満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

月に囚われた男

2013-03-26 | 映画・ドラマ紹介


監督・脚本はダンカン・ジョーンズ
なんと、デヴィッド・ボウイの息子だそうだ。
デヴィッド・ボウイといえばイギリスのロックスターだが、俳優としても名を馳せ
「地球に落ちてきた男」「戦場のメリークリスマス」など出演作は多数ある。


■あらすじ

サムは月で採取されるエネルギーを採掘するため、たった一人で作業している。
契約は3年。地球との直接交信はダメ。唯一の話相手はロボットのガーティ。
衛星通信施設の故障により、唯一の楽しみである妻とのテレビ電話も交信不能状態。
なので過去に録画した映像を何度も繰り返し見ている。

孤独だ。実に孤独なのだ。
でも、それもあと2週間で終了する。もう少しの我慢。

そんな時に…サムは外で採掘中に事故を起こしてしまう。
孤独のせいか、精神的なストレスのせいか、
最近体調が悪く、幻影やら幻聴に悩まされていたサムは
採掘現場で操作ミスを起こし、気を失ってしまったのである。

気が付くとベットで目が覚めたサムは、そこに自分と同じサムが居るのを見る。
自分と同じ顔、同じ姿形。少しだけ性格は違うが、自分と同じとしか思えない。

これは夢か、現実か? 


作りは「2001年宇宙の旅」のような雰囲気。
ちょっとレトロな作りなのだが、公開は2009年である。

■感想…ネタバレあり

私が初めて自分のコピーなる話と出会ったのは、「パーマン」で、ある(笑)
パーマンが世界平和のために活躍している時に学校へ行ってくれるロボット
「コピーロボット」がソレであった。
鼻のボタンを押した人間と同じ姿形となるロボットで性格までも同じになる。
学校へ行ってもらえるなら「私も欲しい!」と思ったもんだ。

だが自分の嫌な仕事だけ押しつけられるかと言えば…そうでもない。
宿題もサボるし、お八つは率先して食べてしまう。
つまり自分と同じということは、自分ならするであろうことをする訳だ(笑)

この映画でも自分と同じ姿の人間が現れる。
感の良い方はお気づきだろうと思うが、クローンである。
クローン人間の場合は、コピーロボットと違い性格に多少の違いが現れる。
自分と同じ遺伝子を持っては居るが、厳密に言えば自分と同じだとは言いきれない。
似たような感受性を持っているが対応に微妙な差が出る可能性がある。
それだけ人間は複雑なのだと言える。

目の前に宿題とお八つがある。
宿題を置いておいてお八つから食べる自分も居れば
宿題を片付けてからお八つを食べる自分も居るし
宿題をやりながらお八つを食べる自分も居るのだ(笑)
その時の雰囲気や気持ちの違いでどのような結果が出るかは解らん。

この映画はそれをとても巧く利用して作っていると思う。
製作費はあの低予算作品の第9地区の1/6
確かに予算は掛けてないな~と思わせるセットではあるが
それも「なるほど」と思わせる設定があるので気にならない。

先に「自分が楽をしたいがためのクローン人間」の話をしたが
この映画は「会社が人件費を削るために作ったクローン人間」の話となる。
とても現実的だ。
クローンは3年で死んでしまう設定となっており
記憶は3年前の記憶を埋め込まれている。
クローン同士が出会わなければ、メビウスの輪状態で働き続けるのだ。
クローンは生まれてすぐに「あと3年で地球へ帰れる」と思いつつ働く
先が見えているのでそれなりに一生懸命に働く。
でも地球へ帰る前に遺伝子に組み込まれた病気で死ぬ。
「ああ、あと少しで仕事が完了し地球へ帰れたのに…」と思いつつ。
一人が死ぬと次のクローンが生まれ、何事も無かったかのように3年過ごす。
会社は人件費を支払わずに永遠に作業員を確保出来るっちゅー話となっている。
だが侮るなかれ。こういう企業や軍隊がソコに目を付けたからこそ
技術の発展が見られたとも言えるのだ。

妖怪だらけの我が社の会長が聞いたら…泣いて喜びそうな設定じゃ(アハハハハ)

「人件費なし。最低限の衣食住の提供だけで一生懸命に働く人材を確保」
「設定は自由。3年未満で心臓発作の遺伝子操作可能」
「満了後には自由と多額収入有と記憶操作するので良く働きます」

な~んて広告が出ていたら飛びつくかもしれんの。

というわけで、最初はショボイ?と思いつつ見始めた映画だが
終わってみればとても面白かった。
ちょっと刺激が欲しい方にお勧めの映画である。

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江の島散歩…④最終回

2013-03-08 | 日々のハチャメチャ
全3回にわたり…と、告知したのに全4回になってしもうた。
大変申し訳ない。

気温が暖かくなった日を狙って、江の島散歩と洒落こんだ我ら夫婦。
腹も満たし向かった先は、江の島入口より反対側の海。
つまり江の島を縦断したってことだ。



結構な急坂かっ!? と思われる写真だが、ちゃんと階段が付いている。
今は干潮なので岩場が大きく出ているが、満潮の時にはどうなるんじゃろ?
とか思いながら降りた(笑)



絶対に満潮時には沈んでいるっしょ(笑)
でも階段がシッカリと付いている所を見ると…満潮時だとどうなるんじゃ?

この海岸に「亀石」なるものがあるそうだが…
今回はそれを見つけることが出来なんだ。
満潮の時は潮に隠れて見られない石だというから、この時が満潮じゃったのかの?



「江の島岩屋洞窟」入口
ここに長い年月波の浸食で出来た岩屋があった。
弘法大使が訪れたという言い伝えがあり、興味津々で傍まで行ってみたが…

大人 : 大人:500円 団体料金(20名以上)400円
子供 : 子供:200円 小・中学生  団体料金(20名以上)160円
備考 : 幼児 無料

上記看板あり。悩んだ末に…次回の機会に、って事にした(笑)



しばし絶景を堪能。
これだけの景色を前に、あえて岩屋に入る気もせず
夫婦でノンビリと絶景を堪能した。



どうやらコチラ側が西らしい。夕方には夕日が見事じゃないかと思う。
帰りは4時近い時間となっていたが、続々と江の島に向かう人の波が途切れない。
夕日を見ながらレストランで食事をしたり、
江の島入口にある温泉に入ったりと夜でも十分に楽しみがあるんだろう。



子供の頃は良く父親と一緒に海釣りへ出かけた。
竿を木刀のように振り、遠くに針を飛ばしたら、後は岩場でゴロゴロとしていたもんだ
それがとてつもなく気持ちが良くっての~。
江の島で一番よく釣れる魚は「ボラ」だそうだ。
ボラと言えば「カラスミ」だが…ボラは見たことも食べたこともない。



遠くに海の上を立って歩いている人を発見!?
何かを採っているように見えるが、足元が良く見えないので解らない(笑)
なんとも不思議な光景を見てしまった。



さて、ここからは舟で江の島入口まで帰る。
岩屋洞窟方面と反対側へ海沿いを歩いていると看板に出会う。



意外に小さい舟じゃ。。。
時間など決まっておらんが10分程度で乗れる。
私しゃ船酔いしやすいので舟を見た瞬間から緊張する。
人がある程度集まるまで待つので、その間、波のうねりに身を任せる。
はい。酔った。(簡単に酔う…アハハハハハ)



「べんてん丸」出航~! 動いてしまえば酔いも吹っ飛ぶ(笑)



船横に白波が立つ。結構なスピードで飛ばしているような。。。
誰もライフジャケットを着用していない。。
酔いが納まったと思ったら、転覆を想像して一人で怖がる(笑)



でも、舟で海の上から見る江の島も素敵じゃ~。



ほいでもって「アッ」というまに到着。
あんなに頑張って階段登って歩いたのに…とか思ってしまうがの(アハハハ)



帰りはモノレールに乗る。足元が空間というのは、なんとなく感じるのな~。
乗り心地が少し変で、またも酔いそうになる(ブワハハハハ)



大船駅に到着すると観音さまが見える。何時見ても綺麗なお顔じゃ。
傍まで一度も行った事がないので機会があれば行ってみたい。

ということで、①~④回にわたってお付き合い頂きありがとうです。
①=1枚、②=2枚、③=0枚、④=1枚
上記、私、満天が写真に写っている枚数どす(笑)
お暇があれば探してみるのもオモロイかも・・・(懸賞とかは無いですが…笑)

いつもよりも寒い日が続いているのと、
夫が右手中指を捻挫しているので、ゴルフはしばしお休みっす。
とか言いながら妻はシッカリと練習には励んでおりますがの~(笑)
あちこちと散策しながら、足腰の鍛錬をば…っと考え電車に乗って遊びに行きました。
思ったよりも素敵な所でしただ。まだ見てない所もあるのでまた出かけたいです。
それでは、また~~~。

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