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スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

ドイツ旅行その22 旧市街→ブルク門

2012-11-07 22:52:05 | 旅行(ドイツ・ローテンブルク2012)
聖ヤコブ教会から市街の西側を目指す。ブルク公園(Burggarden)からのビュースポットを目指すのである。流石観光都市、あちこちに花が生けてあり、公園らしき場所では劇の練習などもしている。どうも天気が不安定な日で、歩いているうちに雨が降り始めた。ブルク門に付くと下右写真の様に大雨で、雨宿りをする人が門の下に集まっている。幸いにして30分もせずに雨は止み、門から出れた。上写真が晴れの中のブルク門。


ドイツ旅行その21 聖ヤコブ教会

2012-11-06 23:21:52 | 旅行(ドイツ・ローテンブルク2012)
市庁舎を奥の方に進むと見えるのが聖ヤコブ教会(Jakobs Kirche)である。14世紀建造の古い教会で、独特の形の塔が遠くからでも目に付く。ちなみにこの塔は左右対称ではなく、左右で作った大工も違うそうである。出来の悪い方を作った大工は自殺したとかしなかったとか。
内部は簡素ながら素晴らしい空間である。フランスなどの教会に比べると全体に明るく簡素である。簡素な方がステンドグラスの作り込み方がかえって見栄えがする感もある。祈っている人も見えた。
この教会最大の宝物が二階にある「聖血の祭壇」である。中世ドイツを代表する彫刻家、ティルマン・リーメンシュナイダー(Tilman Riemenschneider)の作品である。
Wikipedia「ティルマン・リーメンシュナイダー」
「キリストの血が3滴入っている」という触れ込みの水晶の玉を飾るために作られた祭壇で、中央に最後の晩餐の様子を木彫りで作ってある。中央がユダ(この構図は珍しいらしい)が見える。左右の扉にも彫刻があり、左がエルサレム入城、右がゲッセマネの祈り、そして下には十字架にかかるキリストが見える。上にはくだんの水晶玉が見える。水晶の真偽のほどは知らないが、確かに彫刻群の出来は素晴らしい。保存状態も良く、一件の価値ありである。


ドイツ旅行その20 マルクト広場・市庁舎

2012-11-06 23:04:43 | 旅行(ドイツ・ローテンブルク2012)
歩いて行くと旧市街の中心部に到着する。中心街はマルクト広場(Marktplatz)という。ここにそびえるのが市庁舎(Rathaus)である。塔は地上60mの高さであり、登る事も可能である。下から見ると登っている人の姿が見える。
この市庁舎の隣にあるのが議員用宴会館という。こちらの上階にあるのが仕掛け時計で、ちょうど始まるところであった。先の「マイスタートゥルンク」の逸話をそのまま演じてくれる。時計の右側にヌッシュ市長、左がティリー将軍の人形があり、市長が杯を飲み干すと将軍が驚くという仕掛け。


ドイツ旅行その18 レーダー門

2012-11-05 23:22:45 | 旅行(ドイツ・ローテンブルク2012)
駅から旧市街に行くのはそれ程迷わないと思う。市街は城壁に囲まれ最初に通る門はレーダー門(Rödertor)である。14世紀建造の門である。さすがというか、古い街並みは雰囲気がある。
ローテンブルクについて簡単に。ここもブルージュ同様、一回経済発展から取り残されたために街並みが保存された地区なのである。
Wikipedia「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー」
ベルギー旅行その37 ブルージュ
この町がらみで余りにも有名なのが「マイスタートゥルンク」という逸話である。30年戦争当時にこの町はプロテスタント側に付いていたが、カトリック側のティリー将軍に攻め落とされてしまう。市の参議全員の処刑を求めるティリーに対し、老市長が「3.5Lのワインを一気飲みできたら助命する」の条件で賭けをする。見事一気飲みに成功した老市長が賭けに勝ち皆助かった、めでたしめでたしという話である。
これだけ聞けばハッピーエンドの話であるが、この伝承が後世に残ると言う事は「そうでなかった例」が当時どれほど多かったかを暗に示している。実際30年戦争は欧州史上初の大規模国際戦争という説もあり、悲惨な話には事欠かない。何時の時代も本当の戦争の犠牲者は歴史の闇に葬り去られていくものである。


ドイツ旅行その17 ローテンブルクへ

2012-11-04 22:21:25 | 旅行(ドイツ・ローテンブルク2012)
ローテンブルクの正式名称は「ローテンブルク・オブ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber)」という。タウバー川という川の近くにある事に由来する。ここにミュンヘンから向かう場合、相当な乗り換え回数を覚悟する必要がある。上に路線図を示す(矢印と棒線は筆者)。しかも見ての通り、ちょうど虫垂の様に、この部分だけメインの路線から外に飛び出した路線なのである。
路線を乗り換える度にどんどん周囲の風景は田舎町の風情になっていく。駅は小さくなり、周囲には畑が広がる。最後、ローテンブルクに向かう「虫垂」の部分の鉄道に乗り換える。見れば2両編成のディーゼル車(下右から2枚目)。発車すると何やら路線バスの様なエンジン音が床下から聞こえる。当然と言えば当然であるが。。。ちなみに最後の乗り換え駅(下左から3枚目)ではエレベーターなどはないので、ベビーカーなどをお持ちの方はちょっと大変かもしれない。ちょっとした小旅行になってしまったが無事ローテンブルクに到着した。若干慌ただしいし乗り換えが大変であるが、日帰りは十分可能な距離である。


ドイツ旅行その16 ローテンブルクへ

2012-11-04 19:47:55 | 旅行(ドイツ・ローテンブルク2012)
さて、翌朝起きて向かう先はローテンブルク(Rothenburg)である。中世の街並みがそのまま残る街である。ミュンヘン中央駅からICEに乗り、まず目指すはニュルンベルク(Nürnberg)、ここで電車を乗り換えるのである。「ニュルンベルクのマイスタージンガー」や第二次世界大戦後のニュルンベルク裁判で有名な街である。下右写真の様に線路からは遠くに古い建物が見えている。
Wikipedia「ニュルンベルク」
ICEの乗り心地は流石である。車内も清潔で快適であった。ただ時刻表を見るとここニュルンベルクの乗り換え時間が短く、ちょっと不安に思っていたのであるがこれが的中する。乗り換える先の電車は遥か先のホームであったのだ。電車を飛び降り走る走る。次の電車に乗り込んだ時にはドアが閉まる直前であった。この乗り換え方はミュンヘン中央駅で案内されたものであるが、あまりすれすれの乗り換えは案内しないで欲しいものである。