皮膚呼吸しか知らない蛙

アスペルガー症候群当事者が、2次障害に溺れることもありながら社会に適応していく道のりを綴っていきます。

ちっとは成長している

2010-06-15 21:43:29 | 雑記
ワタクシ事が全てのこのblogを、読んでくれるヒトビトに感謝しつつ、今日もワタクシ事。
去年の今頃を思い起こすと、実はほぼ寝たきりの状態だった。年甲斐もなく学校なんかの門を叩いてみて、大学図書館に通いたいが為に、学生という『身分』を得ていたが、なんのことはない、ただの寝たきりの中年だった、というのが実状なわけで、今現在、ほぼ毎日仕事をしている、というだけで、ある意味ビックリするくらいでいいと思う。

才能とか技量とか、人生のテクなんかを置いといて、出来ないなりに、のめり込みすぎるほうがモンダイだよな、と思う。

食っていくために働く、というのも、全くその通りで、楽しみや喜びなどのために働く、というのもその通り。

ただ、働くことのみに必死になって、身体を壊す、というのでは、そりゃあマズイよな、とつくづく思う。

ワタシの場合、出来る出来ない、とか置いといて、目の前の物事の処理に対して全力で取り掛かる。
そこに、『手加減』とか、『余裕』とか、『電池残量の確認』とか、『ペース配分』とか、まず無い。
あまりに馬鹿げた話だが、倒れるまで止まらない。

これに関しては、大袈裟な訳ではなく、何度もICUに直行しているにも関わらず、自分自身が『自己管理』出来ていないし、傍目目線で『超危なっかしい』ことだろう。

色々考えたのだが、『力の出し処』というものを、どうもいまいち掴みきれていない、というのが大きいだろう。

ワタシは基本スペック的には、出来うることなら怠けたい。
怠惰でありたいはずが、常時緊張状態を持続するはめに、『自分を追いやっている』というのが実状だろう。
まあ自分で自分のクビをしめている、というわけだ。
こと、二次的なものは、自分で制御するしかない、ということを、おっさんになってつくづく思う。

ワタシ、自分がヨワッチイので、その二次的なものに関わると、自分が壊れるのだけは知っているので、逃亡しまくりたいのだが、理由も知った上で抱えている。

ただ、最近、ちっとは成長したな、と思うのは、『ワタシがいなくてもなんとかなるし、ワタシが居てもモンダイない』という線を学んだことだろうか?


たぶんだが50-60%程度の力で、『継続性』に重点を置いて、脇目を振りまくって生活するくらいが、調度いいんだろう。

帰ってきたはやぶさに、ただただ驚く自分を維持することに生涯を費やしてもいいな、と本気で思う

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4 コメント

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涙腺が・・・ (はるぼん)
2010-06-15 23:26:13
泣けちゃいました。

あせって人生を歩いている人を見ると、
ゆっくり歩こうよ、って思います。

ほんとにほんの少しの力の出し方の工夫・・・なんでしょうけど、それが上手く出来ないんですよね。。。

『ワタシがいなくてもなんとかなるし、ワタシが居てもモンダイない』

コレ、仕事をしていく上でとても大切な事ですね。コレに気がついていれば、あせらずにいられるんですよね。
自分に無理しないでいられるんですよね。

自分の状態を維持すること。私もその為にだけ工夫をしていると思います。
子育ての中で、自分以外の生を時間を考えさせられつつ、自分の維持の仕方もゆっくりと学んできているような気もします。

あ~~なんで泣けるんだろう。。。
はやぶさ君の輝きを思い出したからかな~

plutoさん、もうICUに担ぎ込まれないでね。
私も、倒れないようにほんわか生きますから。

おじゃましました。



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はやぶさに関わった方々の偉大さから学ばせて頂きますよね (ぴーまん)
2010-06-16 00:51:08
>ワタシは基本スペック的には、出来うることなら怠けたい。
>怠惰でありたいはずが、常時緊張状態を持続するはめに、『自分を追いやっている』というのが実状…


就労・学業・親業・子であること、その全てを「させて貰うことを許されている」と認識している、その最中でも、

イツマデモ、何故だかわからないのだけど、
常に「この緊張状態を避けることは出来ない状況」へ向かってしまう、向かわせてしまう自分が居ますよね。

わたしも、いつもヘトヘトです。

学生に戻っていたのですね。発達障害弁護士を目指すため、子供3人が居つつ、働きつつ、旦那を学生に戻らせることをした過去の2年間は、支える側もヘトヘト。そして、そのわたし達を支えてくれた旦那もヘトヘトだった、そんな過去を思い出しました。

というか、何でなのだろう?と自分に問いただしつつも、どうしても自分自身をそこに、もって行ってしまう、悲しい性ですよね(^^;


>『ワタシがいなくてもなんとかなるし、ワタシが居てもモンダイない』

本来はそこなんですよね。しかし、そこに至るまでが長い。安らぎを得ることができること、自分の存在を否定されずに、居られることの大事さを、聞き取れる素敵な文章でした。ありがとう、です。

数日後、わたしの父が、『新郎の父』として舞台に立とうとしています。父に同様の安らぎを実感して貰うために、どのように存在しようか?と、旦那と協議していたところに、一つのヒントを貰いました。

ありがとう。
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Unknown (pluto)
2010-06-18 18:14:24
>はるぼんさん
こんばんは。
色々と工夫をしてるつもりなんですが、まだまだ工夫できそうな感じです。

なんか、生き急いでる感じになってきているワタシ、ちょっと出力落として、歩く、立ち止まる、を楽しんでみようと思います。

もうちっと、自分の歩調を維持できるような働きかけ方を、じーっくり学んでいきたいです。
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Unknown (pluto)
2010-06-18 18:23:51
>ぴーまんさん
こんばんは。
なんだか、自分から緊張状態に持っていく、というかなんというか。

うっでぃさんも、その周りの方も、いいですね。

ワタシの場合、将来への投資とかではなくて、『現状整理』のためだけに学生していた、というのが的確な訳で、お恥ずかしい。

『はやぶさ』に関わっているヒトビト、今も淡々と生活してるんだろうな、と思います。
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