スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

After Coronaその9

2021-01-24 22:04:36 | 時事問題
緊急事態宣言が出て以降、感染者数は少し「膠着状態」に入ったようで、東京では1000人台の感染者数が連日続いている。しかしながら毎日1000人の感染者という状況が良い訳がなく、入院待機者の数が増え続けている。東京都では入院している患者より入院待機者の方が多いという逆転現象まで出現した。待機中に死亡する方も複数ニュースになっている。
一方で期待が持てるのはワクチンで、2月末から一部の病院の医療関係者から接種が始めるという。担当大臣として新規に河野大臣が任命された。ファイザーのワクチンは有効性95%という情報もあり、それを100%信じて良いかは別としても、少なくとも「全く効果がない」という事はなさそうである。適当に思ったことを。
Wikipedia「河野太郎」

1)現状を打破しうる因子として一番期待されるのがワクチンである。しかしながら海外の事例を見ると、どうも期待していたほど接種が上手く進んでいないのが実情である。アメリカは12月中に目標としていた接種数の半分にも到達していない。
日本もまた心配する要素は尽きない。一部のワクチンは-80℃という低温での保管が必要なうえ、全住民にくまなく行きわたらせるのはかなりの手際の良さがいる。単純計算で、毎日(土日も含めて休みなく)30万人に接種しても1年かかるのである。-80℃の冷凍庫の手配やリストアップ(食品関係の企業や大学の研究所なら持っているはず)は出来ているのだろうか。冷凍庫が多すぎて困ることはないはずである。
またこのワクチン、接種後の副反応(発熱・だるさなど)はインフルエンザワクチンなどに比べて多いことは確かな様で、これを受けて日本人のアンケートでも「接種には慎重」という回答が多い(過半数を占める)のだという。さすがに本人の意思を押し切って接種するわけにはいかないだろう。でも「事前にアンケートを取った上で希望者にのみ接種を用意する」となるとさらに業務の難易度が上がるし、直前に気が変わる人だっているだろう。
現状で日本人の自粛生活は1年近くになり、社会経済的にも甚大な影響を被っている。もちろんワクチンさえ打てば100%もとの生活に戻れる訳ではないが、現時点で「現状を打破しうる」戦略としてはワクチンを可能な限り多い人数に打つよりほかないと感じる。まずは政府からの広報戦略がもっと必要であろう。ワクチンに副反応は確かに多くとも、それを上回るメリットがあることを多くのチャンネルを通じて十分に広報すべきである。
また、「マイナンバーカードを活用して」などという政治家の発言があったが、これだけの緊急事態で新しいことに手を出さない方がよいと思われる。甲子園に出た高校野球のチームでも、急に新しい戦術に手を出すと大体失敗するもので、「いつも通りの野球をやろう」というチームの方が大体勝ち上がるものである。これまで活用されていたシステムー投票用紙のシステムや、普段やっているような予防接種のシステムーを可能な限り活用、あるいは流用することを考えるべきである。
昔からの

2) 良いニュースとしては「google covid 19 forecast」で検索すると、グーグルの予測が変化してきていることである。2月には日本の感染者数が減りだすという予測になってきている。この予測が「何を根拠に予測しているのか」がはっきりしないので、あまり振り回されるのも考えものであるが、それでも良いニュースであることは確かであろう。

3) 変異種について。静岡県で、まったく海外渡航歴のない人から変異種が検出された、というニュースが報じられた。憂慮するべき事態である。
ブラジルの変異種については、アマゾンのマナウス市という都市のニュースが報道されている。マナウスでは昨年、新型コロナウイルスが猖獗を極め、全人口の70%が感染するという事態に陥った。こうなると「集団免疫」が期待される状況になった訳である。ところが最近になり、変異種が都市に拡散して再び大流行となってしまったのだという。
こうなると、ワクチンも本当に変異種に対して100%有効なのだろうか?という疑念が湧く。数か月おきに複数のワクチンを打ち続けないと免疫が維持できない状況になってしまうのだろうか。変異種とワクチンに対する研究が待たれるところである。
Wikipedia「マナウス」

4) 医療機関は今回、多くの病棟をコロナウイルスに割いて協力をしている。医師、看護師もフル回転し続けてきたが、その病院に在籍している研修医・あるいは専門医を目指している後期研修医も最前線でコロナ診療に従事している。
しかしながら、今回の騒動で彼らの研修内容はどうなったのだろうか。全分野をくまなく経験するべき、とされている受け持ち症例の多くがコロナウイルスで占められてしまったり、あるいは院外での研修が出来なくなったりした人も多いのではないだろうか。国家レベルの危機に最前線で立ち向かった末に専門医が取れなくなりました、という事態となれば、それはあまりにも酷い応対と言わざるを得ない。是非優遇措置を検討頂きたいものである。

と思いつくことを書いてみた。まずは少しでも感染者数が減ることを願うのみである。
After Coronaその8



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はるか

2021-01-24 21:56:44 | 日本の食品
前回に続いて岩手県産のリンゴ。「はるか」である。岩手大学の教授だった人物が名付け、名前はその孫に由来するそうな。果肉が硬めで歯ごたえがある感じ。
旬の果物百科「はるか」
藤原ロマン
あいかの香り
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カルビーポテトチップス のりしおとごま油味

2021-01-24 17:18:50 | 日本の食品
寝てばかりいて、さらにこんなものを食べてはいけないとは思いつつ。ポテトチップスにごま油を使ったというのに魅かれて買ってしまった。「かどや」、名前は知っていたが調べると150年以上の歴史をもつ企業で、こんな会社が日本にはまだまだあるのかと感心する。
ポテトチップスとごま油の取り合わせ、思った以上に良い。皆様もお試しあれ。
冬のHOTカラムーチョ 和牛生姜白湯味
Wikipedia「かどや製油」
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301日目

2021-01-24 17:07:29 | 日記
301日目。日曜日でやっと休み。読書でもしたいのだが、2日休みが続かないと、ものを読む気力が湧いてこない。結局今日は寝て終わりである。
300日目
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スノーグース

2021-01-24 01:09:38 | 日本の動植物
冬でも花を咲かせる植物、となるとかなり限られてくる。それでもバラの一種は冬でも頑張って咲いてくれる。こちらは「スノーグース(snow goose、ハクガンの意)」というバラである。英国のバラ育種家、デイビット・オースティンの作である。このオースティンという人、バラの世界では相当な有名人らしく、ウィキペディアにもページがある。英語版には作成したバラの一覧があるが、凄まじい数である。
バラ百科「スノー・グース」
Wikipedia「デヴィッド・C・H・オースティン」
江戸川橋周辺その7
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