満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

法事にて

2008-05-29 | 日々のハチャメチャ
昨年の今頃、ダンナ様の親戚の方の四十九日の法要があり行った
(その時のお話はコチラ~)
ほいでこの間の日曜日に「一周忌」の法要がありダンナ様と一緒に出かけた
一周忌ともなると親戚一同リラックスムードが漂いノホホンとした法要であった
前回、風邪をひき「ゲホゲホ」やっていた住職も今年は元気に読経しておった

前回のお斎(法事の後の食事)の場所は「居酒屋」であった
食事も酒のつまみ程度のものばかりで酒を飲まないメンバーには不評であった

今回はソレを踏まえて「蕎麦処」でお斎をすると言うので
「ほ~蕎麦懐石か~エエの~~」っと楽しみにして行った
つれて行かれた場所は横浜のベイエリア…
横浜でも「超」が付くオシャレ~な場所である…
そこを喪服に身を包んだ20名ばかりが、団体でゾロゾロと行進する
フッと見ると隣の店では貸切で結婚式なんぞをやっておる
大きく開いた窓から海を見ながら楽しく歓談しておるソコを
黒一色の団体が美しい海を潰すかの様に通るのである…実に居たたまれない(笑)

 
(BAY QUARTERから)           (シーバス)

身を縮めるようにたどり着いた店を見ると…
「居酒屋」であった…
「蕎麦って言わなかったかい?」っと思いキョロキョロと眺めるって~と
中華風の「つけ麺」を美味そうに食っておる客を数名発見
確かに「ソバ」はソバだが…「つけ麺」かい…っと少々ガッカリした(笑)

他の客の目に触れさせないかのごとくに
急いで押し込められた部屋は、急場しのぎにしつらえたようで
元々は3つの部屋であるのを間の障子窓を全開にし繋げたらしい
お互いに窓ごしに顔は見えるのだが…間仕切りが邪魔で行き来は出来ない。
それぞれ行き来をするには一度部屋から出て、隣の部屋に入らねばならん(笑)

掘りごたつで足を伸ばせるのはありがたいが…
一度座ったら立つのも困難なほど狭く、
目の前に座った人とズーっと話すしか、なすすべはない。

食事は付け出しが「ホタルイカの酢漬け」
「舟盛りの刺身」に「中華ソバとレンコンを揚げた菓子」
「鶏肉と野菜の蒸し煮」に「つけ麺」…そして「アイス」
「たったコレだけを…4時間かけて食うだ!」
ウチはダンナ様も私も酒は飲まないのにの~~~~(泣)

しかも、私の目の前に座ったご婦人はダンナ様の従兄弟の嫁さんのお母様で
付き添いで一緒に来ていた弟さんと並んで座っておった
前回来ておった弟さんの嫁さんは…
今回の法事の参列は旨い事言って逃げただ(笑)
よって…このお母さんから今回法事を逃げた嫁さんへのグチを
「エンドレスで4時間聞かされただ!」

想像してみてくれ
狭くて身動き出来ない部屋に
マズくて少ない料理をチマチマ突きながら
関係ないお母さんの嫁さんの悪口に付き合う4時間を・・・・(ハハハハハ)

40過ぎてやっと結婚した息子に来た嫁は、一つ年上で仕事を持っておる
なんでも合理的に事を進めるもんで正直ウマが合わない
だったら近寄らなきゃ~良いのに毎週木曜日には出かけて行っておるらしい
ほいで子供が出来ないだの掃除・洗濯・料理がダメだのと言いつのる(笑)

前回の法事の時にはコノ嫁さんと色々話したが
サッパリした気性の良い人じゃった
わが道を行くタイプでダンナを振り回しておる感もあったが
それなりに夫婦仲も良さそうで幸せそうに見えただ

そりゃ~お母さんから見たら若いんだもん。欠点も沢山あるさ~~
ウソでも良いから「お母さん」って頼って欲しい気持ちも解る
んでもこんな外戚の集まりで嫁を悪く言ってはいかんよ
いんにゃ、どんな席でも嫁や身内の悪口を言ってはいかん。

お母さんのソレは「欲」だもの
最初は40過ぎても嫁の来てがない息子に嫁が来て嬉しかったじゃろう
息子は今、幸せそうじゃろう。それで良いではないか
その先の「こうしたい」「ああしたい」「こうなれば良いな~」は
全部お母さんの「欲」じゃ
自分の「欲」を叶えたい為にグチを言ったって叶わんもんは叶わんぞ

色々と話したかったが私も嫁なもんでの~
カラ返事ばかりで申し訳なかっただ
んでも少しは気が晴れたかいの~~

んで…最後にもう一つ、嫁の立場で言えんかったが…
横浜ベイエリアにはオシャレな店が多いが
ちゃんと法事懐石なんぞを出す店も沢山あるぞ~~
その殆どに飲み放題のパックが付いておる
「3回忌も呼んで下さいね」っと声をかけておった我がダンナ様じゃが
「3回忌の場所は是非、もそっとちゃんとした場所で…」っと
心の中でつぶやいた満天さんであった(笑)



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