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いい顔してますか!

『芽』の研修会。

2008-02-16 17:27:50 | Weblog
 地域の青年で組織する「芽」の人権研修会に参加しました。この「芽」は地域の青少年が自主的に集まり、人権を考えさまざまな取組をしています。若者が主体となり、ダンスや音楽などの交流を通じて、人権を考えるきっかけづくりになればと、今回のイベントを考えたようです。

 今回は、福岡県の田川地区から元暴走族の総長をお招きしての講演会を開催。会場では、まず「芽」の仲間たちが、太鼓やダンス、そして歌を披露。リズムのよいテンポの中、若者たちのステージからスタート!

 その後、福岡県の田川地区の元暴走族の総長だった「工藤 良氏」の講演。以前、工藤さんは窃盗、恐喝、薬物などなど。18才に暴走族の総長になった。22歳の時覚醒剤で逮捕され、初めて拘置所のなかで今までをふりかえり、自分で自分を責め、落ち込み、追いつめていったようです。

 工藤さんは「自分が育ち荒らしてきた地区を悪のレールからもとのレールに戻さないといけない。」と考え、地区を元に戻す組織を創ろうと決心。出所後、ボランティア活動、そして2005年からは、かけ込み寺、合宿場所と「ふれ愛義塾」を開設。

 社会の中で、あれた子どもたちが「人とふれあい、優しさを知る」そして、社会に出て人にかかわってくれると信じている。そんな「青少年の居場所づくり」として、『ふれ愛義塾』が担っている。

 最後に工藤さんは、子どもたちの現象面だけをみるのではなく、そのうちにあるものを知ってほしい。悪いのは、その子どもたちだけでなく、大人社会であるとも話されていました。

 今回、「芽」の研修会に参加して、若者が主体になってつくった内容に、地域の高年齢者から若者たちまでが集まり、人権を考えれたことがよかったことと、このような取組ができるのがわが地域のよさであるとあらためて感じました。

 また、工藤さんと一緒に同行していた教師が、10年前(教師になりたてのとき)にわが地域に教育運動の話を聞きに来たことを懐かしく話されていました。その話を聞いて、わたしは思い出しました!彼が聞いたのは私の話だったことを・・・終了後にお会いし、10年ぶりの再会になりました。
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