心の余裕

今朝、運送会社に荷物の引き取りに行った。

いつも笑顔で愛想の良いお兄さんが対応してくれて、積み込みまで手伝ってくれる。

だが、今日は無愛想なおっさんで、合計60個、重量にすると870キロのポリ袋を指差し「これ」と言い残し、去っていった。

自力で半分程積んだ頃「どうも」と声がかかった。

振り向くと以前に当社へ配達に来てくれていたドライバーだった。

私はいつも親切にしてくれていた彼が好きだった。

だから、また来てよ、あなたが一番良いよ、と言う。

彼、今は長距離だからいけないんだよ、と返す。

彼は私が車を止めている場所に駐車するつもりだったので、邪魔な車に腹を立てていただろう。

私は、無愛想なおっさんに腹を立てていた。

だが、彼は積み込みを手伝ってくれ、そこまで言われたら嬉しいからコーヒーおごるよ、とまで言ってくれた。

嬉しかったが、急ぐので気持ちだけいただいた。

すごく嬉しい気持ちで車に乗り込んだ。

会社への道中、二箇所の横断歩道で待っている人がいた。

どちらも止まることができた。

イライラした気分のままだったら見て見ぬ振りだっただろう。

気持ちの余裕ができることは素晴らしいことだ。


では、今日も笑顔で始めましょう、と今週最後の朝礼を締めくくる。