『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

これはイマイチかな・・・

2017-01-23 21:12:47 | オセアニア文学


『鳥と話したふしぎな夜』K・スコウルズ作 平賀悦子訳 福永紀子絵 文研出版

表紙絵が和風に感じるのは私だけ?文研社さん、原題LANDINGのところをLANDINLGと間違えるのはよろしくない・・・

嵐の日に傷つき、飛ばされてきた大量のマトンバードを祖父と孫娘で作業場小屋に一晩保護するお話。鳥たちの様子が気になり、真夜中過ぎに起き出してきて様子を見に行く孫娘のアニー。すると、なんと鳥たちの言葉(会話)が分かるではないですか!ところが、この話が一向に印象に残らない(私はね)。うーん、うーん、うーん、なんでしょう?作者は学校の先生とのことで、ナルホド、学校の先生から先生が創作したお話を聞いているような感覚です。なんていうか・・・イマイチ物語に入りこめなかったなあ。原書で読めばまたイメージが違ったかしら?↓



鳥たちと会話ができるというのではニルスもありますね。ちょうど子どもたちがニルスのDVDを見ていたのですが、実はまだ本は読んでいなくて。長年読み継がれてきたものにはやっぱり魅力があるんだろうなあ。物語ではなく、本当に動物たちと話せるといえば、ティッピちゃんなんて子いましたね↓



もうすっかり大きくなって、大学では映像を学んだんだとか。ちなみに、小学生女子に人気の動物と話せる少女リリアーネのシリーズはアニメ調の表紙でどうしても読む気になれません・・・