満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

節目のたんこぶ

2008-05-15 | 美健なハチャメチャ

(満天家近所の花)

バイクを12ヶ月点検に出し、6日間1時間近くも歩き
東京オフ会でも1万7千歩も歩き
飛び石ではあるがゴルフも3回も行き
なのに…ちっとも体重が減らないのに…節々が痛い
この不可思議な現象を誰が図解にして私に説明してくれんかの?
いったい…私の体は何を企んでおるんじゃろう?

ってな話を…毎晩、箇条書きのように聞かされておったウチのダンナ様。
「歩けばイイってもんじゃ~ない。満天ちゃんのように
アッチ、キョロキョロ~コッチ、キョロキョロ~っと歩いてちゃ~
何キロ歩いたって痩せないよ」
なんぞと言いくさる・・・・

ダンナ様だって今年末には60歳になるんじゃろう
11歳年下の若い(?)妻には言えないような
体の痛みを隠しておるんじゃ~ないのか~?

妻が目を細めてチロ~~~っと見る視線を跳ね返しながら

「全然! 何処も痛くないし疲れてもいない」っと言い張る

頭では強がり言ってても体は正直じゃからの~~~
せいぜい怪我しないように気をつけれよ~~~~
っとニタニタ笑いながら妻はさもしい心を露呈しておった(笑)

っと話しておった翌日      つまり昨日の夜

かなりショボクレてダンナ様が帰って来た
「どうしたん?」っと声をかけた妻を前に、ダンナ様が頭を下げた。
なに?謝るような悪い事をしたんかっ!?っと思った妻の目に入ったのは
頭のてっ辺に貼られたデッカイ絆創膏であった
「んっ? コレなんだ?」
いぶかる妻にダンナ様がボソボソと話しだしたのは…

この日、外出先から会社に戻ったダンナ様は
いつものように、健康の為にエレベータを使わずに階段を利用しておった
前夜の妻との会話を思い浮かべながら(多少~ニヤニヤしてたと思う)
自分の若さを再認識するために、階段を二段飛びで駆け上がったらしい
一階から二階までは無事通過
ところが二階から三階の途中で…あろうことか足がもつれ
おっとっと~っとなってしもうたらしい~~

普通はココで手が先に出るもんである
(登りでつまづけば手が出るじゃろう~笑)
が…コレを読んでいる若い諸兄には理解できないかもしれんが
年を取ると「危ない!」ってな状況の反応がニブイ
手が出た時には既に、ニタニタ笑いのダンナ様の脳天は
階段に衝突しておった~………っと思う(笑)

多少の見解の違いをみせる、ダンナ様の言い分を正確にココで述べると
「手は先に出たが、自分の体重を支えられずにぶつかった」っと言っておる
こんな事態になっても自分の若さを協調するんか?
が、どちらにしても足がもつれた事実を隠すには至らん(笑)

とりあえずの状況説明と病院の診断、及び傷を妻が直に目で確認し終わってから

「ブワハハハハハハハ」
っと妻は大声で笑った

笑い終わった妻は…彼が一番聞きたくない~っと思いながらも
コイツなら絶対に遠慮会釈もなく言うに決まってる~っと思っている言葉を
親切にも言ってあげた

「だ~から言ったっしょ~~~
頭で若いと思ってても体は年取ってるんだから~
怪我に注意すれよ~って昨日言ったばっかじゃん」


お決まりの流れで彼の恥ずかしく居たたまれない時間を短縮してあげたんだから
感謝すべきである(ガハハハハハハハハ)

しかし、この男。
50歳になったばかりの頃にも似たような事をしておる

当時、彼が働いておった事務室は一階にあった
「お~~い」っと外から呼ばれ、若いフリして窓枠からヒラリっと出ようとし
足が引っかかってしまい、頭から地面に激突したのである
想像してみてくれ!
窓枠に足が引っかかった状態で逆さ吊りになり
頭から地面に刺さっておる姿を!
その時の言い訳も「足が長くて引っかかった」っと言っておったの~

まぁ~タンコブと血が出たくらいで済んで良かっただ
こいつは…思ったよりも石頭なのかもしれん(笑)
次回は彼が70歳になった時かの~~


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