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校区夏季人権研修会。

2018-07-24 20:40:08 | Weblog

 今日の午後から、第四中学校区の人権研修会に参加しました。

 開催前に第四中学校の生徒で取組んでいる「レインボープロジェクト」の報告がありました。プロジェクトのメンバーは、この校区にひとりぼっちをなくすため、子どもの居場所づくりを自ら考え提案をしています。この取組は今年4月22日に放映されたNHKの『-明日へつなげよう-ふるさとグングン』でも紹介されました。

 

 生徒たちの報告を終えて、人権研修会がはじまりました。最初に「つなぬく」連携会議の会長の富田小学校校長から、あいさつがあり、引き続づき幼児部会・小中部会、そして、阿武野高校、富田青少年交流センターから、それぞれの取組報告がありました。

 

 午後4時からは、第二部として「温もりとつながりを大切に!」-つなぬく連携会議-のテーマで、教育アドバイザーであるわたしが1時間の講演をしました。

 厳しい差別の実態から、低学力課題をはじめとするさまざまな取組みを、学校園・地域・家庭・行政が密なる連携をしながら展開してきました。授業改革や保育改革を進め、その中から教師や保育士がスキルアップし、深刻な学力課題解決につなげてきました。

 視聴覚室の前列には、わたしを知る先生方が座っておられましたが、全体の7割は全く知らない先生方でした。そのような状況下では、むかしの厳しい連携(報告するだけでなく、お互いの取組みをお互いが指摘しあう)を現在も必要ではないか!という提案はさすがにできませんでした。

 参加する若年層の先生方等にこれまでの取組みを理解してもらう、課題解決のための手法等を話すときには、伝える側の手法やスキルが必要で、全体研修のスタイルのみで継承することは、大変難しいと感じたからでした。

 わたしは、これまでのこの校区が取組んできたことやその経過、そして必要性は今までとは違う手法での研修を追求していきたいと思いました。

 そのような中でも、子どもたちの課題解決のためには、組織を越えて連携を深め、互いの役割を明確にして厳しい連携が必要であると考えています。

 

 講演が終わって、前列に座っていた先生方は、「これまでの取組みがよみがえってきた!」「あのときの連携は確かに厳しく、参加すると針の筵だった!」と振り返っていました。しかし、その喧々諤々の議論は、課題の先送りをしない!必ず解決する!という証でした。

 これまでの取組みで、わたしが感じてきたことは、『課題の先送りをしない』『0才~18才のつながる教育確立の重要性』、そして、課題への取組みが本当に子どもたちの成果となっているのか!という点検軸を持つこと等を学びました。

 この校区は、これからも「学力向上と人権意識の確立」に向ける取組みを展開していかなければなりません。子どもたちの自己実現のために、しっかりとした連携を継続し、さらに充実させるなければなりません。

 

 

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