本日の児童文学ピクニックは初めての場所・・・隠れ家自然ガーデンでの開催!
・・・のハズでしたが、“♪春~は名~のみ~の~風の寒さや~♪”でしたので、目の前にある参加者Hさんのおうちへ避難(笑)。
実は、寒さというよりもHさんの家にはいつも美味しいもののストックがあるから、なんていう下心もあったり。
案の定出てきましたよ~。手作りコーヒーリキュールに、牡蠣のガーリックオリーブオイル漬け、手作りチーズパン、クラッカーのお伴にはブルーチーズにレバーペースト。瀬戸内海土産のレンコンチップスのレモン味も美味でした。
今日はキャンセルの人も多かったので、人少ないのをこれ幸いと前半はMMちゃんのヴァイオリン演奏を堪能。
そして、肝心のテーマは“思春期の葛藤”でした。
図書館の分類でいうと、ヤングアダルト。
いやあ、あるわあるわ、読むのが追いつかない。年齢区切ったり、友情または家族との軋轢など、もっと思春期の中でもテーマを絞り込んだほうがよかったかも。
ヤングアダルトの分野って、児童文学なのかヤング向け小説なのか、その境目が難しい。
読みやすいもの、最近のものは文学というより小説だなあ、って感じることが多いのですが、そもそも文学と小説の違いってなんなんでしょう?
自分の中で感覚としては分かるのですが、言語化するのが難しい。
MMちゃんの解説を聞いて、ジブリの宮崎駿監督の言葉を思い出しました。
“ベストセラーはしょせん文化の泡抹みたいなもの・・・そういう流行とは関係のないすみっこのところにあるのが、児童文学”
ベストセラーは“小説”が多く、児童文学は“物語”といえるのかな。
リンダ・ホーガンという人は小説と物語の違いをこんな風に語っています。
“「物語」といわれる作品は、小説とちょっとちがって、個人の問題よりは、積み重ねられた人類の知恵を語ると言われます。そして、そのために人物よりは出来事を、場所よりは時間の流れを追うとも言われます”(『大地に抱かれて』より)
ナルホドねえ!ちょっと見えてきたかも。
現代の海外ヤングアダルトと日本のそれを比較したとき、面白いなあと思ったのは、日本は学校舞台のものが大半を占めていたこと。
つまり、思春期の世界=学校、になってしまっている。それ以外の世界が・・・極度に少ない!
息苦しいのも当然かなあ。
だから、学校でいじめられたら、もう逃げ場がない、なんてことになってしまう。
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(追加&修正したいので、送るのは4月以降になります)
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