終戦記念日の昨日、東京から帰省中の娘と、家内と、ついでにもこと、折からの土砂降りの中、太刀洗へと向かう。
「今村教会堂に行きたい。」
とのリクエストである。
見渡す限りの田園風景のなか、『今』という小さな集落のなかにそれはある。
今地区でのキリスト教信仰は16世紀にも遡るそうだ。
禁制となったのちにもこのような広々とした田園地帯の小さな集落の人々によって、信仰が守られてきたというのは驚きである。
いわゆる隠れキリシタンの村なのだ。
この教会堂自体は明治期に建てられたものだそうな。
ちょうど出てこられた教会関係者(神父様?)に、
「すみません。ちょっと拝見させてください。」
礼拝堂内での撮影は禁止。
薄暗い館内から見るステンドグラスの明りがことのほか美しかった。
この時代の構築物が好きな娘も大感激の様子である。
続いて、訪れたのは太刀洗平和祈念館。
館内に入ってすぐの所に展示された零戦。
ここだけは撮影OKとの事。
館内には太刀洗飛行場の沿革や、いろんな当時の展示物がある。
ここは陸軍飛行学校の本校もあり、特攻隊員となった多くの飛行兵が訓練を受けている。
ここから飛び立った特攻隊もあり、遺書も多数展示されている。
色々書きたい事はあるが長くなるので書かない。
重い気分のまま2Fへあがる。
伊藤半次さんという方が家族に宛てた絵手紙の展示にやっとほっこりする。
外に出る頃は雨は小降りになっていた。
んじゃ、小城に鯉を食べに行くぞ。
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