中央駅は旧市街から遠いので、ひとまず旧市街に向かう必要がある。歩いても行けない距離ではないが、さすがにちと遠すぎる。バスを使う事にした。駅の出口を出て右に曲がるとバスターミナルである。中距離バスと近距離バスが両方出ているが、近距離バスの方に乗る必要がある。写真は近距離バスである。念のため「旧市街に行くか」と運転手さんに確認されたし。運賃は1.5ユーロであった。バスで旧市街(中央郵便局の前)まで10分くらいであったと思う。
3時間の旅を終えて無事ルクセンブルク中央駅に着となった。駅舎は写真の通りで、綺麗な建物である。高い塔が目印で、あらゆる国の電車が乗り入れている。時刻表を見ているとフランスのTGVなんかも来るようである。ホームには色とりどりの電車が並ぶ。電車好きの方であれば、駅で見ているだけでも飽きないのではないか。周囲には人通りが絶えず、小さな国ながら賑やかな印象である。
ルクセンブルクについて少し。面積は神奈川県程の小さな国で、人口は48万人。ベルギーと同様、大国の間で翻弄され続けた歴史を持つ国である。金融で近年は経済発展を成し遂げている。一人当たりGDPでは世界首位である。ただし国全体の経済規模は青森県と同程度であり、これをもって単純に素晴らしいともいえない。同様に一人当たりGDPが非常に高かったアイスランドが金融危機後にどうなったか想起されたし。産業としては他に観光があるが、これも自分の様に日帰りで来てしまう客が多いので、そこまで絶大な収入源となる訳でもない様である。なお旅行者の処遇について、「シェンゲン協定」という協定が存在する事を御存じの方もいらっしゃると思うが、このシェンゲンとはルクセンブルク国内の町の名前に由来している。
ルクセンブルクについて少し。面積は神奈川県程の小さな国で、人口は48万人。ベルギーと同様、大国の間で翻弄され続けた歴史を持つ国である。金融で近年は経済発展を成し遂げている。一人当たりGDPでは世界首位である。ただし国全体の経済規模は青森県と同程度であり、これをもって単純に素晴らしいともいえない。同様に一人当たりGDPが非常に高かったアイスランドが金融危機後にどうなったか想起されたし。産業としては他に観光があるが、これも自分の様に日帰りで来てしまう客が多いので、そこまで絶大な収入源となる訳でもない様である。なお旅行者の処遇について、「シェンゲン協定」という協定が存在する事を御存じの方もいらっしゃると思うが、このシェンゲンとはルクセンブルク国内の町の名前に由来している。
また例によって写真を撮り過ぎてしまった。とりあえず出発からルクセンブルク着までの写真を並べて見る。同じく左から進んで頂きたい。
1枚目:ブリュッセル中央駅。駅のホームは全て地下にあり、地上部分は駅舎だけである。この中央駅の付近が迷路のような路地になっているので、最初来ると戸惑うかもしれない。
2枚目:ブリュッセル中央駅の入り口を入ったところ。左側に切符売り場がある。手前の入り口が国際線売り場、奥が国内線売り場。ブルージュに行った時は奥の売り場で買ったのだが、今回は手前で買わなくてはならなかった。最初国内線売り場の行列に並んでしまい、並んだ時間を丸損してしまった。
3枚目:ブリュッセル市内にあるルクセンブルク駅。ブリュッセル市内にもルクセンブルクという場所があり、紛らわしいことこの上ない。地元の人に説明する時は「Luxembourg in Luxembourg(ルクセンブルクのルクセンブルク)」と言って説明しないと混乱してしまう。
4枚目:旅の途中の駅ですれ違った電車。
5枚目:車窓から見た草原。だいたい車窓風景の80%くらいはこんな感じである。
6枚目:ナミュール(Namur)駅の近くで見えた、ナミュール要塞の跡。今回は訪れなかったが、この町も風光明美で知られ、写真中央の要塞などが見どころらしい。下ページをご参照あれ。
http://www.belgium-travel.jp/wallonia/namur.html
1枚目:ブリュッセル中央駅。駅のホームは全て地下にあり、地上部分は駅舎だけである。この中央駅の付近が迷路のような路地になっているので、最初来ると戸惑うかもしれない。
2枚目:ブリュッセル中央駅の入り口を入ったところ。左側に切符売り場がある。手前の入り口が国際線売り場、奥が国内線売り場。ブルージュに行った時は奥の売り場で買ったのだが、今回は手前で買わなくてはならなかった。最初国内線売り場の行列に並んでしまい、並んだ時間を丸損してしまった。
3枚目:ブリュッセル市内にあるルクセンブルク駅。ブリュッセル市内にもルクセンブルクという場所があり、紛らわしいことこの上ない。地元の人に説明する時は「Luxembourg in Luxembourg(ルクセンブルクのルクセンブルク)」と言って説明しないと混乱してしまう。
4枚目:旅の途中の駅ですれ違った電車。
5枚目:車窓から見た草原。だいたい車窓風景の80%くらいはこんな感じである。
6枚目:ナミュール(Namur)駅の近くで見えた、ナミュール要塞の跡。今回は訪れなかったが、この町も風光明美で知られ、写真中央の要塞などが見どころらしい。下ページをご参照あれ。
http://www.belgium-travel.jp/wallonia/namur.html
ルクセンブルクは、当初全く旅の予定に入っていなかった。ベルギーではその後アントワープ(Antwerpen)を回って帰る予定であったのだ。予定変更はひょんなことがきっかけである。ブルージュからブリュッセルに帰る時、電車がルクセンブルク(Luxembourg)行きになっていたのだ。電車で行けるのではないか?ガイドで調べると、ブリュッセルからルクセンブルグまでは電車で3時間とある。新幹線で東京から大阪に行く様なものではないか。二度と来ない可能性も高い国である。せっかくなので行くことに決めた。電車は1時間に一本か、それ以下のペースであるがコンスタントにブリュッセルから出ている。中央駅の地下ホームで電車を待つ。これから3時間の長旅である。