●「公示地価」とは?
一般の土地の取引価格に対して指標を与えるとともに、公共事業用地の
取得価格算定の規準となり、また国土利用計画法に基づく土地取引の規制に
おける土地価格算定の規準となる等により、適正な地価の形成に寄与することを
目的として、土地鑑定委員会が、毎年1回、1月1日時点の標準的な土地に
ついての正常な価格を一般に示すものです。
●「基準地価」とは?
国土利用計画法に基づき土地取引の規制を適正かつ円滑に実施することを
目的に、都道府県から公表される7月1日時点の価格です。基準地の地点と
一部が公示価格と重なるため半年間の変動率の変化を把握できます。
公示地価も基準地価バブルの頃は実勢価格よりもかけ離れた感じでしたが
最近はかなり実勢価格に近付いたのではないでしょうか。
●「路線価」とは?
相続税法により「相続税や贈与税を課税する」ために国税庁から発表される
1月1日時点の価格です。
路線価は相続税や贈与税を課税するためのもので一般の取引に関係がない
ものと思われがちですが市街地ではほとんど公道(前面道路)に対して路線価が
つけられているため不動産の世界では意外と役に立つ指標になります。
公示地価も基準地価も大きく実勢価格と乖離している場合が多く、当然ながら
「公示時価の8割が目安」とされている路線価も実勢価格とは乖離しています。
そのため、路線価をみて「売買価格がどの位?」という見当をつけることはできません。
●固定資産税評価額とは?
個定資産税評価額とは、固定資産税など土地と建物にかかる税金の基準と
なる価格のこと。
土地は「公示価格の7割」、新築の建物の場合は建築費の5~7割程度が目安
となる。
建物や土地などの不動産を購入したり、保有したりすると、固定資産税、
不動産取得税、登録免許税といった税金がかかる。この税金の額を算出する
際の基本となるのが、固定資産税評価額だ。固定資産税評価額は、市町村が
決定し、3年に1度評価が見直される。
ちなみに、今年平成21年度が評価替えの年になります。
◆買主様
「固定資産税評価額を見て、こんな評価なのになんでこんな値段なんだ?」とか…
(団地とかの評価額は低くなっている事が多い…)
◆売主様
「評価額がこんだけあるんだから、もっと高く売れるだろ~」って事が…
(調整区域の土地の評価額が宅地並みの場合)
固定資産税評価額がその物件の売値の評価額ではありませんので…
ご注意を…
福島市 伊達市 不動産屋さん 伊達丸 yuzu