婚出来た二人である。そうでなければ身分が違い過ぎ、この恋は成就しなかったであろう。

元将軍家御典医であった天野家の長男として生まれ、その後旗本の麻生家に婿入りした医師「宗太郎」の娘「花世」は、世が世ならお姫様である。下級武士である同心の家に嫁入りなど出来る身分ではない。時代が変わったことと、花世自身が新しい物事を吸収する柔軟な心を持った娘だから叶った祝言だと言える。
現に、婿である源太郎、一生の不覚か…花世に逆プロポーズされてしまった(笑)

花世は、元々がお姫様育ちだった事と、英語の勉強、及び文明開化をスポンジのように吸収することに前向きで、当時の女性としては最先端を突っ走っていた。
そんな訳で、源太郎の嫁になるために必要な「掃除」「洗濯」「料理」の知識がまるでない。そんな花世の先走り行動を、御宿かわせみのお馴染みのメンバーが暖かく見守るのである。
でも…花世の言った立春までは、7日しか無かった。相変わらず突っ走る花世である(笑)

この話はテンポも良く、平岩氏ならではの筆さばきで読んでいても楽しかった。が…やっぱり花世の花嫁姿を亡くなってしまった色んな人に見て欲しかったし、もっと立派な祝言も挙げてやりたかったというような思いが華やかさにブレーキとなる。
手放しで何につけても楽しめない重さがあるな~。

一日も早く、麻生家の事件が解決し、東吾の消息も解るといいなと思う。それが解決しないと何時までも薄く霧が立ち込め、本当に息苦しい~~(笑)

※今回は携帯から読まれている方もいらっしゃるようなので…改行をあまり入れずに小説風に書いてみた。だが、これではPCからは読み辛いか…(笑)
あちらを立てればコチラが立たずだの(アハハハハハ)
そっか・・平岩氏もあちらを立てればコチラが立たずの状態なのかな~(私と平岩氏では余りにレベルが違うが、フとそう思った…笑)

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細川展 上野国立博物館(平成館)

2010-05-17 | 仲間とのハチャメチャ


東京上野にある「東京国立博物館(平成館)」において
特別展「細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクション-」 '10年4月20日(火)~6月6日(日)
が開催されている。まったく知らなかったのだが…(笑)誘われて見に行った(ハハハ)

熊本の藩主であった細川家に伝わる、そりゃ~もう見事な秘宝の数々を
昭和25年に設立した永青文庫に大事に収蔵しておったらしい。
その一部を今回公開しておる。

細川家をさかのぼれば足利義季(よしすえ)まで行くそうなので、
鎌倉・江戸を経て今なお繁栄している家というのは、まったくそら恐ろしいほど凄い。

お家の一大事なんぞは多々あったかと思われるが、その都度有能な藩主が現れ危機を回避し
現代まで続いているという事は、そんなに簡単なことではなかったはずである。

特に戦国時代~江戸初期の当主「忠興」の奮闘は大変なものがあったと思う
彼は、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康と時の権力者それぞれに仕え
妻は明智光秀の三女「珠(ガラシャ)」であるし、息子の嫁は前田利家の娘「千世」である
トップが替わるたびに妻がダメ、嫁がダメと言われ続けた。

妻は自害し、息子は嫁と別れるのが嫌じゃとゴネたので廃嫡せざるをえず
2男は他家へ養子に出していたので、江戸で人質となっていた3男を嫡男とし
代わりに2男を江戸へ人質にっと思ったら「そりゃ~ないよ」とヘソを曲げた次男が出奔。
てな具合で、まあ、心の休まる時期などなかったのではと思われる(笑)

なんと言っても私の知っている熊本藩は大阪商人から借金をしまくり
あげくに踏み倒したってな逸話を何度か聞いたことがあるので…
熊本藩は「貧乏」だと思っておった(ハハハハハハ)
その半面、藩内では一度も「百姓一揆」がおこったことがないとも聞いていたので
節約に節約を重ね、藩民のために頑張っていた藩とのイメージを持っておった。

まさかこれほどのコレクションを、借金を踏み倒しても大事に収蔵しておったとは…
思ってもみなかった(笑)
確かに、百姓一揆を起こしてしまった藩には罰則があるが
商人からの借金を踏み倒したとしても、なんの罰則もなかったもんな~
お見事!っと唸るしかない(笑)

宮本武蔵は晩年、細川家の客人として招かれ破格の待遇を受けている
出展品の中に彼が書いた「五輪書」があったので驚いたが、写しであった(残念!)



上は武蔵の描いた、達磨の絵。正面を向く達磨は大変珍しいと解説があった。
なにより達磨の目の部分が、点で描かれていたのがなんとも武蔵らしい雰囲気で感嘆した。
何気にオチャメに見えるのは、私だけであろうか?(ハハハハハ)

他に千利休が自身で作った茶筅に、茶入れが展示されており、シゲシゲと眺めてしまった
侘びもサビも良く解らんが、色んな人が触ったらしくテラっと光っておった(笑)



大変な雨女の私が出かけたってわりには「晴天」であった。
一緒に出かけたブログ仲間の面々が「晴れ女」ばかりってのが良かったのかもしれん(笑)

そうなのだ。

満天さんが珍しいことに博物館へ出かけた?っと驚かれた御仁も多いかもしれんが
この日はブログのオフ会を兼ねてのお出かけだったのだ(アハハハハハ)

細川展を見た一行は、この後、さて何処へ行ったのであろうか?
この続きは、かなりな写真の量となるので何回かに分けての記事となる(笑)
ま、何時ものことだけどの(ハハハハハ)

上野、国立博物館の「細川展」。6月6日(日)までやっているので
機会があれば是非。

ジックリ見て歩くと、博物館の空調って寒いのな~
ちょっと羽織るものを一枚持って行った方がエエと思うだよん(笑)

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幻月楼奇譚2 作:今市子

2010-05-12 | 漫画紹介



「幻月楼奇譚1」についての記事はコチラ~

老舗高級味噌屋の若旦那「鶴来升一郎さん」は、近所でも有名な「道楽息子」
ひょんな事件で父を亡くし、気が付けば味噌屋の当主となってしまった~

とはいえ…味噌屋の当主となったって「道楽」は辞められない(笑)
今日も今日とて、吉原に繰り出しちゃ~遊び呆けている

そんな「升一郎さん」のご贔屓は…吉原の芸者かと思いきや
なんと「幇間(タイコモチ)」の「与三郎」男でやんす(笑)
物の怪が見えて、怪談話が得意な「与三郎」の尻を追い掛け回す若旦那
二人の逢うところには何故か怪事件が起こり、どうにも進展しない二人の仲(笑)

さてさて、今宵はどんな怪に遭遇するやら…

第一話は「愛のボタンの掛け違い」ってなお話でしょうか
看病していた姑が死に、心ない親戚の物言いに耐え切れず家を飛び出した女や
父親の過去にしばられ一緒になれず、病気で死んでしまった娘ごのお話でございます~

どちらも口数の少なさから端を発しておりますが
なんでも思ったことを口にだせたら、そりゃ人間じゃありません
言いたいことが言えない心理、そんな所に情緒というもんが生まれるもんだと思います

第二話は「げに恐ろしきは人なり」ってなお話でしょうね
芸者を集め楽しげに開催した花見の宴で、深川芸者の「勝於」が殺された
いやはや花見どころの話じゃなくなってしまったのはともかく
多額の請求書だけは「升一郎」の元へ送られて来た
主催者は老舗の「中村屋さん」だったのに、あの花見の一件から姿を隠している
なんとしてでも、中村屋さんを探して支払いをしてもらわねば…
結局、事件を解決しなければならない立場になってしまったのであった~(笑)

情が濃すぎて起こった事件が後の世で怪談となり
欲が深すぎて起こった事件が殺人事件となる。どちらも端は人。
人にくらべりゃ、妖しなんぞ、可愛いもんでございます(笑)

第三話は「ガキの頃からの付き合いは…」ってなお話
人ってもんは、いつまでも昔のままではいられません。
いつの間にやら、世間の垢にまみれ、友までも裏切る。
ちょいとおセンチな話なんですがね、肝心の「升一郎さん」が変わってないもんで
なんだか可笑しいお話となってますの~(ハハハハハ)

やっぱりお金の貸し借りってヤツが人間関係をダメにしますね
貸すのなら返してもらわなくてもイイ金額。これにつきます。
友達が友達面に変化する時って、いつなんでしょうね~

第四話は「ちょいとイジワルしたくなる時」って話でやんしょね
鉄屋三代目の「道楽者」と出会い意気投合した「升一郎さん」
でも…なんだかやっぱり事件の匂いが…

昔付き合っていた男が幸せを掴むと聞いた時、その心持ちは複雑怪奇となります
自分が幸せなら「良かったね~」と言えるのですが
そんなに幸せな状態でないのなら「ちょっとイジワル」したくなるもんです(笑)
そのちょっとが、ドミノを一個倒しただけで、後に全てが倒れ現れるような
そんなお話でございました~

どの作品も、よ~く考えられた良い作品なんですが…
今市子さんの描く「人」って…どんどん似てくるんですよ。顔が…
出演者の顔が区別つかなくなることが数回で、ちょっと難儀しましたの~(笑)
それを差っぴいても面白いお話しばかりなので、楽しいんですけどね(ハハハハ)
次回は何時発売されるのか…この作品も年に1巻ペースでしょうか
こんなペースで描いているから、作者も出演者の顔が混じるんでやんしょかね(笑)

次回作も楽しみにしてますんで、一つ、よろしくお願いします(笑)


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