昨夜の夜、6時からは富赤人権推主催の人権教育講座を開催しました。3年程前から富赤においても、地域人権教育のみならず、就学前教育に焦点を当てて、人権教育講座を開催しています。ここ数年、自尊感情や自己効力感の欠落が子どもたちの深刻な課題であると考えられています。そのような中で、この校区では「0才~18才をつなげる教育」をテーマにして多くの取組をしてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/62/1993ef504fb3c3154cb81a224dbb95d0.jpg)
今年の人権教育講座は、「学習への意欲を育む就学前教育について」~小学校とのつながりを考える~ という演題で、奈良教育大学大学院教育研究科粕谷貴志氏にお話しをいただきました。
粕谷氏の講演から、子どもの育ちにおいて「ほめられることや認められること」で自尊感情が育ち、意欲が育ち、自己効力感につながる。子育てや教育活動の中で、わたしたち親や大人はどれだけ「待つ」ことができるか、答えをいうのではなく答えを出すための環境を整えることが大切であることなど、現在の教育活動の課題とそれに対応すべき事柄などをやさしく同時にわかりやすく講演をいただきました。
講演の最後にお礼の言葉とまとめということで、わたしが少しの時間をもらいました。わたしはこれまでこの校区で取組んできたことを振り返りながらも、現在の子どもたちの課題解決には、粕谷氏がいう「集団づくり」をすることが重要で、その集団づくりが学力向上を形成するということをあらためて確認できたことを話させてもらいました。
また、わたしは「子どもに親にさせてもらう」「子どもたちに教師保育士にさせてもらう」ということを思うことが大切であると思ってきました。親や教師保育士だから多くのことを学び、親足りる・教師保育士足りると思ってきました。わたしのこの思いは粕谷氏の講演を聞いて、あらためて確信できたものでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c5/5dd416991bce40212c1e1430e3308d9f.jpg)
わたしは講演の前後に粕谷氏と個人的にお話をすることができました。短い時間でしたが、個々具体的な話をすることができました。特に「集団づくり」と「学力向上」の取組を対比することなく、取り組んでいくことが大切であることも確信することができました。これからの校区の取組に役立たせていきたいと考えます。
講演会が終わり、粕谷氏を駅まで送ったのですが、粕谷氏が奈良に帰るのではなく、横浜まで行くということがわかりました。横浜駅着が午後11時をまわること予想できました。超多忙な方だとは知ってはいたものの、「今から横浜」と驚くわたしでした(汗)
ありがとうございました!同時に講演会を準備していただいた富赤事務局をはじめ関係者に感謝です。お疲れさまでした!参加者も100名以上になり大成功でした。