訃報

この年になるとかつての同級生というのもバラバラである。昔同じ部屋で勉強していた人間も多いのに、今はとんと連絡を取らないままもう何年が過ぎたのだろう。そんな中で年始にあちこちメールでやりとりをしているうちに、思いもよらずかつての同級生の一人の消息を聞いた。何と昨年、自殺してしまっていたのである。
自分と同学年の人間が自殺したとなると、それなりにショックである。一体彼に何があったのかは知らぬ。分かるのは自殺したという一点のみである。かつて同じ部屋で勉強したり、談笑したりしていた姿が今更になって目に浮かんでくる。仕事が忙しかったのだろうか、あるいは病気で人知れず苦しんでいたのであろうか。今となっては知る由もない。いつも前向きで真面目な人物であったが、色々見ているとどうも真面目で前向きな人ほど逆に危ない感じがある。気楽に生きて行くには自分くらいいい加減かつネガティブな人間の方が良いのかも知れぬ。
何もない休日
どうにも気分が沈みこんでしまう。ただ冥福を祈るのみ。今のところ自分がそこそこは健康で、仕事も楽しめている事に感謝してまた明日から一年を過ごしたい。