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お別れ。

2015-06-18 22:28:25 | Weblog

 夜遅く病院から自宅へ搬送された義理母。「ばあちゃんが帰ってきたよ。」「おかえり。」涙を流しながらばあちゃんを迎え入れていました。 その夜、兄弟姉妹、孫たちでばあちゃんと一緒に過ごしました。長い夜でしたが、みんなでばあちゃんを振り返り偲ぶことができました。あくる日、ばあちゃんから生前に聞いていたとおりに、お葬式や遺影などを整うことにしました。

 あいにく、火葬場の都合で、ばあちゃんはもう一日自宅で過ごすことになりました。わたしたちは二日連続で自宅で夜を過ごしました。今、考えると通夜と告別式が一日伸びたことによって、義理母は本来なら元気で帰ることのできたはずの自宅にいることができてよかったように思います。

 ただ、元気に帰ってくると本人もわたしたちも思っていたので、義理母の死はほんとうにショックでいいようのないものです。

 16日のお昼に式場へ移された義理母。みんなも一緒にその式場へ行きました。そして、義理母のために湯灌をお願いしました。義理母は目の前で髪の毛から全身きれいに洗ってもらい、ほんとうに気持ちよくみえました。生前でもしてもらったことのないオイルマッサージもしてもらいました。

 そして、その夜、家族だけの通夜をしました。そのような中、義理母の仲のよかった人たちも集まってくれました。参列してくれた人たちは、心から義理母を惜しむ声を聞かせてくれました。無事に通夜を終えて、わたしたちはばあちゃんとの最後の夜をみんなで迎えました。兄弟姉妹と孫たちはワイワイと明るくその夜を過ごしました。

                                                                 

 一緒の部屋で横たわっているばあちゃんの顔をのぞくと、嬉しそうな表情を浮かべているようにも見えました。悔いを残して逝ってしまった義理母ですが、この時ばかりは一緒に楽しんでくれたように思いました。

 翌日の17日家族葬を執り行いました。最後のお別れのときは、さすがに大泣きでなかなか別れることができない状態でした。本当に辛かったです!悲しみと同時に悔しさが込み上げていました。

 妹もつれあいも「おかあさん、おかあさん、なんで、なんで。」と訴えていました。

 そして、お葬式を終えて火葬場へ行きました。2時間後、お骨を持帰りお墓に入れてすべてが終わりました。

 お葬式で棺に巻く帯にみんなで添え書きをしました。ばあちゃんへのそれぞれの思いをしっかりと書き込むことができました。

 今回、みんなが同じように感じたことが、病院で容態を見守っている時間はすごく早く感じ、亡くなってから葬儀までがほんとうに長く感じました。これはどういうことなのか、不思議で仕方がありません。

 義理母が突然の死を迎え、ほとんどの人に知らせていなくて、後日知った人たちから驚きの声をたくさん聞きました。親族のわたしたちが予期せぬ出来事で驚いているのですから、知った人たちはそれ以上なのでしょうね。わたしたちもそうですが、多くの人たちは「この2~3日前に、1週間前に元気な姿で楽しく会話をしていたのに、なんで・・・」と言ってくれました。

 今回、わたしたちはばあちゃんの死には納得していません。そういう意味では、ばあちゃんが検査入院でなぜ死ななければならなかったのかを求めたいと思っています。当然、わたしたちには知る権利があり、検査した病院には説明する義務があると思っています。

 悔いの残る義理母の死ですが、前を向いて受け入れなければならないことは、みんなが思っていることです!

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