月曜から続けている私の弟「満月」と「のっぺら」の最終回である
本当にこんなクダラナイ話に3日も付き合っていただき
申し訳ない
ところで…今日が初めてってな方がいらっしゃいましたら
どうか二日前の下記事から読んでくれるとありがたい
色々と注文を付けてしもうてすまんの~~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
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前回、ウルトラマンに「鼻がない~」っと大泣きした弟満月は
いったい…誰に似たんじゃろうってな程、気が弱い
だいたい内地(本州)から一攫千金を夢見て北海道へ渡って来た
博徒な祖父の代から、満天家のメンバーは全員気が強いのだ
しいて探すなら…満月君の母親はお嬢様育ちであるので
少々オットリしてはおるがの~しかし、性格はすこぶるキツイしな~(笑)
母方に誰ぞ気の弱いヤツが居ったのかもしれん
ケンカに明け暮れ生傷の絶えない姉に相反して
弟満月は家で静かに人形遊びなんぞをするようなヘナチョコ男であった
毎度、「鼻が無い~」っと大泣きして
「帰ってきたウルトラマン」のTV放送を見られないのは我慢ならんので
なんとか彼に「線だけの鼻」を認知させようと姉は必死に考えた
黄金バットやウルトラマンが怖いと言うくせに
黄金バット出演の悪役、黒い布をかぶったナゾーは怖くないし
藤子不二雄作「オバケのQ太郎」に対しては
むしろ好きだという所に着目した姉は
古いシーツを頭からかぶり「のっぺら」っという怪人を登場させた(笑)
ウルトラマンの線だけしかない鼻を怖がる満月に、免疫を付けるため
シーツをかぶり鼻がくるであろう位置にマジックで線を書き
目の位置には、コチラは満月お気に入りのオバQのパッチリ目を書きいれ
ここに「のっぺら」が誕生したのである
「のっぺら」が出入りする場所は押入れである
押入れには「のっぺら」の世界と我等の世界を結ぶ
不思議な出入り口があるのだ
このあたりの設定はディズニーのモンスターズインクに似ておるが
私の方が古いのでパクったのはアッチである(笑)
ただし…「のっぺら」が出現するには「姉」を人質に出さなければならぬ
そりゃ~そうだ・・・姉と「のっぺら」は同居できないのだから(笑)
かくして「のっぺら」は姉を人質に取り、押入れから満月君のもとへ出現した
現れる時は…押入れの奥からブキミな声で
「のっぺら~ほほほ~~~い」ってな変なフシが付いた歌が聞こえる
最初、ギャーギャー怖がっておった満月に
「線だけの鼻」は怖くないんだぞっと教えるのに多少時間が掛かったが
何度か「のっぺら」を出現させ色々と話しているうちに
気の強い姉には考えられない誤算が生じて来たのである
しんじられない事にコノ「のっぺら」を満月はエラク気に入り
暖かな友情みたいなもんを持つようになってしまったのである
「のっぺら」が押入れに帰ろうとしても
「帰るな」っと言う
「姉が戻ってこられなくなるぞ」っと言っても
「のっぺら」が居ればイイなんぞと言いやがる!
姉があれほど「よこせ!」っと言ってもくれなかった
ビスコのお菓子まで簡単に手渡すほどである
いつも乱暴な姉より…
しつこく静かに「線の鼻は怖くない」「これが結構~役にたつ」など
座って静かに話す「のっぺら」の方が彼にとっては良かったらしい・・・
これは…潮時かもしれんと考えた姉(のっぺら)は
「もう…満月君に会いにはこれない」っと伝えた
理由は…
ハワイに転勤するからである・・・
当時ハワイは夢の島じゃった~
また、自営業の我が家にとってサラリーマンの転勤も憧れじゃった~(笑)
ビ~ビ~泣きじゃくる満月に最後に一言声をかけた
「もう…線の鼻は怖くないじゃろう?」
泣きながらデカイ頭をコクンっと前に倒したのをシッカリ確認し
「のっぺら」は押入れに去って行ったのである
無事に押入れから戻ってこられた姉を完全に無視し
いつまでも、いつまでも押入れの前にチョコンと座ったまま泣き止まない満月
デカイ頭に付いておるチッコイ目がボッコリ腫れてしまい
泣かせたことが親にバレ、姉はしこたま叱られてしまった
オマケに…古いと思ったシーツは時々来るバー様が使うシーツじゃった・・・
とにかくその後、姉は無事に「帰ってきたウルトラマン」のTV放送を
心ゆくまで堪能できたことは言うまでもない
が…気の弱い弟を持つという事がどういうコトかってのを痛感したのは
その一年後から始まった「仮面ライダー」の放送時であった
トンボを擬態化した仮面ライダーをワクワクして眺めておった
姉満天の後ろから、またぞろ大きな叫び声があがったからである
そのお話はまた今度ってコトで…(笑)
実は仮面ライダーには、かなり手こずった(ハハハハハハ)
時々…彼は今でも押入れをジーっと眺めておる時がある
姉、イコール、のっぺらとの認識はないのかもしれん
底抜けのお人好しである(ガハハハハハハ)
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本当にこんなクダラナイ話に3日も付き合っていただき
申し訳ない
ところで…今日が初めてってな方がいらっしゃいましたら
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前回、ウルトラマンに「鼻がない~」っと大泣きした弟満月は
いったい…誰に似たんじゃろうってな程、気が弱い
だいたい内地(本州)から一攫千金を夢見て北海道へ渡って来た
博徒な祖父の代から、満天家のメンバーは全員気が強いのだ
しいて探すなら…満月君の母親はお嬢様育ちであるので
少々オットリしてはおるがの~しかし、性格はすこぶるキツイしな~(笑)
母方に誰ぞ気の弱いヤツが居ったのかもしれん
ケンカに明け暮れ生傷の絶えない姉に相反して
弟満月は家で静かに人形遊びなんぞをするようなヘナチョコ男であった
毎度、「鼻が無い~」っと大泣きして
「帰ってきたウルトラマン」のTV放送を見られないのは我慢ならんので
なんとか彼に「線だけの鼻」を認知させようと姉は必死に考えた
黄金バットやウルトラマンが怖いと言うくせに
黄金バット出演の悪役、黒い布をかぶったナゾーは怖くないし
藤子不二雄作「オバケのQ太郎」に対しては
むしろ好きだという所に着目した姉は
古いシーツを頭からかぶり「のっぺら」っという怪人を登場させた(笑)
ウルトラマンの線だけしかない鼻を怖がる満月に、免疫を付けるため
シーツをかぶり鼻がくるであろう位置にマジックで線を書き
目の位置には、コチラは満月お気に入りのオバQのパッチリ目を書きいれ
ここに「のっぺら」が誕生したのである
「のっぺら」が出入りする場所は押入れである
押入れには「のっぺら」の世界と我等の世界を結ぶ
不思議な出入り口があるのだ
このあたりの設定はディズニーのモンスターズインクに似ておるが
私の方が古いのでパクったのはアッチである(笑)
ただし…「のっぺら」が出現するには「姉」を人質に出さなければならぬ
そりゃ~そうだ・・・姉と「のっぺら」は同居できないのだから(笑)
かくして「のっぺら」は姉を人質に取り、押入れから満月君のもとへ出現した
現れる時は…押入れの奥からブキミな声で
「のっぺら~ほほほ~~~い」ってな変なフシが付いた歌が聞こえる
最初、ギャーギャー怖がっておった満月に
「線だけの鼻」は怖くないんだぞっと教えるのに多少時間が掛かったが
何度か「のっぺら」を出現させ色々と話しているうちに
気の強い姉には考えられない誤算が生じて来たのである
しんじられない事にコノ「のっぺら」を満月はエラク気に入り
暖かな友情みたいなもんを持つようになってしまったのである
「のっぺら」が押入れに帰ろうとしても
「帰るな」っと言う
「姉が戻ってこられなくなるぞ」っと言っても
「のっぺら」が居ればイイなんぞと言いやがる!
姉があれほど「よこせ!」っと言ってもくれなかった
ビスコのお菓子まで簡単に手渡すほどである
いつも乱暴な姉より…
しつこく静かに「線の鼻は怖くない」「これが結構~役にたつ」など
座って静かに話す「のっぺら」の方が彼にとっては良かったらしい・・・
これは…潮時かもしれんと考えた姉(のっぺら)は
「もう…満月君に会いにはこれない」っと伝えた
理由は…
ハワイに転勤するからである・・・
当時ハワイは夢の島じゃった~
また、自営業の我が家にとってサラリーマンの転勤も憧れじゃった~(笑)
ビ~ビ~泣きじゃくる満月に最後に一言声をかけた
「もう…線の鼻は怖くないじゃろう?」
泣きながらデカイ頭をコクンっと前に倒したのをシッカリ確認し
「のっぺら」は押入れに去って行ったのである
無事に押入れから戻ってこられた姉を完全に無視し
いつまでも、いつまでも押入れの前にチョコンと座ったまま泣き止まない満月
デカイ頭に付いておるチッコイ目がボッコリ腫れてしまい
泣かせたことが親にバレ、姉はしこたま叱られてしまった
オマケに…古いと思ったシーツは時々来るバー様が使うシーツじゃった・・・
とにかくその後、姉は無事に「帰ってきたウルトラマン」のTV放送を
心ゆくまで堪能できたことは言うまでもない
が…気の弱い弟を持つという事がどういうコトかってのを痛感したのは
その一年後から始まった「仮面ライダー」の放送時であった
トンボを擬態化した仮面ライダーをワクワクして眺めておった
姉満天の後ろから、またぞろ大きな叫び声があがったからである
そのお話はまた今度ってコトで…(笑)
実は仮面ライダーには、かなり手こずった(ハハハハハハ)
時々…彼は今でも押入れをジーっと眺めておる時がある
姉、イコール、のっぺらとの認識はないのかもしれん
底抜けのお人好しである(ガハハハハハハ)
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楽しみがあると、何も手につきませんっ
いや~完結
すばらしい
ほんと。出版してもおかしくないです
是非シリーズ化して出版して欲しい!
その後、大きくなってから弟さんと”のっぺら”のお話された事あります?
彼の中の記憶をたどってみたいわ~
きっとあちこちに不思議な現象(by満天さん)がありそうで、想像するだけでワクワクです(笑)
頭のカッターは?と聞くと「建物が壊れるので・・・」とお付の係りの方が答えた。そうなのだ、ウルトラマンは「ジョワッチ!!」としかいえないのだ。ってか、喋れないから。
そうだ、恐いの分る!!だって、目だけやたらデカくて鼻ないし、半のっぺらぼうじゃん。強いから子供受けすると思われる、それだけで・・・。顔は二の次でいいんじゃない??
ブラウン管の中は異様に感じたのかもしれませんね~。
身近な存在に
ヒコ娘は逆で、デパートやイベントに出没するキャラクターを見てはまんまるお目目を三角にし、ありとあらゆるところから『汁』を出すくらいの嫌がりようでした/face_ase2/}
子供は何に怯えるやら分かりませんね。
でも、だからこそ、見てて飽きないのかも(笑)
のっぺらを満天さんと思うなんて、のっぺらないないことを・・・滝汗
>いったい…誰に似たんじゃろうってな程、気が弱い
多分僕に似たんだろうと思います(笑)
で、満天さん、その仮面ライダーの話はいつはじまるんです(*^_^*)
長編ものに来るの遅れた~!
1作から3作・・・一気読み~って。
お昼の時間が~。。。
でも・・・。
今思えば、ウルトラマンに鼻・・・そういえば。。。
仮面ライダーはどうなんだろう???。
姉弟愛に発展して、
のっぺらと、姉とは別物と思っているかもしれませんが、本当は分かっているのかもしれませんよ、
優しい静かに遊んでくれるお姉ちゃんが、欲しかったのではないでしょうか???(笑)ごめんなさ~い
m(_ _)m
いつまでも“のっぺら”でいて欲しかったのでしょうね。
何かジーンと来てしまい素敵でした。
それでも毎日ニヤニヤしながら次の展開を楽しみに読ませていただきました。
素晴らしかったです。引き込まれましたから…
満月君は当時2歳か3歳でしょうか ? サンタクロースも
私にも二人弟はいるが、こんな可愛いものじゃなかったような気がするぞ。
又機会があったら満月君のお話お願いします。
満天さん良く覚えてるね~。
それに感心しましただ。
帰ってきたウルトラマンも仮面ライダーも
見ましたとも・・・。
けれど内容をすっかり忘れています。
登場人物の名前なんか出て来ません
満月君の押入れの思い出が今は、どのように
記憶されてるのかも興味あります。
又の記事アップを待ちますだ~~♪
アッシは7歳上に兄が、5歳上に姉がいるので、立場的には満月さんの側なんですが、兄には小さい頃、父が家に帰ってこない分忙しい母のかわりに、ご飯を食べさせてもらったりトイレのお世話をしてもらったりしましたし、姉はお話を作るのが好きな人で、「海底人」の国を冒険する話、とか聞かせてもらったりしてました~…
だけど満天さんみたくシーツをかぶった実演付ではなかったなぁ~
ホント良いお姉さんですね~
きっかけは「ウルトラマンが観たい!」ということですが、その解決策が素敵ですね!
また最後「仮面ライダーをみていて…」というのが…!(爆)
続編を期待させていただけるようなオチで(ってオチって言ったらおかしいですが…