あまりの出来事に庄屋はうなった。考えられんことが起こったんや。「うん、わしが悪かった。こんな事を見せられて、信じんわけにはいかん。詫びの印にここへ地蔵堂を建ててやろう。」
母の手を離れて、元の場所へ収められた地蔵は元の重さに戻った。
村の衆は、その後毎日お祈りに来ると言う。そして願いをかけて、地蔵を抱くと願いの分だけ軽くなると言う。
ただ、誰も知らんことやけど、よさりに地蔵はつるの母親のところへ行き抱いてくれとせがむそうな・・・。そして抱いてやるとポロリと涙を流すそうな。 (終わり)
現在の中河原とは何の関係もありません。文中の話はまったくのフィクションです。津の民話でもありません。
母の手を離れて、元の場所へ収められた地蔵は元の重さに戻った。
村の衆は、その後毎日お祈りに来ると言う。そして願いをかけて、地蔵を抱くと願いの分だけ軽くなると言う。
ただ、誰も知らんことやけど、よさりに地蔵はつるの母親のところへ行き抱いてくれとせがむそうな・・・。そして抱いてやるとポロリと涙を流すそうな。 (終わり)
現在の中河原とは何の関係もありません。文中の話はまったくのフィクションです。津の民話でもありません。