After Coronaその2

新型コロナウイルスについて。東京も緊急事態宣言が解除となり、明日、6月1日からは多くの活動が再開になるようである。ひとまず喜んで良いとは思うが、ニュースを見ていて思ったことを何となく。

1、明らかに各地の人出は増加してきている。しかしすでに前述の通り、「社会から完全にウイルスが消え去る」という未来はないと思われる。となると、恐らくは解除と共にある程度は感染者は増加するであろうし、今後感染者増加→規制→感染者減少のサイクルが何回か繰り返されるのであろう。したがって影響は長期になるだろうし、医療機関、社会制度を含めてコロナウイルス再感染に備えた対応策はずっと取り続けざるを得ないであろう。負担が極めて大きい。この状況で「社会システムを維持する」努力が必要である。
新型コロナウイルス感染症については診断・治療・治癒した後の後遺障害などについて未知のことが多すぎる。この中で社会システムを維持するというのは、まさに「手探り」の作業、まだ地球上の誰も経験したことがない作業である。日本も含めて、どんな国でもトライ＆エラーの繰り返しになるだろう。各国が素早く成功・失敗の経験を素早く共有できるようにする努力が必要と思われる。

2、すでに経済的な影響は日本全国に及んでいる。恐らく経済的被害は甚大なものになると思われる。東京も大変であるが、地方も例外ではない。
2007年、北海道夕張市が財政破綻をし、以降大変な努力をして再建につとめてきた。そして近年、ニュースを見ていると夕張市以外にも財政が危機的状況に陥った自治体の話をちらほらと見かける。今回のコロナウイルス騒動で、財政状態が普段からあまり良好でなかった自治体は一体どうなるのであろうか？テレビを見る限りではあまり報道を見かけないが、恐らく来年の新年度を迎えるまでには重大な問題になるのではあるまいか。
Wikipedia「夕張市」

ひとまず何となく感じたことを書いてみた。まずは明日以降、感染が再拡大しないことを願いたい。
After Corona