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スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

フランス旅行その30 ヴェルサイユ宮殿

2011-04-23 21:21:25 | 旅行(フランス・ヴェルサイユ2011)
写真が庭園である。もちろん写真1枚にはとても入りきらない。この左右にも庭園は広がっている。中央手前の噴水はラトーヌの噴水という。ギリシャ神話の女神、ラトーヌが幼い子供たち(アポロンとディアナ)と水浴の最中に、百姓達によって追い出されたという神話に基づいている。その後百姓達は神の怒りに触れ、蛙の姿に変えられてしまう。
ルイ14世は幼くして即位したため、母親のアンヌ・ドートリッシュが摂政となって、宰相マゼランの助けを受けつつ政治を行った。がルイが10歳の時、不満を持った貴族達により、フロンドの乱が発生する。一時は危機に陥り、幼王と母親はパリ脱出も余儀なくされた。結局は反乱側も一枚岩になることが出来ずに反乱は鎮圧されるのであるが、この出来事はルイ14世の脳裏に後々まで刻まれることになったという。この噴水がフロンドの乱の寓意と言われる所以である。
後にルイは絶対王政を開始、自分よりも豪華な宮殿を作った貴族に目をつけ、彼に罪を着せて投獄、そのスタッフを引き抜いてヴェルサイユを築いたと言われる。自分の宮殿は兎に角どの貴族よりも豪華でなくてはならなかったのである。昔も今も権力者の考えることは似たようなものか。

フランス旅行その29 ヴェルサイユ宮殿

2011-04-23 18:35:41 | 旅行(フランス・ヴェルサイユ2011)
宮殿内部の見学が終わると、外の庭園に出れる。これがまた巨大な庭園である。花が咲き乱れて綺麗である。彫刻がこれでもかこれでもかと置いてある。外から宮殿を見ると、写真の様に綺麗に左右対称になっている。この中央の建物の2階部分が鏡の間なのだ。庭園を徒歩で全部回るのはかなり時間が掛かるので、自転車、電気自動車などが貸し出されている。小さなトラム(牽引式バス?)も運行しているので、そちらを利用するのも手である。

フランス旅行その28 ヴェルサイユ宮殿

2011-04-23 18:18:34 | 旅行(フランス・ヴェルサイユ2011)
有名な鏡の間である。当時貴重品であった鏡を大量に使った。この鏡の反対側の窓が、ちょうど庭の正面になるので、その景色を写すためであったという。小さな装飾品に至るまで凝っており、宮殿内部でも最も豪華な間である。しばしば、大舞踏会がここで開催された。その後20世紀になり、再びこの間は歴史の表舞台に登場する。第一次世界大戦終結時のヴェルサイユ条約は、この間で開催されるのである。

フランス旅行その27 ヴェルサイユ宮殿

2011-04-23 18:06:20 | 旅行(フランス・ヴェルサイユ2011)
という訳で見学開始である。写真は礼拝堂。豪華絢爛である。もともとは単なる沼地であった場所にルイ14世が築き上げた訳であるが、実物をみると半ば狂気の沙汰のようにも見える。兎に角装飾のオンパレードなのだ。宮殿を築いた理由の一つが、「王の偉大さを見せるため」であったという事であるが、それもうなずける。こんな形で王の権威を見せねばならないとは、いささか不幸な時代だったのかも知れないとも感じる。

フランス旅行その24 ヴェルサイユ宮殿

2011-04-23 16:42:06 | 旅行(フランス・ヴェルサイユ2011)
パリ市内からRERのC線に乗り、終点の駅から歩く。周囲の人もだいたい皆宮殿に向かって歩いているので、人の波に従って歩けばまず大丈夫である。交差点を曲がると、遠めにも明らかに宮殿と思われる建物が現れる。表面の金色が太陽に反射してキラキラ光っている。

フランス旅行その23 ヴェルサイユ宮殿

2011-04-23 10:26:08 | 旅行(フランス・ヴェルサイユ2011)
乗るには切符を買う訳であるが、ちょっと注意。パリ市内もストックホルム市内と同様(「ストックホルム・バスの乗り方その2」2010年11月2日)バス・地下鉄共通の切符が使えるのであるが、RERに関しては別の種類の切符を買わなくてはならないのだ。自動販売機で買う事になった。オルセー美術館前の駅には英語を話せる係員が販売機の近くに立っていてくれたので、助かった。

フランス旅行その22 ヴェルサイユ宮殿

2011-04-23 10:14:04 | 旅行(フランス・ヴェルサイユ2011)
次いで行ったのはヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)である。場所はパリ市内では無いので、郊外まで電車で出かける事が必要となる。パリ市内から高速郊外鉄道(Réseau Express Régional, RER)に乗り行く事にした。写真のごとく2階建ての車両である。調べるとZ 5600型という列車らしい。スウェーデンのX40(「X40その2-6」2010年9月24日)と比べると若干小ぶりな車両である。