1997年に地域で作った「子育てハンドブック」を久しぶりに開いてみました。
「ほーぉ、この本は20年たった今でも、充分使えるやん。」と思ったわたし。
20年前、校区では学校教育と家庭教育の向上こそが、深刻な子どもたちの低学力克服につながると、地域をあげてこの「子育てハンドブック」を作成しました。約1年をかけて、色々な分野の方々からの子育ての聞き取りをおこないました。聞き取りの内容は、子育てで失敗したことを聞き取りました。
そして、このハンドブック「明日に向かって 子どもと共に育ちあうために」が完成しました。
内容は①学校に行くまでに(就学前である乳幼児期)②小学校に入って③中学生となっての3分野で、それぞれの子どもたちの育ちをはじめ、その時期に子どもたちの成長における大切なもの、子どものたちの抱く感情等、子育てにおいてどう対応すべきかなどが詳細に書かれています。
また、0才~18才までの子どもの育ちでの注意すべき事柄なども書かれた表も付いています。
子どもたちを親としてどのように子育てをするのかというヒントが示されています。もちろん、あくまでも参考本ですが、作成に関わったわたしとしても絶賛できるものです。
その当時では、特に西日本から驚くほどの購入の問い合わせがありました。
最後のページには、親と子の会話を歌詞にして曲を付け、歌まで作成していたことを思い出しました。その曲名は「明日に向かってふみだそう」で、何と8分という長~い曲です。
今一度、現在の子育て課題への取組みにこの本を活用してはと思うわたしです。