スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

岸田総理襲撃事件

2023-04-17 21:36:49 | 時事問題
あの安倍元総理の暗殺事件からたったの9か月。またしても衝撃的な事件が発生した。選挙の遊説に和歌山県を訪れていた岸田総理に爆弾が投げつけられたのである。幸い総理含めて死者は出ずに済んだが、「こんなに簡単に、現職の総理大臣に爆弾を投げつけることが可能である」ということが衝撃的である。しかもあの事件からまだ1年経っていない状況で、である。ちょっと驚きというべきか何というか。選挙演説のときの警備体制は安倍元総理の時にも再三批判されたが、今回の選挙でも問題点は全く改善されていなかったように見える。せめて金属探知機で身体検査などは出来なかったのであろうか?聴衆との距離を縮めたい政治家側と、警備側とのせめぎ合いがあるのであろうが、何とも心配である。
岸田総理は事件の後もスケジュールを変えることなく他の場所でも遊説を続けた、と報じられた。民主主義を守る、という精神は立派だとは思うのだが、こういう事件の後は慎重になっても良いように思われる。第1次世界大戦の発端となった「サラエボ事件」の経過を見返していただきたい。まず最初、第1の暗殺者が現れてフランツ・フェルディナンド大公の車列に爆弾を投げつけたが、大公を暗殺するのは失敗に終わる。ところが式典は予定通り進められ、その式典の後、帰路に今度はピストルを持った第2の暗殺者が出現して大公は暗殺されたのである。暗殺者が「2の矢、3の矢」を準備していることは今回だって十分あり得たことである。遊説を続けた勇気は立派だとは思うが、慎重さがあっても良いように感じた。
Wikipedia「岸田文雄襲撃事件」
安倍元総理銃撃
Wikipedia「サラエボ事件」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アオスジアゲハ2023 | トップ | ヤマブキソウ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

時事問題」カテゴリの最新記事