満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

「ゴルフ超心理学」 by石ノ森章太郎

2008-09-30 | ゴルフ・旅行のハチャメチャ


漫画やアニメをそんなに好きではなくっても
誰もが知っている漫画家の「石ノ森章太郎氏」
彼がゴルフをやっていたとは…知りませんでした
だって…そんな暇、何処にあるんだ~?ってなほど忙しかったハズ?

石ノ森氏が亡くなってから、早10年。
未だに元気で生きておられるような~そんな気がしてならない
今年1月で生きておられたら70歳
そんな石ノ森氏に捧げるシリーズとして
「石ノ森章太郎生誕70年叢書シリーズ」
っというのが出版されている
そのナンバー5がこの「ゴルフ超心理学」なのである

第一巻「トキワ荘の春」
第二巻「大江戸相撲列伝」
第三巻「ボクはダ・ヴィンチになりたかった」
第四巻「ことばの記憶」
第五巻「ゴルフ超心理学」
第六巻「世界まんがる記」
っと出版されている。興味をソソルものがあれば読んでみてほしい

この「ゴルフ超心理学」は石ノ森氏のエッセイとなっている
あれだけのストーリーテーラーはエッセイもバツグンに上手であった
文章の巧みさに(私なんぞが言うのもおこがましいが…)少々驚いてしまった

※以下「ゴルフ超心理学」より
始めてすぐに面白さに気付かなかったのはセンス
すぐに諦めてしまうのは性格。
スコアは50前後で停滞したっきり。
それ以上にも以下にもならない低レベル安定ゴルフ。
でも、それでもゴルフは面白い(他人とは違う視点であっても)
ゴルフは人生、なら逆もまた真、人生はゴルフなり。


ゴルフでお金を稼ぐプロゴルファー以外の
アマチュアゴルファーの殆どの気持ちを代弁してくれている(笑)
ヘタでもなんでも面白くさせてくれるのがゴルフと言えよう
この本の中では「トキワ荘」時代の漫画家仲間達と楽しくゴルフに興じる
石ノ森章太郎が確かに生きていた

みんなが揃ってゴルフをしている表紙絵が、とっても楽しいので
ここで紹介してしまおう(笑)









最後に御本人である



60歳で亡くなったのは早すぎるよな~
もっと、もっと色んなモノを読みたかったな~

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眠りヒラメの定年退職…②

2008-09-29 | 会社のハチャメチャ
先週金曜日の眠りヒラメ部長の定年退職送別会には
27名の社員が集まった
我が支社には、50数名の社員が在籍しているので…
「な~んか少なくないかい?」っとも思ったが
何処かの場所を借りて送別会をするには、丁度良い人数かもしれん

今回の幹事は眠りヒラメ部長と同じ部署の「園丁ロボットM君」
(天空の城ラピュタ出演の園丁ロボットの名前をいただいた
 M君のお話はコチラからどうぞ~)

1週間前から、今回のセッティング場所を選ぶために
なぜか飲み回っていた「園丁ロボットM君」…。
君は偉いんだか何だか…訳が解らん(笑)

しかし…彼が肝臓に負担をかけてまで探して来てくれた送別会の場所は…
残念なことに…少々、狭かった(笑)

ギュウギュウに押し込められた個室では
定年退職者の送別会にも係わらず…誰も立つ事すら出来んかった(ハハハハ)

「いや~、お疲れさまでした。ひとつ一杯」ってな
お酌合戦を繰り広げることもできず、一度座ったらもう身動きがとれなかった
しかも最近流行の掘りコタツ式の座席では
若いモンは「スクッ!」っと立てるのだが
歳を取って腰痛持ちのオジサンズには、トイレへ立つことすらままならない状況
最初は笑って見ておったのだが…
いざ自分もトイレへ立とうと思ったら立てんかった(ハハハハハハ)

いつも周りの雰囲気をお通夜状態にしてしまう、小局リトルミイと
なぜか大きなキンキン声を響かせ周りの者を疲れさせてしまう、新人柳原
この二人から微妙~に離れて座ることができたので
場所移動が出来なくても問題はなかった(笑)

さて…宴も終盤。花束贈呈も無事に終了し…
眠りヒラメ部長のスピーチが始まった。
2時間、眠らずに頑張ったのはエラかったが…
立てない宴会場では勝手に飲み続けるしかなく、相当、酔っ払っているご様子。

「え~本日は……………………………………。」

んっ~? 寝ちゃったんじゃないだろうね? って思うほどの沈黙の後

「バレリーナは…」っと突如言い出した


「一日休むと、自分の練習不足に自分が気付き
二日休むと、周りの仲間が気付きだし
三日休むと、お客さままでが練習不足に気が付く
それは我々も同じです
我社は厳しい。少しでもサボるとスグにバレる
自分が気付き、仲間が気付き、お客様も気付く
若い人達は、これから骨身を惜しまず頑張っていってほしい」


ほ~。定年退職者が若いモンに贈る言葉としては良い話じゃ
っと私が思って聞いておると…
私の横に座っておった、浅草サンバカーニバルが大好きな「お祭り部長」が

「普段、ズ~っと寝てたのによ~
説得力ね~よな~」
っと
周りの少人数にだけに聞こえるようにボソっと言った。。。。。

確かに…(ガハハハハハハハハ)

サボって寝てるのは、社員み~んなが知っておる
だって眠りヒラメ部長は三日どころか
もう何年も会社でサボリ続けていたんだもんな~(ハハハハハハ)

んっ? ま・まさかっ!?
自分でこんな話をしているところを見ると…
サボッて寝ていたことを、誰も知らないっとでも思ってるんじゃ~なかろうね?

いや…バレリーナは3日で皆にバレルかもしれんがの
我社では1回でも寝てサボりゃ~速攻で皆にバレてますって
(アハハハハハハハ)
だって…人間ウォッチング大好きな私が居るんですもん 

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眠りヒラメの定年退職

2008-09-26 | 会社のハチャメチャ
世間一般では…
59歳で「役職定年」を迎え
60歳の誕生日に「定年」を迎える

が…我が社の場合はチョイと違う
会社とは名ばかりの「商店経営」なもんで
会長の覚えがめでたければ…本人が辞めたいっと言うまで会社に残れる

もちろん給料も下がり、残業手当も付かないのだが
それでも少しでも働ける場所があるのなら、ソレにこしたことはないのだ

今日。あの「眠りヒラメ部長」の送別会がある
(眠りヒラメ部長の過去記事はコチラからどうぞ~)

「眠りヒラメ部長」の場合は67歳での定年となる
日々、寝ておられる姿しか拝見していなかったので…
今晩の送別会では…
「最後まで起きていられるのだろうか?」
が、焦点となるであろう(笑)
飲み放題の2時間パック。頑張って耐えて欲しいものである(ハハハハ)

眠りヒラメ部長のお姉さまは「陶芸」をたしなんでおられる
仙台で工房を開いておられ、写真でだが作品も何点か拝見したこともある
眠りヒラメ部長も定年退職後に「陶芸」をされるそうで
私もつたないながらも「陶芸」をやっているので、お仲間が増えて嬉しい
今後もお互いの作品を見せ合う一時が迎えられることを切に願っておる

その他にも眠りヒラメ部長は、絵が大層達者で
自身の好きなクラッシックカーの絵を描き、本も出版されている
「自宅にダンボールで何箱も余っているよ」っとおっしゃっておられるが
人伝に聞くところによると、ボツボツだが売れているようである

会社では常時眠りヒラメ状態であったが
定年退職後は充実した人生を送られそうで、羨ましい

今日の送別会は、ホンワカした暖かい送別会になりそうで楽しみである

私は最近、酒を飲まないように心がけておったのだが
古参の上司の引退なので、そんな訳にもいかないであろう
っと言う訳で…私のバックの中に
 を忍ばせてある(笑)

さて、そろそろコレを飲んで
今晩は大いに楽しく会を進めたいと思う

ま、私の場合は…飲まないでも十分に騒げるがの~~(ハハハハハハ)

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新米

2008-09-25 | ゴルフ・旅行のハチャメチャ
まあ…後で記事にはするつもりだが…
9月13日と9月23日に同じ千葉のゴルフ場へ出かけただ。

千葉県のゴルフ場へは良く出かけるで
行くたんびに「田んぼ」の様子が刻々と変化するのが楽しみでの~

開墾が始まり、水引きが行われ、田植えが済み
青々と稲が成長し、小金色にたわわに実り、頭を下げる

なんともはぁ~季節感のある素晴らしい景色が、目の前で繰り広げられるだ

北海道に住んでおった頃は、リンゴ園にビート畑、牧場が主な景色だったでの
神奈川に来てからも、茶畑に野菜畑が目に飛び込んでくる
「田んぼ」ってのはあんまし見たことがないもんで
千葉県へ行くたびに、車窓から見える景色をいつも楽しんでおる

「これぞ、日本の風景!」ってな所に感動するだ

ま、朝起きて窓を開けたら田んぼが見えるってな
そんな羨ましい生活をしている人には解らんかもしれんがの
北海道から見たら別世界なんぞ(笑)

で、話はゴルフ場へ戻るがの
この時期ゴルフ場では地元で採れた「野菜・果物」や「新米」やらを売る
「自宅で留守を預かる奥様へのお土産へどうぞ~」の意味があるらしいが…
最近はご主人と一緒に奥様もゴルフ場へ来ておるで、置く意味も違ってきている

ま、何はともあれ…この「地元モノ」に異常に弱いのが我が夫なのだ(笑)

主婦の私から見れば…決して安くはない!
チョイと足を伸ばして地元の農業センターででも買った方が、ナンボか安い!
が…安い輸入古米問題が勃発する中
夫は「高いモノに安全と美味さ」を求めているらしい…(笑)
ウルサイ妻が風呂を楽しんでいる間に、夫はゴルフの清算と一緒に
「新米こしひかり」5kg 2,780円を買ったのであった

さて、ゴルフからの帰り道は通常私が運転して帰る
助手席で満足げにボーっとしておった夫に、私は今日の出費金額を聞いた

「○万○千円」っと事もなげに言う夫に、私は予定金額よりも多いと言った

カード決済の明細書をボソボソと読み上げる夫の口から
「新米こしひかり」4,780円の数字が飛び出し
私しゃ~運転そっちのけでダンナに詰め寄っただ

満天「新米を10キロ買ったのかい?」

夫 「いや…5キロ買ったんだよ」

満天「だってその金額は10キロの値段じゃないかい?」

夫 「エッ?そうなの???」

満天「私しゃ、キミが勝手に買うだろうっと予測して値段をチェックしてただ」

夫 「………。」

満天「絶対にその金額は10キロの値段ぞ!車を戻して清算し直すだ!」

っと息巻く妻に夫は「このまま帰ろうよ~」っと弱腰である
まったく!こういう時に男ってのはどうして弱腰になるかね~(笑)

そこで私は気持ちの整理をする為に計算をした

まず、今回のゴルフではお得な特典が沢山付いておった
モーニングコーヒー350円が2杯サービス…計700円
前後半の茶店でドリンクサービス 150円×4本…計600円
合計1,300円

今、ゴルフ場からの距離9キロ
我が家の車はリッター8キロ走るから…
現時点でゴルフ場へ戻った場合…リッター167円×2=334円

しめて…1,634円

米での損失は2,000円なので…戻っても366円の損失補てん。

仕方が無い。今回は夫の勉強代として夫の意向を汲んであげることとした

出来れば…国会の聴聞席に引きずり出して、詰め寄りたい出来事であったが
財務と農水省大臣の器でもない夫に、全てを任せておった私の責任でもある

次期選挙では、この件をチマチマと引き合いに出し
お山の大将から引きずり降ろしてやろうか?

てな状況が…一国の中枢を担う国会でも行われているんだの~っと思ったら
情けなくなるがの~~~(笑)


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最終思春期

2008-09-24 | 美健なハチャメチャ
9月に入り2回ほどゴルフへ出かけましたが…
写真の編集がおっつかず、その記事は後日(ハハハハハハ)

なにはともあれ、湿気と暑さの夏が過ぎ
爽やかで食欲が増す秋が到来いたしました

このブログをブログ通信簿なるものでチェックしますと…
(gooのサイトに自身ブログのURLを入れると…勝手にブログの特質を読み取り
 性別・年齢を含んだ通信簿を作ってくれるサイト)
40歳~59歳の「男性」っと必ず出るのですが…
まさか…このブログを読まれている方の中に、
間違って認識しておられる方はいらっしゃらないとは思いつつ
今一度、キッチリと申し上げておきますが…わたくしは「中年女性」です
で、それを踏まえて申し上げさせて頂きますが
昨年の夏あたりから「新陳代謝の低下」に悩まされ
「冷え」と「足のつり」に「めまい」なんぞの弊害が現れはじめております

まぁ~年齢的に言えば…「最終思春期」にあたる
「更年期」にさしかかったっと申し上げても間違いではないんですが(笑)

昨今、この「最終思春期」は男性にもあるとかで
笑ってばかりもいられない病気の一つになりつつあります

10代の人がなる、大人になるための「絶好調思春期」と同じく、
イライラしたり感情の高ぶりを押さえられず
怒ったり、笑ったりと喜怒哀楽が激しくなるのも一つですが
我々中年が迎えている、老人になるための「最終思春期」では
「そろそろ、無理がきかない体になったよ~」っと
教えてくれる親切な作用もあります

ちなみに10代の「絶好調思春期」のイライラ。
これは成長と共に大量に使われるカルシウムの不足を体が訴えているのです
もっと牛乳を飲もう~ってなCMがありましたが、あながち間違いではありません

「手足が冷えてくる」「耳鳴り・眩暈がおこる」「偏頭痛に悩まされる」等
これらは20代~40代まで過ごした生活習慣に対する体からのサインに他なりません

「ちゃんと朝食を取っていましたか?」「適度な運動はしていましたか?」
「バランスの良い食生活を心がけていましたか?」
「早寝・早起き。夜更かしなんぞしていませんでしたか~?」
っと体がサインを出しているのです

青年期を過ぎ、中年期が終わり、老年にさしかかろうとしている今
もう一度、自身の生活を振り返り、改める箇所は改めて
楽しい老後を過ごして下さいね~っとの体からのメッセージなのです

私の場合は「若い頃から時々朝食を抜いていました」
よって新陳代謝が低下し「冷え」「足のつり」っとなって現れています
特に「足のつり」にはカリウムが良く効くので
カリウムを多く含んだ食品「バナナ」で朝食を取ることを心がけています
今流行りの「朝食バナナダイエット」の先駆けでしたの~(笑)

イライラには「カルシウム」
これは10年ほど前から気にして採っていましたのでイライラは無しです

「亜鉛」を多く含む「牡蠣」と、「鉄分」を多く含む「レバー」は嫌いなもんで
若い頃から避けていましたので「耳鳴り・眩暈」に通じているようです

これから「最終思春期」を迎える人も
今まさに「最終思春期」真っ只中の人も
コツは何があっても「前向きに!」
悩みがあったら「口に出す!」
「何でも解決すると思うのは大きな間違い!」
「夢中になれる何かを見つけよう!」でやんす(笑)

「最終思春期」は人によって軽い症状ですむ人と、重く寝込んでしまう人がいます
誰が見ても若い頃から健康な生活をしている方は、たいがい軽く済んでいます
若い頃の「ヤンチャのツケ」の支払いを、今しているんでしょうね~(笑)
キッチリと支払いを済ませ、
「満天クソババア」っと若い人に言われるような
元気な「クソババア」目指して頑張りたいと思っております

目指せ!「アルゼンチンババア」←吉本ばななさん作の私の見て見たい映画です
(ガハハハハハハハハハ)


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魔女 作:五十嵐大介

2008-09-19 | 漫画紹介

第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した作品です

世界中で「魔女」っと言えば…
その仕事の大半は「生」と「死」の狭間の仕事を司る場合が多い
「医者」という明確な立場を持った人が少なかったり、いなかったりした時代
「出産」といえば村はずれの「魔女」を呼び
「病気」となればやはり「魔女」を呼んだ
「死んだ人」に会いたい時も「魔女」を頼り
「飢饉天災」があれば「魔女」のせいにもした
人々が穏やかに暮らすために都合よく利用されていた者たちだとも言える

だから我々が「魔女」っと聞くと…
「頼りになる」ような気持ちと「不安になる」ような気持ちと
両方の感情がない交ぜとなる

今回この「魔女」っと言う漫画も「雨降り人色バス」のあこちゃんにお借りしたのだが
私はこの作者「五十嵐大介氏」を申し訳ないが知らなかった
知らなかったので他の作品も見たことはない
漫画の表紙絵を見てもらえれば解ると思うが
一本一本の線は細く、ともすれば頼りなさげに描かれているのだが、
線が寄り集まり、絡みあうと…なんとも言えない力強さを感じる
とかく線を乱用するとウルサクなり邪魔になるのだが
そこを旨く利用し「魔女」という不確かな立場の者を見事に描いている

と…漫画を描けないド素人の私でも、そう感じてしまうほどに絵が旨い(笑)
やはり人によって好き嫌いがある絵柄かと思うが…面白いものは面白い

全編、色んな国、色んな時代の「今」を切り取ったオムニバス構成となっている
先にも述べたが「魔女」に対してもその国々で捉え方が違うので
様々な「魔女」が描かれている

第一章 「SPINDLE」では西洋の魔女と遊牧民の魔女が対決する
そこで遊牧民魔女が放った一言がある

言葉で考えるあなたは
言葉を超えることは考えられない
あなたより大きなものを
あなたは
受け入れることができない


また二巻 「PETRA GENITALIX」では宇宙空間で事故をおこし
災いの石を持ち帰ってしまった人類を、身を捨てて守ろうとする魔女が
口先だけで何も動こうとしない教皇たちに言い放つ言葉がある

自分の身を危険に晒さない者は口を慎みなさい

あなた方の立場からみれば、わたしは2つの世界をつなぐ者
言葉のある世界と、ない世界の。

あなた達の世界は「有限」
わたし達の世界は「無限」
あなた達の言葉は、ありとあらゆる可能性を特定の性質に切り分けるナイフ
自分達の都合のいいように世界を刻む道具

わたし達は世界をあるがままに見る
わたし達は言葉を知りながら
それを棄てることができる者


この二つの言葉が心に残る

私たちは言葉に頼り過ぎているのかもしれない
ネットが進化しメールで会話することが多くなり
人と対峙して話すのを嫌うようになってしまった

相手の目の動き、顔の表情、話す態度、それらから読み取れる
言葉よりも大きな情報を読み取れなくなってきている

かといって文章を多く発信していても、文章の構成組立は苦手である
絵文字・顔文字などを多用し
自分の感情を、相手の受け取り方に任せる方法を好んでしまう

何もせずテレビの前で菓子を食いながら文句ばかりを言い募る
自分達で選んだ政治家たちの無能さをあざ笑い
メディアに乗った言葉尻が気に食わないと、つるし上げ謝罪させる

言葉に頼り、言葉を使うが上手く使えないので苛立つ。
言葉意外のモノで感じることができなくなったために苛立つ。
今、何故か誰もが苛立ち怒っている
異様なほどに人のせいにし怒っている
だけど…誰も動こうとしない。総理大臣ですら動くのを辞めてしまった

ありのままを受け入れる懐の深さと
自分自らが動き改革していく力があれば…そんなに怒りも湧いてこないだろう
しかし…いかんせん、我等人間は弱く非力で情けない
そんな自分自身に一番怒っているのかもしれない

心を自由に飛ばし、自然と共存できる魔女たちが羨ましく思えた
何にも縛られない自由は…きっと私が想像している以上に怖い世界なんだろうな

ある魔女は自然に耳を傾けているからこそ
今、自分がすべきことがわかるっと言っていた
だから…それに従うだけだと

一陣の風が読み手の心を突き抜けるような、そんな漫画でした~(笑)

作者の「五十嵐大介氏」は携帯を持っていないらしい
五十嵐氏の「周辺編集者さん」がブログを発信しておられる(笑)
「五十嵐大介周辺日記」で検索をかけると出てくると思うので
覗いてみてはいかがだろうか
(コメント等、交流がないので…リンクは遠慮しています)

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マンホール 作:筒井哲也

2008-09-18 | 漫画紹介

夕暮れの商店街で全裸の男が怪死を遂げた
その体から検出されたナゾの寄生虫。

規格外の感染力で人々を恐怖に陥れる寄生虫は…誰の仕業か?目的は?

怪事件を追う中年男の刑事と若い女性刑事
少しズレた二人の刑事がナゾに迫る

マンホールの中にあるものは…果たして何なのか?

いや~~怖い漫画でやんした(笑)
怖いんですけどね、途中でやめられませんのです(ハハハハハ)
何がなんやら解るまでは、怖くっても読まなけりゃ落ち着きません


人によって心に傷を負う瞬間には差があると思う
メガトン級の暴言に耐えられる人も居れば
テッシュが顔に触れた程度でも「傷ついた」っと感じる人も居る
その人の心の強さに比例するモノなので、なんとも言えない

よく、人を傷つける暴言を吐く人が居るが
犬と同じで「弱い犬ほど、よく吼える」現象だと思う
「バカ」「アホ」「死ね」など、怒りでボキャブラリーが欠如した時に
自己防衛のために発する言葉だと思う
大人になりきれていない脳の持ち主が、よく使う言葉である
単に先に言った方が勝ちのような「バリア効果」を期待して言うのであろう
情けない行為だが、脳が大人に成長しきるには20歳くらいまでかかるので
よく考えてモノが言えるようになるには時間がかかる

時に20歳を超えても脳の成長が達成しきれなかった輩も居るがの

しかし、心にとっては「よく吼えた方が楽なのである」
変に我慢し無口になると違うところに病気が出たりする
不思議なるかな人間の体であろう

っと、ここまでは脳の成熟度が足りない場合。

では、脳が十二分に成熟した熟年男性が傷ついたらどうであろうか
面子も体裁もあるので女・子供のようには吼えることが出来ない
特に自分が守るべき対象が傷つけられ、その犯人がのうのうっと生きていたら?
相手は20歳過ぎても脳が成熟していない病原体である
どこへ怒りを持って行けば良いのかが解らなくなる

考えに考えた末に、彼が出した結論は…最低最悪な行為であった
そんな漫画である

どちらかといえば…犯人も正義の味方も「目には目を」「やられたからやる」の
原理に基づいて行動しているので後味が悪い
が…読み始めたら一気に読んでしまえる(笑)

実際の世の中も「目には目を」「やられたからやる」が
定着しつつあるからだろうか…
フィクションだからといって、笑っていられない恐怖がある

今回、この漫画は「雨降り人色バス」のあこちゃんからお借りしました~
面白かったです。ありがとう

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社員旅行…だよね?

2008-09-17 | 会社のハチャメチャ
今年我が社は「節目の年」を迎えている
世の中が不景気なのを横目に見、順風満帆な会社としては
この「節目の年」にナニかイベントをせねばならんと思ったらしい

ちなみに…前回の「節目の年」には
「社員が身銭をきって
会長にプレゼントを贈った」

そんな会社が何処にある?
そう、ココにあるのである(笑)

今年も身銭をきる覚悟をしておったらば…ナニをどう考えを改めたのか解らんが
「今年は社員全員で海外旅行へ行こう!」
ってなお達しが来た

「へ~~~、少しはマトモな会社になって来たじゃん」っと社員一同思ったが…
数名の部次長殿たちは…半信半疑状態であった

「特に我が社の場合は…
こういう良い話の裏にはナニかある」

なんぞと浮き足立つ社員を「まあまあ、落ち着け」っとなだめておった(笑)

そんな…良い話の裏にナニかある会社なんぞ何処にある?
そう…ココにあったのである(笑)

①土日を挟み3泊4日で、社員を前後半2グループに分ける
②2グループが合流する土曜日に会社の全体会議を行う
③旅行へ出席できない者は、土曜日の全体会議を休むのだから有給休暇を出す
④平日は会社営業日なので、旅行へ参加する者は2日分の有給休暇を出す

ってなお達しが来た。。。。。。。

旅行へ行く者は、2日分の有給休暇を提出し
旅行へ行けない者も、1日分の有給休暇を提出しなければならない

マジっすか~!?

しかも…旅行の日程をみれば…月末月初。
私しゃ一人で50名を有するこの営業所の営業事務をやってるんですけど…?
有給を2日も提出して、尚且つ旅行から帰って来たら仕事の山…。
旅行へ行かないで、一生懸命仕事をしていても…有給出せってかっ?!

一応、行けるか行けないか回覧を回したところ
我が営業所では半数の人間が辞退した

社長は半数辞退の結果を見て…
「何で行かないんだっ!」っと怒っておったが…
会長がボソっと言った一言を私しゃ聞き逃さなかった

「儲かったな…」

行かない人が多い方が会長は嬉しいらしい…。

「節目の年」なんて…来なくてイイだ。


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目がはなれん

2008-09-16 | 会社のハチャメチャ
今月末に「鉄の胃袋課長」が海外出張へ出かけなければならなくなり
本社より26歳のうら若き女性が通訳として同行することとなった
出張前の細かな打ち合わせのために
週に2~3回は我が営業所へ来て打ち合わせをしているのだが…

ご存知のとおり、私が勤務しておる営業所の女性は私を含めて3人
総在籍人数は50名を超えておるのに、たったの3人
しかも私は40代、他の二人は30代と年齢が高い(笑)

残り50名弱の男性諸君のルツボの中に、うら若き26歳の女性が
「ピョン」っと飛び込んでくるのである
どんな感じか想像がつくであろう(ハハハハハハ)

「蜂の巣をつついた感じ」…いやいや
そうであればまだ良い。
こういった状況の男っていうヤツ等は…意外にも静かなのである(笑)

口や態度は静かであるのだが…目が…目だけが彼女を追う
(ブワハハハハハハハハ)
一度、彼女に目の焦点が合うとハズれないらしい(笑)
頭を動かさずに目だけがジ~~~っと彼女を追うという
とてつもないブキミな状況が出来上がるのである(笑)

先週末、一人の男性社員に言われた
「満天さん。ウチの女子と本社の女子では制服が違うの?」
「いや。各営業所もみんな同じ制服を着ておるが?」
「やっぱそうなんだ~」
っという彼の視線の先を見ると…

背が高くスラ~っとしておる26歳の女子社員と
ウチの柳原にソックリな小太り新人ちゃんと、
洋ナシ体型のリトルミイの3人が仲良く立ち話をしておった

た・確かに…同じ制服を着ているとは思えん
仕方ないよな~背格好からして違うんだもの(笑)
っと思ったが…よく見るとリトルミイの制服だけが明らかに違う

我が社の制服は上がベストで下がキュロット
キュロットの前に巻きスカートが付いており
前から見るとスカートのように見え、後ろからだとズボンに見える

うら若き26歳と新人君はこの制服なのだが
リトルミイの制服は前から見ても後ろから見てもキュロットだと解る
オカシイ????

よくよく見ると…
洋ナシ体型のリトルミイはウエストがキツかったのか
勝手に自分でウエストを広げ、直したらしい

前面の巻きスカートの部分が大きくはだけ、ダランと右に垂れ下がり
キュロット部分のスソと合わなくなってしまいスカートに見えない
よって別な制服のように見えるらしい

巻きスカートタイプのキュロットはウエストを緩めると
このような状況になるので、本来は直すべきではないのである

自分に合ったサイズの制服を注文しているハズなのに…
見栄をはってワンサイズ小さいのを頼んだか?
それとも太ってしまったのか?何時からこの状況なのかは定かでないが…
総務を司っている私は彼女達より可なり年上である
気にせずに言ってくれれば大きいサイズの制服に取り替えてあげたのに
とは言え、私から「大きいサイズにしたら」とも言えん(笑)


残念なことに…男性社員の指摘によってそんな状況に気付いてしまった私は
リトルミイの変形キュロットから目が離れなくなってしもうた~

なんだな~~
男性は美しいものに目を奪われるのに
私しゃスゴくて怖いものから目がはなせないらしい
つい、見てしまう。
まいったな~

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竹光侍 描:松本大洋 作:永福 一成

2008-09-11 | 漫画紹介
松本大洋作「竹光侍」(漫画)の紹介である
今のところ、1巻から4巻まで出ていて現在も進行中

 

 

竹光とは本身の刀を売ってしまったり、重くて刀を持つのを嫌がった侍が
竹を削ったものを刀身にし、刀のように見せかけ体裁を繕ったモノである

テレビで放映されている時代劇とは異なり
平和で切り合いの少なかった江戸時代には、よくある話であった

長屋に住む大工の息子「勘吉」が、その若いお侍をはじめて見たのは
正月の寒い朝のことであった。

長屋にある「かわや(トイレ)」は遠い
だいたいが長屋の奥、とっつきにあるので、そこまで外を歩いて行かねばならない

意を決して外へ出た「勘吉」の目に「狐の化け物」が見えた
あまりの恐怖に小便を垂らし座りこんでしもうた「勘吉」を
「狐の化け物」は親切にも「勘吉」の着物を洗ってくれ
「瀬能宗一郎(せのう・そういちろう)と申します
 本日よりこちらの長屋でお世話になります」と挨拶をした

よく見ると可なりな狐目であるが、若い人間のお侍であった

子供の目とは不思議なもので、大人には見えない何かが見える時がある
その狐目のお侍は確かに「狐の化け物」な一面も持っておった
でもな、またまた子供とは不思議なものでの~
良い人と悪い人をちゃ~んと見分ける力も持っておる
「勘吉」は、この狐目のお侍が何故か気になり側をくっついて離れない
そうして二人は仲良くなっていったのである

この漫画は、ある日長屋にヒョイっと現れた不思議な浪人の話なのだが
正真正銘人間であるのに…異様なほどに人間離れし過ぎている
ココに読者は「勘吉」と同じように惹かれていく
「この侍の過去には何かイワクが隠されている」
そう思ったら最後、目が離せない(笑)

めっぽう剣の腕が立つ。しかし腕が立ち過ぎ禍の匂いすらする。
見事な妖刀を持っている。が…妖刀に主従逆転されそうになり竹光侍となる。
怖いけど優しい。賢いのに世間に疎い。知らなそうで知っている。
このような主人公「瀬能宗一郎」から長屋の住民達は目が離せなくなる
そうして彼が少々怖いのに、好きになってしまうのである

作者は「鉄コン筋クリート」を描いている松本大洋
ウィキペディアによると、父は作家の松本東洋。
母は詩人の工藤直子。妻は漫画家の冬野さほ
従兄弟の井上三太も漫画家らしい

彼の作品を見るのはコレが始めてであるが、漫画原稿用紙の枠を超えてくる
飛び出す絵本のように感じるのだ(笑)
それでいて画面下隅に描かれている小さな「モノ」もクッキリと見え
普段見逃しそうな虫ですら命を持って動いている感がある

鳥獣戯画さながら宗一郎の周りの人々の心の内を
モノや動物、虫までもが代弁して語る時もある(笑)

絵柄は人によって好き嫌いがあると思うが
機会があったら読んで欲しい漫画の一つである
なにせ、面白い(笑)

今回、面白い漫画を私に紹介してくれたのは
「小耳書房」のさくらさん
このブロガーさんも面白くって好き。どことなく竹光侍っぽい(笑)
ポヨ~ンとしておるのかっ?っと思えば時々毒も吐く
ヤル気のなさを前面に出したな~っと思えば漢字検定試験なんぞも頑張る
私と同じく本も漫画も読み、色々と紹介してくれている
こちらも病みつきになりそうなブロガーさんである(笑)

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