組織の目標は二つ、成果をあげることと人材を育成することである――と喝破したのがドラッガーであったが、目先が苦しくなった組織は最初に「育成」を放棄してしまう。そして人材を使いつぶしてしまい、せっかく得た人材もどこかに行ってしまう。「飢えに苛まれた農民が来年植える予定の種芋を食べてしまう」がごとくである。お腹がすいても種芋は何とか残さなくてはならない。もちろんそこまでして育てた種芋だって、植えてみたら全部が育つわけではない。枯れてしまう芋だってあるだろう。でも「種芋を残して、次の年に植える」というサイクルをやめたら、農業そのものを放棄しているのとたいして変わらぬ。何とか頑張らなければならない。
目標
若い人と
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若い人と