満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

なくもんか

2010-11-29 | 映画・ドラマ紹介


 「ひょっとしたら皆ひとりぼっちで 歩いているんじゃないかな」

「いきものがかり」が歌う主題歌が胸に染みる~(笑)



 ザックリとした内容~(ネタバレ、少しあり) 

あんまりにもロクでもない父だったもんで、母は離婚を決意した。

幼い祐太(阿部)は、父に引き取られた。が、父はロクでもないので子供を育てられない。
そこでまったくの他人だが、ハムカツ屋「デリカの山ちゃん」に祐太を置き去りにした。
祐太を捨てた時、父は「デリカの山ちゃん」の売上金を盗んで行った。

父と母が離婚した時、祐介(瑛太)は母の腹の中に居た。
だから祐太と祐介二人の兄弟は、面識もなければ共通の思いでもない。

まったくの赤の他人に育ててもらった祐太は、回りの大人の顔色をうかがい過ぎて
過剰な気くばりを身に付けてしまっていた。そして、NOと言えない性格の大人となった。
そんな祐太に、山ちゃんのご主人(竹山)は「デリカの山ちゃん」を譲る。
祐太は、その後亡くなったご主人のハムカツの味を守り、現在も繁盛させている。

弟の祐介は、赤の他人とお笑いコンビを組み、「兄弟」と詐称して活躍していた。
早くに母親を亡くし、親戚をたらい回しにされた過去があるので
とてもクールに世の中を見つめている。

そんなある日。「デリカの山ちゃん」の亡くなった初代店主(竹山)の
デブでブサイクだった一人娘徹子(竹内)が、超美人となって帰って来た。
しかも未婚の子持ちで…。そんな徹子の整形疑惑や過去の疑惑をもモノともせず
祐太は彼女と、結婚することとなったのだが…

 出演者 

阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、カンニング竹山、高橋ジョージ、陣内孝則、
藤村俊二、小倉一郎、光石研、伊原剛志、いしだあゆみ、ほか

「実にオモロイ映画であった」

誰もが阿部サダヲ演じる祐太を頼りにし、甘えているのに
誰一人、彼の本名の「祐太」とは呼ばずに、店の名前の「山ちゃん」と呼ぶんだな~
こんなに一生懸命に努力しているのに、ちょっとした事で関係は崩れてしまうしの
人って何だろう。。。。

認めてもらえない努力をしても、無駄なのかな~
なんて思ってしまった(笑)

それでも「祐太」は、最後まで頑張る。
それしかやり方を知らないのだから、頑張るっきゃないのだ。

夫はこの映画を見て涙しておったが…相変わらず人な私は涙なんぞ出なかった(笑)
エエ~映画なんで泣く人も多かろうと思うがの(ハハハハハ)

私にとってこの映画は、気持ちが解り過ぎるくらいに解るもんで切なかった
他人と生活しなきゃならない状況で育つと、誰が何を欲しているのかに敏感になってしまう
この映画の主人公のように、ここまで相手の欲に同調してしまう性格に育つのは珍しいが
それでもある程度までは、自分を殺して頑張ってしまう。

そんな生活に嫌気が差すと、私のように早くから家を出てしまうのだ
それでもだ。この歳になってもまだ回りの人の行動に敏感に反応してしまう時がある。
三つ子の魂百までとは…よくぞ言ったもんだと思う(笑)

ヘタすりゃ八方美人とも取られるこの性格の最大の難点は…
他人を上手に叱れないのだ。叱った相手から帰ってくる反応が怖いのだ。
だから他人のサポートは出来ても、上にはとてもじゃないけど立てない。
頭ごなしに何でも叱る上司はアホだが、それでも少しは叱らなければ前に進まない。
そういう舵取りが私は、苦手なのである。

昔会社の先輩に言われたことがある。「満天ちゃんはズルイ人ね~」っと。
叱らない先輩は後輩に好かれる。でもそれは後輩の為にはならないのだ。
何をやっても叱らない私は、後輩に好かれておった。それを見て先輩が言った言葉である

この映画の「祐太」もそうだ。叱るっということが出来ないのだ。
彼の場合は怒るということも出来ない。精一杯の愛嬌を振りまくことしか出来ないのだ。

よく笑顔で居れば何でも乗り越えられるっと言う人がいるが
笑顔の下の泣き顔を隠したって回りは騙せても、自分を騙すことなんぞ出来ない。
人は、笑って、泣いて、怒って、叱って、うろたえて、謝って…
様々な表情が出来るから人なのだ。

私の経験からだが、乏しい表情しか出来ない自分に気が付いたら
転校するなり、家を出るなり、引越しするなり、自分が新たに出発出来る場所を探そう。
引きこもったり、人生を終わりにしても結果は変らない
自分が変わらなければ回りが変わらないのだから、
環境を変えて自分が変わる足がかりを作ってみるのも一つの手だてだ。私には有効だった

でも「祐太」は同じ場所で踏ん張ってた。
もうイイんじゃない?って思うほど踏ん張っていた。
表題通り「なくもんか」っと踏ん張っていた。

私があの場所で、最後まで踏ん張っていたら、私はどう変わっていただろう?

その人が歩んできた人生や、その人の年齢によって受ける印象のまったく違う映画だと思う

映画を見終わって…「ハムカツ食いてぇ~」っと思ったのは…
私だけじゃ~ないと思うがの~(笑)


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耳がカポ

2010-11-26 | 更年期ハチャメチャ
ここ最近、耳がカポカポする(笑)

ちょっとした天気予報より明確に、低気圧の接近を教えてくれている。
なんだろう? 気圧の変化に耳の中身が付いていかないのか?(笑)

体の部位の中では一番重いのに、水中ではナゼか浮き上がる尻を持っている私は
潜水行為が苦手なもんで、耳抜きってものがまったく出来ない。

「えづき」ながらも口を大きく開けてみたり
耳の中に指を突っ込み引っ張ってみたり
飴をなめたり、ガムを噛んだり、鼻をかんでみたりと色々するのだが…抜けない(笑)

一番困るのが飛行機である。耳が抜けないどころか、ガンガン痛むので泣きそうになる
そういう痛みを治す「耳栓」があると聞いたので、今度買ってみようかと思っている
藁にもすがる気持ちとは、こういうことを言うのだろうの

なんでも顔の真ん中に線を引いて、キツク見える側は顔に歪みが出ているそうな
顔の歪みは耳管の圧迫にも繋がるそうで、たいがいそちら側の耳がカポっとなる
私の場合は右側がキツク見えるので、何時も右耳がカポっとなっているのだが
前回飛行機に乗った時は、見事に両耳がカポっとなり痛みが酷かった。
ってことはだ。私の場合は左右両方の顔が歪んでるってことか…(アハハハハ)
確かにな~、最近抵抗力のなくなった顔の皮膚は歪みっぱなしだもんの~

耳といえば…子供の頃に中耳炎になったことがある。
友達とプールへ遊びに行っって、その夜、七転八倒の苦しみにもだえた(笑)
耳の中へ千枚通しを差し込み、これでもかってなくらいにグリグリとやられたような痛みが
ズ~~~~っと続くのだ。あれは痛かった。
なんといっても自ら「病院へ行く!」っと泣いて訴えたからの~
私が自分から「病院へ行く」っと言ったのはこれが初めてであった。それ位、痛かった。

あの時行ったプールは、今はもう無くなってしまったのだが
札幌市の憩いの場である中島公園にあった。
塩素のきついプールでの(笑)子供らの間では、大腸菌プールっと呼ばれていた。

そこに今で言う、ウォータースライダーがあった。つまり滑り台だ。
今考えればただ単に、まっすぐに滑り降りる程度の滑り台であったと思うのだが
当時としては画期的での。大腸菌のウワサなど消し飛ばす程度の威力はあった(笑)

開園と同時になだれ込み、何度も何度も滑る。何が楽しかったのは解らんが何度も滑った。

北海道の場合、夏でも場合によっては涼しかったので
1時間程度たつと係員が笛を吹き、全員を水からあげ休憩を取る風習があった。
唇が紫色に変色していても、泳ぎ続けるアホな子が多かったからの(アハハハハ)

そんな時に、友人の一人が「満天ちゃんのお尻!」っと大声を出した。
「へっ?」っと思って手探りしてみると…そこにポッカリと穴が開いておった。
プールの係員が水をケチったのか、滑り台に流れている水の量が少なく
安っぽい水着で何度も滑ったもんで、摩擦で穴があいたらしかった。

小学生といえども「女」だ。それ以上はプールには居られない。
水の中に入っちゃえば解らんだろうとも考えたが、これでは滑り台には登れん。
当時の小学生の小遣いから考えれば値段の高かった入場料の、半分も元を取らずに帰った。

帰った所で、水着に穴を開けたことで親に叱られ、その夜に中耳炎になったのだ(笑)

どうやらあの出来事から、耳の具合が悪くなってしまったらしい。
親や先生の小言を聞きたくない…ってのも影響したのかの~(アハハハハ)
その後、高音域が聞こえない事が発覚し、今は耳カポで悩まされておる。

中耳炎は後にも先にもあれ一回だが、水着に穴を開けたのは覚えているだけで3回ある。
まったく懲りない性分と言おうか、それほど滑り台に魅力があったってことかな(笑)

水着の尻が簡単に破れ、風通しが良くなるように
耳のカポもすんなりと抜けてくれたら、さぞ楽だろうにの~(アハハハハハ)

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いただきもの

2010-11-24 | グッズのハチャメチャ
ちょっと嬉しいプレゼントが届いた



ゴルフの話でお知り合いになり、色々な作りものを何時もプレゼントしてくださる
還暦おじさん」より、来年の干支「うさぎ」のストラップを頂いた

少し写真のピントがズレておるの~~。でも、可愛さは伝わるかな?(笑)
縮緬の布を纏った5cmに満たない作品である。

私の視力は0.05なもんで、裸眼ではまだ老眼の粋に達しておらんのだが
それでも最近は針と糸を持つのが億劫になるくらいは近くが見づらい
それを…還暦を過ぎ、なおかつ男性で、こんなに細かい作品が作れるなんてっ!?
っと、しばし唖然とした(ガハハハハハハ)
更年期に片足突っ込んだ私の、女子力低下をヒシヒシと感じてしまう作品である(笑)

この、兎のストラップを手に持つと…
なんとも言えないホンワカ~っとした温もりが手から体に染み込む
「満天ちゃん、喜んでくれるかな~?」っという優しい心がジンワリと伝わるのが
とてもありがたく、そして嬉しい。



こちらも何時もブログで遊んでもらっておる「hirorinちゃん」からのプレゼント。

第62回の「正倉院展」へ出かけたそうで、
今回は「螺鈿紫檀五弦琵琶」が出展されていたそうです

「らでんしたんごげんびわ」。舌を噛みそうな名前だがの(アハハハハ)
この琵琶は五弦を使ったものでは世界広しと言えど、日本の正倉院にしか残っておらん。
また螺鈿の図柄はラクダに乗った吟遊詩人を表しておっての
ペルシャからシルクロードを渡り、中国から日本に運ばれたであろう商品。
実に素晴らしい。

そんな素敵な展示物を眺め、ポツンっと思ったのだろう。
「満天ちゃん、こういうののシール、好きだろうな~」っと(ガハハハハハ)
もう、めちゃくちゃレアな商品。実物を見るより嬉しかった~(笑)

この他にもhirorinちゃんは、時々不思議なモノを見つけると…
「満天ちゃん…。」っと思い出すらしく、送って来てくれる。
会社から疲れて帰り、郵便受けに彼女からの郵便物を見つけると、着替える前に開ける。
彼女からの送り物は、私の疲れを一気に吹っ飛ばす力を持っている。
何の妙薬より、彼女からのプレゼントなんである(ハハハハハ)



コチラは、本のやり取りをしている「サミュエルどん」から

なんと「旭山動物園」へ行ったらしく、満天どんへ本を送るついでに入れてくれた



笑ったのがコチラの靴下。
旭山動物園名物の「ペンギンのお散歩」をイメージしたイラスト入り
これだけでも十分に可愛いのに…なんと!足裏側には



「ペンギンの足跡」が付いておった(ガハハハハハ)
大地をシッカリ踏みしめた足跡。ゴルフの時に良さそうじゃろう(笑)





最近ちょっと私しゃヘタレておった。

事はまず、花粉症から始まった。
中国からの黄砂の影響か、はたまたブタ草の影響か…クシャミと鼻水が止らん。
そうこうしておるうちに寒くなったせいか、風邪を引いてしもうた。
会社は年末バージョンへと突入中なので、休めない。
そこで市販の風邪薬を飲んで耐えておったのだが…胃を壊し食欲が減り気持ちが悪い。

追い討ちをかけるように、偏頭痛が起こり…そして…ギックリ腰となった。
(ブワハハハハハハハ)

ところが「歳かの~」っと落ち込みそうになると…ポツン・ポツンと上記の品が届いた。
ありがたい。実にありがたい。

若い頃は病気の二つ三つが重なっても、あまり気にもせずに生きておったが
歳を取ると、たった一つの病気でもミョウ~に気になっての(ハハハハ)
こういう温かい心配りの出来る方々と知り合いになれて良かった。

っと言う訳で、急に寒くなり、不況でサイフの中身もお寒いし
メディアから流れてくる話も寒々しいお話しばかりである昨今。
ちょっと心が温まったっという話をお届けした(笑)

せめて心だけでも温かくなっていたいもんの~~

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太平洋visaマスターズ 2010

2010-11-18 | ゴルフ・旅行のハチャメチャ


昨年に引き続き、今年もチケットが手に入ったので

「さて、いつ行こうか?」っと夫婦は頭を悩ませた(笑)

本当は、平日一緒に休んで「写真撮影OKなプロアマ戦」を見に行きたい!
っと思っていたのだが、夫の会社は法人でこのクラブの会員になっておるもんで…
平日休んでプロアマ戦を見に行きたい~っと思っておる輩が、社内にゾロゾロ居るらしい。

どうやら夫の会社のサラリーマン達は、気苦労を背負い込み、先に進めなくなる人が多く
結局、お互いに牽制しあっているうちに、日は過ぎて…誰も行かなかったらしい(ハハハ)

という事で、我等夫婦は昨年と同じく
3日目の11月13日土曜日に見に行くこととした(笑)

昨年は雨と霧のため2時間ほど遅れて始まった3日目であったが
今年は曇りだが雨も霧も無く、通常通りに各選手はスタートしていた。



途中のススキの原から見た「富士山!」

幻想的で良い雰囲気だったんだがの~~。
いかんせん、撮影禁止のお達しの中、コッソリ持ち込むカメラなもんで
まさか大型一眼レフを持って行く訳にはいかず…(笑)
我が家にある、通称「バカチョン」を持参した。
画素数など一眼レフにひけを取らないのだが…なぜか綺麗に撮れない



晩秋のゴルフ場は美しい(笑)

丁度コースに到着した時に、コース中程のバンカーへボールを入れた選手が居た。
本来ならセカンドでグリーンを狙うパー4のミドルコースである。

ボールはバンカー内にあるのだが、スタンスはバンカーの外という難しい状況。
プロはどうやって打つのか?っと興味津々に眺めていると…やっぱりトップした。
バンカーから脱出出来たものの、ボールは地面を転がりフェアウエイへ
グリーンまではまだ30ヤードほど残っておった。
そこから3オン目のアプローチでピンに寄せ、1パットでパーを取りたい所だが
少し砲台気味のグリーンへのアプローチはプロでも難しいらしく
その選手は3オン2パットのボギーとしていた。

ここ、太平洋の御殿場コースは本当に素晴らしいコースである。
グリーンも速いし、富士山からの風の影響で芝目が複雑である。
ほんのちょっとしたミスが命取りとなるようなこのコースで…
一人、快進撃を続ける若者が居た。

「石川遼」である。

前日8位と少々出遅れたか?っと思っていたが、この日の石川選手は違った。
前半6バーディの30。後半1バーデイで35。
遠くに居ても、何処に石川選手が居るのかスグに解るほどの大歓声であった(笑)

昨年は少年から青年へと変化したその少し大きくなった体と
あらゆる筋肉を目一杯使ってのパワフルなスイングに
「若いの~」っと感心したものだったが…

今年の彼はそれに「オーラ」を纏っておった(笑)
全身黒の服装だったのも影響しているのか、勝ちに行くという執念のような「気」が
彼の全身から立ち登っておったのである。

昨年見た時にも、可なりな集中力を駆使している様は見て取れたが
今年の集中力に比べれば昨年などはまだギャラリーを気にしていた風があった。

コレだけの気迫を持って行われるスイングは、どれほどのモノか?っと思ったが
実際は水面を走り飛び立つ黒鳥のような、静かで躍動感のあるスイングであった。

昨年のパワフルスイングから少しスイングを変えたらしい。
もちろん我々のような中年ヘナチョコゴルファーと比べれば爆発的な力を感じるが
私が見た石川選手のスイングには、ムチのようなシナヤカさが新たに加わっていた。
これは…強くなるぞ~~。っと思ったら、今回優勝しちまったがの(笑)



ああ、それにしても綺麗に撮れないカメラじゃ(ガハハハハハ)
紅葉がとても美しくコースを彩っていたのに、ちっとも状況をお伝え出来ない

今回、ホイホイと我等夫婦が見て回った選手は
「宮本 勝昌」(実に明るく爽やかな人であった。)
「宮里 優作」(やっぱ宮里藍ちゃんの兄ちゃん。応援しただ~笑)
「田中 秀道」(久々に見たが、なんだか精彩を欠いていたな~)
「薗田 峻輔」(石川選手の先輩。さて?っと思って見たが緊張していたみたいだった)
「藤田 寛之」(この日一番頑張っていた選手。4日目は残念であった)
「芹澤 信雄」(推薦枠であったが、アプローチが非常に勉強になった)

この日は石川選手目当てで、沢山のギャラリーが来ていたので
我等夫婦はチョロチョロと神出鬼没に見て回り、サッサと早めに帰って来ただ(笑)

そうそう、ココで食べた「豚汁」が最高に美味かった(ガハハハハ)
結構、この日は寒かったでの~

ところで、あれだけの気迫とオーラ全開の石川選手に
「遼ちゃん、頑張って~!」と声援をおくっていたのは
その殆どが「オバちゃん」であった(ガハハハハハ)

なんのオーラや気迫だとて、オバちゃんパワーに勝るものは無い!
そう、確信出来た楽しい一日であった。

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WILL 作:本多孝好

2010-11-15 | 本の紹介


以前に紹介した「MOMENT」の続編である
※「MOMENT」のレビューはコチラからどうぞ~

前作の「MOMENT」名詞で使うと「一瞬」または「瞬間」
今回の「WILL」名詞だと「意志」また「遺言」なんて意味もあるらしい。

前作は、主人公「神田」という大学生が、アルバイトの掃除夫として働いていた病院で
ヒョンな出来事から「余命わずか」な人々の、最後の願いを叶えることとなってしまい
それなりに粛々とだが、熱く要望を叶えようと奮闘している物語であった。

末期患者の最後の願いを叶える為に、彼が奔走した行動の一つ一つに
「普通…そんな風に出来るのかい?」ってな、賢さが垣間見えていて
作者の都合でスムーズに話が運んでいるだけかも?とか思う場面もチラチラ記憶にあった。
が…神田君は、本当に賢かったらしい。

チラっと前作でも某有名大学に在学ってなフレーズがあったが
あれから7年経った本作「WILL」では、アメリカで翻訳の仕事をしているらしい。
7年経ったと言えども未だ29歳。マジで賢さの度合いが伺える

っと言う訳で、前作の主人公が不在なので、今回の主人公は前作でもチラっと出てきた
神田君の幼馴染で葬儀屋を営む女性、「森野さん」が主人公である。
森野さんだって神田君と同じ歳の29歳。ギリとはいえ20代である。
葬儀屋の社長の椅子に座るには、まだ若い。

彼女は18歳で両親を事故で失ってしまい、
寂れた商店街の片隅にある、小さな葬儀屋を継がねばならなかった。

そんな彼女の亡くなった両親への、子供としての「思い」と
葬儀屋として、死者を葬る作業の一つ一つにこもった「思い」と
残された者たちの心にある「思い」など、様々な「思い」が交錯する話となっているのだが

これが、実に…読んでいて重い。
(ハードカバーだから重い訳ではないだ。確かに文庫より重くって肩が凝ったがな…笑)

前作の死に行く人々の「思い」や「願い」を綴った作品よりも
生きている人の思いを通り越した「思惑」の方が、遥かに変な重みを感じてしまう。

前作では大学生の神田の方が、若くして葬儀社を引き継いだ森野より子供であったのが
この7年で神田も就職したり、会社を退職したり、海外で翻訳の仕事をしたりと
様々な経験を積んだせいか大きく人として成長が見られた。

それにひきかえ森野の方は、乗り越えなければならない両親への思いを
未だに引きずった状態で、同じ場所に低迷している感がある。
ただ、やっぱり29歳にしては、誰にも甘えず、一人で踏ん張ろうとする強さもある。

辛いこと苦しいことは経験しないで済むのなら、しない方が良いと誰もが思うが
そういう出来事を経験した方が、本当は、人は大人になれる。

我が社に居る35歳を過ぎても、未だベタベタと甘えた口調で話す女子達を見ていると
もそっと苦労を経験して、大人になれよ…とか思ってしまうのは私だけか?(笑)
さすがに35歳を過ぎれば。大人年齢だよな…とは自分でも思っているらしいのだが
「可愛い、可愛い」と育った子供の末路か? それが抜けないから、見ていて悲しくなる。

彼女達は皆、同じ事を言う。
「親に叱られたことがない」っと…。「親に殴られたことがない」っと…。

むやみに殴ったり叱ったりしない親の元で育ったのは良かったね。っと言っておこう
しかし、叱られなかったからって、良い子だったとは限るまい(笑)
そんなに胸を張って言うことなのか?っと何時も「へ~」っと曖昧に答えながら聞いている

そんな彼女達の学生時代は「校内暴力」の盛んな時代でもあった。
もちろん彼女達が校内暴力の主導者ではない。そんな根性があったとは思えない(笑)
ただ傍観し流れに身を任せていたのだろう。自分たちで何かを変えようともせず
ただ可愛い子でいれば、誰にも怒られず、暴力も受けずに済むのは、親で実証済みだから。

森野はそんな生き方をしていない。29歳、いや、親が亡くなった17歳の時から
自分の行動に責任を持ち、人より早く大人にならなければいけなかった。
でも、彼女が本当の大人になるためには、もう一つの階段を登らなければならない。
それこそが先に述べた我が社の甘えたオバサン達が、常日頃やっている事。
他人に甘えるということなのだ。

世の中とは不思議なものだ。

オバサンになっても平気で甘え続ける人も居れば
若いのに甘えることが出来ずにいるひとも居る。

オバサンになっても叱られたことがないっと自慢げに言う人もいれば
なにかと衝突ばかりを繰り返してしまっていた、っと悲しげに言う人もいる

どちらも人生に不器用だが、私は森野の方が好きだ。

きっと森野の方が自然に歳を取って行くことが出来るだろうと思うから。

7年たって本書を書いた作者にも、何か変化があったらしい。
どことなくクールな文章が、ほんの少しだが読者を慮る気持ちが生まれたようだ(笑)
まだ、細かい所で急ぎ足となる所も気になったが、今後が楽しみな作家さんかも?

この本ばかりは、順番通り読むことをオススメする。
その方が7年の変化を楽しめると思う。

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健康診断

2010-11-10 | 会社のハチャメチャ
やってまいりました。秋の「社内健康診断」(笑)

毎度、毎度のお騒がせ妖怪(社員)たちが繰り広げる、
涙あり、笑ありの物語でやんす(ハハハ)

今回の目玉は…「心電図」

前回は「出来れば心電図は個室でお願いしたい」っと健診センターの方に言われ
色々と算段しながらセッセと個室を用意したのに…当日来た検査員のオババに
「個室じゃ嫌! 他の検査と同じ大部屋にして!」っと言われ
必死になだめすかしながら、やっとのことで納得してもらったのだが…

今回その部屋は、隣の部屋とブチ抜かれてしまったので、まったく使えない(笑)

よって前回のオババ検査技師の言っていた「他の検査と同じ大部屋」しかなく
先にその旨を健康診断コーディネータさんに連絡しておいた。
前回「皆と一緒の広い部屋」を所望していたんだから、文句があるハズはない。

だだっ広い部屋を、パーテーションで仕切り
「血液検査」「視力検査」「オージー検査」「身長・体重測定」「心電図」に分け
それぞれの前に椅子を並べて、健康診断ご一行さん達をお待ちした。

今回来た「心電図」の検査技師さんは、あのオババではなく若い姉ちゃんなのだが…
「他人のメタボ検査なんかしちゃいかん!」
っと言いたくなるほどの…「おデブ」であった(笑)
「心電図」の技師さんは「胴回り」を測る任務も帯びている。
メタボな妖怪たちがヒソヒソと
「技師さんの胴回りより小さければ、見逃してくれるんじゃ~なかろうか?」
などと勝手に想像し、ウルウルな熱い視線を技師さんに送っておった(アハハハハハ)

あれは…常日頃健診の同僚達に「痩せろ!」っと、言われ続けておるじゃろうの~
なにせ商売が商売じゃから、他人に「痩せろ」っと言わねばならん立場が
太っていちゃ~、しめしが付かんもんの~(笑)

なんて思っていたら、この、おデブ検査技師。
前回のオババ検査技師と、まったく正反対のことを言いやがった!

「他の検査と同じ部屋じゃ嫌!」っと来たもんだ。。。。。

「いや、でも、前回の技師さんは、この大きい部屋が良いと言ってたんですが…」
なんて言っても聞きやしない(笑)

仕方が無いので、前回の部屋、他の小部屋、全てを見せて
「ね。アースがあって心電図検査が出来る部屋が無いんです」っと言うと
やっと納得してくれた。

普通…会社にあるか? そんな都合のイイ部屋?
前回といい、今回といい、ナゼ当事者が「無い」と言っているのに信用しない?
確かに心電図検査は微妙に難しいのかもしれんが、
お願いだから「有る物」でナントカしようという努力も見せてくれ。
毎年健診前に社内を案内して回る私の心臓に、不整脈が出そうだ(ハハハハ)

何処にでも居るのな…民意を解ろうとしない官って…(笑)

そんなこんなで、やっと落ち着いたおデブ技師、やれやれっと思っていたら
少ししてまた呼ばれてしもうた。。。。今度はナニ?

「心電図」の診察を受ける者は、横に寝なければならない。
そこで、おデブ技師は会議用に使っているテーブルを2本使い寝台を作った。
ところがコレは足がキャスターになっている稼動式のテーブル。
もちろんストッパーも付いていて、固定も出来るのだが…

なぜか検査をしようとすると動くらしい・・・・????
そこでテーブルの足をガムテで床に貼り、固定強化に努めた。

固定したのに、まだ動くから嫌じゃと技師さんが言う。
仕方が無いので、コレでもかっ!ってなほど、ガムテを巻いた。

やれやれ…っと思った所へ「妖怪メタボジジイ」どもがワラワラと集まり

「乗る時に少しグラグラはするんだけどね」

「どちらかと言えば、体にパットを貼るときに…彼女のお腹が押すんだよ」

「なのにさ~。腹回りの数字を、ちっとも負けてくれないさ」

「いや、僕なんか本当は100cm超えてたんだけど、彼女99cmて書いてくれたよ」

「えっ!? なんだよズルイな~。」

「俺なんか、ハイ。終わりました。っと言った所で計るもんだから腹出しちゃったよ」

メタボな腹回りを、たかだか1cmオマケしてくれたくらいで狂喜乱舞する妖怪達。
心電図・血液検査・血圧はソッチのけで腹ばかりにこだわっておる(笑)

なんだかんだと振り回されたが…
「メタボな検査技師さんで、ヨカッタね」
あくまで勝手にだが、メタボオジサン達は仲間意識を持ったらしく
結構、楽しそうに健診を受けておった
痩せてスラリとした検査技師さん相手だと、気後れするのかもしれん(ハハハハ)

検査技師さんに振り回されたのと、内科医師の到着が遅れたりなど
今回の健診もバタバタが続いてしまい、結局は9時から12時まで3時間掛かってしまった

健診を受ける前は、少し太っちまったな~っと思っていたのだが
社内を走り回ったせいか、体重は2キロほど落ちておった

こうして考えてみれば、アンラッキーな事とラッキーな事は背中合わせなのな(笑)

それにしても…毎年記事に出来る健康診断ってナンだ?とか思うの~
来年は記事にする話もないほど、粛々と終わることを祈るばかりじゃ(アハハハハ)

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女子ゴルフ部

2010-11-08 | ゴルフ・旅行のハチャメチャ
前々から、ゴルフってどうして男性主体なんだろう?っと思っておりやした。

ゴルフ人口も少し前までは圧倒的に男性が多く
そのお世話をするキャディさんも、女性ばかりだし
クラブハウスの作りも、女子のロッカーは数も少なく
風呂場なんぞも女子側は小さいのが当たり前でした。

日本の平均寿命を考えても、女子の方が長生きするのだから
もそっと女性を大事に考えても良いだろうに…などと思ってました。

ところが、数年前に女子のプロゴルファー界に革命が起きまして…
宮里藍ちゃんというスーパースターが彗星のごとく表れ
可愛く、スタイルも良く、技術もあり、ほいで若いっというスターが続々と排出され
女子のゴルフ道具及びウエアも、「使ってみたいわ~」「着てみたいわ~」と思うような
ものが沢山作られ、販売されるようになりました。

そのお陰か、旦那さんと一緒にゴルフをされる奥さんが増え
彼氏と一緒にゴルフを楽しむ彼女が増え、
お父さんや家族と一緒にゴルフをするお嬢さんも増え
気が付けば、ゴルフの練習場でも、女性が可なり増えて来ました。嬉しい限りです。

でも…まだまだゴルフをする上では、誰か男性と一緒に行くのが主流みたいです。
どのグループを見ても男性グループに女性が混じっているのが殆どです。

そこで、私は考えました。
「女子主体でゴルフをしたい!」っと(笑)

何時か、女子ばかりでコンペが開ける程になれば、楽しいだろうな~っと思ってます

まずは、女子でゴルフをしている方とお友達にならねばなりません(笑)
幸いなことにこのブログを通して、漫画付き合いのあるトミーさんをめっけ
続いて、ちかさんをめっけ、ちかさん繋がりで、ままさきさんと…3人をめっけました

「とりあえず、私を入れて4人ゲット!(笑)」

で…先週、そのうちの一人「ちかさん」っと会うことに成功~
二人で行ったのは、私が何時も行っている「ゴルフの打ちっぱなし練習場」
なにせ、共通の趣味がもたらす縁なもんで、簡単に意気投合(ハハハハハ)
練習したり、お互いに教えあったり、道具を交換して打ちあったり
その間も二人はズ~~ッと、シャベリっぱなし(笑)

なにより、ゴルフに全てを捧げてない所が良いのだ(アハハハハハ)
もちろん、上手くなりたいってな気持ちはお互いに持っているのだが
だからといって、競技会に出たいとか、寝食を忘れて打ち込む程では、ない。
「楽しけりゃ~それでエエのだ」
ってな感覚がとても良い。これぞ女子ゴルフ部ってな感じがした(笑)

「ちかさん」は、細っそりとした体付きをしているのだが、足腰が強い。
毎回、1.5ラウンドをこなすツワモノだ。
飾らない雰囲気が、言葉にもその様相からも伺える。
雰囲気は穏やかで、とても優しそうに見える。だもんで私しゃすっかり甘えてしもうた

きっと彼女と一緒にラウンドしたら、笑いっぱなしで腹がヨジレルこと請け合いである。

私なんぞが呼びかけておるもんで…集まるメンバーも中高年婦女子が多いが
何時かきっと、皆でゴルフバックを宅急便でホテルへ送り
新幹線の座席指定で寄り集まり、軽井沢あたりで一泊しながらの
温泉、お食事、楽しいコンペ付き会合を開けたらエエな~なんて想像してニンマリした

男性諸氏は、皆さんこうやって楽しんでおる。
女性諸氏だって、こんな遊びを楽しんだってエエのだ(アハハハハハ)

たまには、若いイケメン男性も一人、二人仲間に入れてゴルフをするのも楽しい。

現在この女子ゴルフ部は、仮名で「楽笑会」と呼んでおる

っと言うことで「楽笑会」は、まだまだ女性ゴルファーを募集しておる(笑)
スコアは一切不問。3回以上ラウンド経験があれば可。
なにより、仲間を作って楽しみたいと思う人であればOKである。

まだまだ先の長い人生。楽しんで笑わなきゃソンである(笑)
いつま~でも募集しておるので、よろしくお願いします。

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乙嫁語り1.2巻 作:森薫

2010-11-04 | 漫画紹介


19世紀のカスピ海周辺での物語り。
多分、アジアの東端かな? 衣装を見るとイスラム系とは違う雰囲気があるので
○○スタンとか…トルコ系民族ではあるまいか? っと思って読んでいた(笑)

それにしても作者の森薫さんには頭が下がる。
彼女の作品「エマ」を読んで、大変丁寧に作品を仕上げる方だな~とは思っていたが
今回の「乙嫁語り」はエマを遥かに超えた細かさではないかと思う

この物語に登場する民族は常日頃から、とても手の込んだ刺繍が施された衣装を着ている
それらの衣装は全て、女たちの作品である。

それぞれの家には、女達から女達へと脈々と伝わる伝統模様が数十種類以上あり
その家に生まれた娘や、嫁として嫁いで来た者は、それらの模様一つ一つを覚える。
また自分でも模様を創作して後世の者にも伝えていくのだ。

布を選び、糸を選び、一針、一針に思いを込めて縫いあげる。
「どうか健康で過ごすことが出来ますように」「狩りの腕があがりますように」
そうした複雑で、とても素晴らしい刺繍の作品を
森薫さんは、読者である我々の「健康」や「長寿」をも祈るように
一針一針を手描きで仕上げているのである。

とても、ザっと見てページをめくることなんぞ出来ない(笑)

今回のお話しは主人公である20歳の「アミル」が山を越え
遠い町へお嫁に来た所から始まる
彼女の部族は、まだ古い因習を残し遊牧の民として生きている。
ところがアミルの嫁ぎ先は、新しき生活を取り入れ定住した生活を送っている

私は、こういう話にとても興味を持っている。

孤高で誇り高き彼らが、
家畜を第一と考え遊牧しながら移動する生活を捨て、村で暮らすのには
それなりの覚悟と思いがあったのだろうと考えている
生活面でも安定というプラスの部分と
伝統や自由といった物を失いかけないマイナスな部分もあるのではないかと思う
それらにどう折り合いをつけながら生活していたのか?ここに非常に興味があった。

このような新しい文化との融合を「乙嫁語り」はとても上手く表現している

アミルの実家は、個人や家を主体としている。生活の土台となる遊牧地への執着も強い
女に対しても羊以下として扱う風習が根強く残っていて
力強く、逞しく、無駄口を効かず、良く働く女は、婚姻による戦略的な道具として扱う

それに比べアミルが嫁いだ村での生活は、ある意味共同体である。
皆で井戸やパンを焼く場所などを共有している。
他の家族の動向に目を向け、色々な情報が手に入り、外国からの客人も居る。
敵とみなせば同じ窯のメシを食った仲間のように、全員で一致団結し対処する。
ただし遊牧の民と違い、子供たちは弓を引くことなどはしない。

どちらも生活様式の違いはあるが、女が結婚相手を選べないという部分では一致している
アミルは20歳というこの民族としては高い年齢で嫁として来たが
嫁いだ先の夫は8歳も年下のまだ12歳の子供であった(笑)

でもこの初々しい新郎新婦の関係がとてもいいのだ。

どう良いのかは、皆さんご自分の目で確かめて欲しい(笑)
それほど良い作品だと、私は思う。

この「乙嫁語り」。一人一人の人間に様々な物語があるように
これから色々な新婦の物語が展開していくのではないだろうか?
どのように話が広がり、どのように話が終わるのか…
彼女たちが作る刺繍のように、話が紡がれ、色をなし、どこかで交わるのかと考えると
今からとても楽しみである

ところで、前にも述べたが私も夫とは出会って3ヶ月で結婚した
しかも総合5日程度しかお互いの顔を見ていない
あとの時間は電話と手紙で語りあっていた(ハハハハハ)
最初の数回はお互いに顔すら覚えておらず、待ち合わせの場所で困ったくらいである

遠く離れた地で暮らす11歳も歳の離れた、都合5日しか出会っていない男と
よくぞ結婚したな~っと今でも思う(笑)
でも、あの時、思い切って踏み切った自分の英断に、心から拍手を送りたい
人との出会いに時間は関係ないのかもしれん。
出会ったその瞬間に全ては見えているのだ。
それさえシッカリと見極めることが出来れば、自然がことを運ぶ(笑)

そんな風に平然と思う私にも…
遊牧民の血が流れておるのかもしれん(ハハハハハ)

しかし…今回は11歳年上の夫を選らんだが…次回は…8歳年下ってのも…
エエの~~~~~(ブワハハハハハ)

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恐るべし、エッセイストなタヌキ(笑)

2010-11-01 | 会社のハチャメチャ
「最近本社で弁当食べる奴が居なくってよ~。
二・三個頼まれたって困るって、弁当屋が撤退させてくれって言ってきたってよ」

っとクラゲ部長が耳掃除をしながら語っておった(笑)

何処の弁当屋も「お願いします」っと参入努力を必死でしておる昨今
「撤退」という二文字を言える弁当屋ってのも、豪気じゃの~っと聞いておった。

「やっぱよ、本社近くにコンビニが出来たのが原因だよな
でもよ~そのコンビニが無くなったっちまったら困るだろうけどな(ハハハハ)」

なんぞと耳あかを息でフっと飛ばしながらクラゲ部長が語っておると…
突然後ろから

「賃貸契約15年だから大丈夫じゃ」っと声がした

全員が声のした方を振り返ると、ここのところ頻繁に出没する会長が立っておった。
可哀想に、クラゲ部長なんぞ耳に耳かき棒を突っ込みそうになっておる(笑)
いったい何時からソコにおった? ほいで何で近所のコンビニの賃貸状況まで知っておる?

「一応、賃貸契約を15年で結んでおるそうだ。ただ賃貸だと経営も大変だ。
ウチが一番の得意先になれば、品揃えにも口を出せるかもしれん。
そうなれば、弁当屋より便利だろう(ハハハハハハ)」なんぞと語っておる(笑)

会長は、まったく関係ないだろうと思われる部分でも、見たり聞いたりを欠かさない。
何時か何かの役に立つんじゃないか?っと常に頭を巡らせている様は
やっぱり一代で会社を作り大きくしただけはあるとは思った(笑)

さて、私のブログ友達の一人が「文章塾」なるものに参加し
最後の課題「エッセイ」にて、落第点を取ってしまった(笑)

そもそも「エッセイ」とは、身の回りに起こった出来事を通して
自身の気持ちを素直に書いた文章のことで、文章自体に巧さは、あまり必要としない。
ウソ偽りの無い気持ちを、端的に解りやすく書いてさえあればOKなのである。
それをどのような形で「評価」の対象にするのか? ちょっと疑問を感じておった(笑)

日本で一番ポピュラーなエッセイは、清少納言の「枕草子」であると思う。

春は日が明け染める頃合いが好きです。
山際が薄っすらと白み稜線が紫に染まり、雲が細くたなびく姿は本当に美しいと思います。

夏は夜が一番でしょう。
月が出ている夜の素晴らしさは言うまでもありませんが
闇夜にポワンと光る蛍たちの饗宴も、心和む風情があります。
たとえお天気が悪く、雨が降ったとしても、夏であれば気持ちが良いと感じます。

秋なら夕暮れが、私の心に迫るものがあります。
夕日の中をカラスが寝床の山へ帰る姿でさえも、心を動かされますので
時に雁などが隊をなし飛んでいる姿に出会ったりしますと、しみじみと趣を感じます。
また秋は、日が暮れてしまっても、風や虫の音に心が和む思いもします。

冬は早朝が一番だと思います。
夜半に雪が降り積もり、早朝に日の光を浴びキラキラしているさまは素晴らしいです。
雪が降るまで至らなくても、霜が降りて白いのも良いですよね
もの凄く寒い朝に、熾した炭を持って渡る廊下も冬らしい情景で好きですが…
ただその炭が、少しぬくんだ昼などに、白い灰ばかりになっているさまは
雪や霜の白とは違って、間が抜けた感じがしますけど。

なんぞと清少納言は書いておる
(現代語風に勝手にアレンジしたのは満天どす。片目を瞑ってお読み下さい…笑)

こんな風に、素直に自分の気持ちを綴った文章に点数なんぞを付けることこそ
炭の灰より興ざめだと思うが…(アハハハハハ)

外へ出て、自分の見聞きした出来事に素直な感想と思いを載せれば「エッセイ」だものね

んっ? っと言うことは…
「神出鬼没な我が社の会長に
エッセイを書かせたとしたら…
とてつもなく深くて、オモロイんじゃなかろうか??」
(笑)

丸みを帯びた古タヌキの背中を見つめながら…
フっと、そんな意味のない事を考えておった昼下がりであった。

秋は、こんな一時が好き…っと感じる満天である(笑)

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