オクタン価が違うオクタン価が高いのがハイオクガソリン、その認識は正しい。
実際オクタン価とは何だろう。
ガソリンの良し悪し、つまりいかに安定して燃えるか、ということを指標化したのが「オクタン価」と呼ばれる数値だ。
ハイオクガソリンの場合、オクタン価は96以上なければならない。スタンドで販売されているものは98~100のものがほとんどで、なかなか高性能といえるだろう。レギュラーの場合オクタン価は90から96ということが多い。
さて、オクタン価の正体は分ったが、「オクタン」とは一体何なのか。
オクタンはガソリンに実際に含まれる物質で極めて燃焼しやすい物質
ではレギュラーガソリン車にハイオクを入れたら性能や燃費は向上するのだろうか?
これは、一概に言える問題ではない。基本的に、レギュラー車はレギュラーガソリンを入れた時に最適のパフォーマンスを発揮するよう設計されている。そのため、ハイオクを入れても性能が上がるどころか、調子が悪くなり燃費が下がってしまう可能性のほうが高い。だが、排気量の大きい車など、一部の車種ではハイオクを入れると燃費が上がるということもあり得る。実際、ENEOSヴィーゴなどはレギュラー車にハイオクを入れても問題ない、という見解を出している。(但し、これは洗浄剤、摩擦調整剤がレギュラー車にも効用があるということであり、燃費が向上するかどうかは疑わしい)
逆に、ハイオク仕様車にレギュラーを入れたらどうなるのか?実は、よほど古い車でない限り、ハイオク車にレギュラーを入れた時の点火セッティングがコンピューターに組み込まれており、実害はないようになっている。レギュラーを入れるのは「想定済み」なのだ。 だが、もちろんハイオクを使った時と比べて燃費は悪化する。
ハイオク車にしろレギュラー車にしろ、指定燃料を入れておくのが無難、というのが当然ながら一般的な見方のようだ。
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