もうすぐあの東日本大震災3・11から、10年になろうとしています。
私の人生の中であの日まで、あれほどまでの衝撃的で破壊的で悲惨な出来事はありませんでした。
年月が流れ、10年という節目を向かえるにあたり、テレビ等で頻繁に津波画像を目にするにつけ、あの日のことが思い出され、切なくて虚しくて、何ともいえない気持ちになります。
あの思いを胸に、これまで東北は一丸となって、復興を頑張ってきました。
津波が押し寄せた場所は整地され、新しい復興施設が建てられ、太平洋沿岸の高速道路が整備され、橋が掛かったりして、交通の利便性が良くなった地域もあります。
せっかく被災地の生活が整いだしたところに、昨年からの新コロナウィルスの流行。
被災地の宿泊施設、飲食店、お土産屋、地元の観光を基盤とする産業が今、さらなる試練の到来に、もう体力が持たなくなってきているよ、というところではないでしょうか。
復興した東北に、少しでも元気を。
という思いから、3・11までの期間、2020年に旅をした被災地の観光産業について触れ、ご紹介していきます。
これから少しづつでも旅行ができるような、そういう時が来たのなら、復興した東北をどうかよろしくお願いします。
頑張ろうね、東北!!
2020年10月下旬の気仙沼市。
観光スポット人気NO.1の「海の市」は、気仙沼の海の魅力、グルメが集まったスポットです。
いろいろなお土産が揃っているほか、鮮魚も購入できます。
2Fには、シャークミュージアム、1Fに氷の水族館(いづれも有料施設)もあります。
「BLACK TIDE BREWING」のビールは、海の市で購入してみました。
一口で、思わず頬が緩んでしまうほどの美味しさでした!
すごく丁寧に造られているのがわかる味です。
のど越しで味わうなんて勿体ないくらい。
音を重ねるように余韻が続く味わい。
フレッシュなアロマの心地よさ。
一口ごとに感動が湧いてきます。
特に真ん中の限定商品は、特に素晴らしい味わいでした。
海の市にある、最後の1本でした。
その日、数10本買われた方がおられたそうですよ。
きっとリピーターさんですよね。
こちらは、内湾地区に整備された観光集客拠点の一つとなる商業施設「拓」( ヒラケル)
2020年7月18日に「迎(ムカエル)」「結(ユワエル)」「拓(ヒラケル)」「創(ウマレル)」の計4つの商業観光施設がオープンしました。
「拓」には、鮮魚・惣菜販売店、クラフトビール醸造「BLACK TIDE BREWING」、フレッシュジューススタンドの3店舗が入っていました。
遊覧船乗り場。
2Fにはフリースペースもあります。
海を眺めながら、のんびり時間を過ごすのも良いですよね。
お腹がすいてきたので、ほんの少しだけ歩くと、ちょこっとしたお刺身などが買える磯屋水産さんと、俳優の渡辺謙さんがオーナーのケイポートさん。
そのとなり、かもめ食堂でラーメンを頂くことにしました。
お昼時間を過ぎていたので、すぐにお席に座ることができました。
醤油味は、しっかりお醤油の風味が立っていて、どこか懐かしい気持ちを覚えるような、親近感を感じるスープ。
あつあつスープに縮れ麺がつるつると絡みます。
麺は柔らかめに感じました。
潮ラーメンは、素材の風味が引き立っているなかに、ほんわかした甘みを感じます。
さんま香油を使っているそうです。
さらり、と食べてしまいました。
美味しかったです♪
かつて仕事で気仙沼に来ていたこともあって、5回目くらい訪店しています。
いつ来ても期待を裏切らない、港町のラーメン屋さん、って感じが好きなんです。
■かもめ食堂
住所 気仙沼市港町1-10
営業時間 11:00~15:00
17:00~20:30