午後から、さらに気温が上がる中、しげのリクエストで散歩に出たわたしです。お墓参りのついでに散歩に行くことにしました。お墓参りをする時点で、しげは耳を後ろに伸ばして、舌を出し少しバテ気味でした。
「言ったとおりやろ!」としげに言いながらも、一生懸命歩くしげに檄を飛ばしていました。筒池公園から駅前を歩いていると、遮断機が降り待っていました。すると対面に車椅子に乗る女性と押す男性がいました。
電車が通り遮断機があがりわたしは線路を渡ると、その車椅子を押す男性がどうにかこうにか踏切りの中央まで入っていました。(踏切りの手前は坂道)よくみると車椅子を押す男性も麻痺がみられ押すというより、片手で引っ張っていたのに気づきました。
わたしは踏切りの中央で四苦八苦している男性をみて、あわてて助けに行きました。わたしは車椅子をどうにか踏切りの外に出そうとしました。その途中で、踏切り音とともに遮断機が降りてきたのですが、どうにかこうにか踏切りからの脱出ができました。ふたりはわたしにお礼を何回も言ってくれていました。
わたしが行かなければ、ほんとうにどうなっていたかわからない状態だったことを思うと、ぞっとしています。ほんとうによかったと思いました。今、思い出すと助けに行く前に、近くの店で数人が車椅子の男性をみて、「だいじょぶかな。どうしたんかな。」という声を思い出しました。
そんなことを思っているなら、助けに行けよ!と憤りを覚えました。それにしても、ふたりが無事に渡ることができてよかったと思います。車椅子を押す男性も体が不自由みたいで、またふたりとも高齢でそのようなふたりをみていると、今の世間の現状と課題がみれました。