大切な話をしに、
実家へ行った。
わたしのために
お母さんがおいしいチキンソテーを
作って待っててくれた。
これから話すことを考えて、
ちょっと緊張しながら、
ひとまず出来立てのメニューを口にし、
そのおいしさに気もほぐれていく。
「で? 今日は何で来たんだっけ?」
わかっているくせに聞いてくるパパ。
「それが実は……」と話し始めると、
言わなくてもいいチャチャをひとりはさみまくり、
話の腰を折りまくること折りまくること。
最初は「はぁ?」なんつって、
聞き流そうとしていたわたしだけど、
あまりにも続くんで、
だんだん腹がたってきて、
泣きたくなってきて、
くやしくて涙がでてきて、
「もぉいい!!
せっかく人が真面目に話そうとしてんのに!!」
って怒鳴ったら、
「何も泣かなくても……わかった、ちゃんと聞くよ」
と冷静に言うのにまたもキレて、
「ふざけんな!!もう話さねぇ~!!」とわたし絶叫。
そんで、チキンソテーを食べていたフォークを
そのまんまパパに力任せに投げつけたのでした。
パパのお皿の上にガチャンと大きな音を立てて、
落下するフォーク。「うわっ、危ねぇな~」。
「あたしもう帰る!!」
と涙ながらにすばやくコートを羽織りバッグをつかむわたし。
一連の事件に居合わせたお母さんといえば、
黙々とフォークとナイフを動かしつつ、
「sanaちゃん、チキン全部食べたら~?」
うちのお母さんは本当にいつも冷静で、
デキたひとだなぁと思う。
わたしたちのお守り、いつも大変なんだろうなぁ。
でもわたしはいますごく
心が研ぎ澄まされていて、
ナーバスになっているので、
ちょっとしたことが100倍もの痛みに感じられてしまうんです。
それにしても。
チキン、やっぱり最後まで食べればよかった!
上にとろけるチーズがのってて、
すごくおいしかったのに。
そのあとで、
わたしが残したチキンをパパが食べたと聞いたときは、
新たな怒りがこみ上げてきてしまいました。
実家へ行った。
わたしのために
お母さんがおいしいチキンソテーを
作って待っててくれた。
これから話すことを考えて、
ちょっと緊張しながら、
ひとまず出来立てのメニューを口にし、
そのおいしさに気もほぐれていく。
「で? 今日は何で来たんだっけ?」
わかっているくせに聞いてくるパパ。
「それが実は……」と話し始めると、
言わなくてもいいチャチャをひとりはさみまくり、
話の腰を折りまくること折りまくること。
最初は「はぁ?」なんつって、
聞き流そうとしていたわたしだけど、
あまりにも続くんで、
だんだん腹がたってきて、
泣きたくなってきて、
くやしくて涙がでてきて、
「もぉいい!!
せっかく人が真面目に話そうとしてんのに!!」
って怒鳴ったら、
「何も泣かなくても……わかった、ちゃんと聞くよ」
と冷静に言うのにまたもキレて、
「ふざけんな!!もう話さねぇ~!!」とわたし絶叫。
そんで、チキンソテーを食べていたフォークを
そのまんまパパに力任せに投げつけたのでした。
パパのお皿の上にガチャンと大きな音を立てて、
落下するフォーク。「うわっ、危ねぇな~」。
「あたしもう帰る!!」
と涙ながらにすばやくコートを羽織りバッグをつかむわたし。
一連の事件に居合わせたお母さんといえば、
黙々とフォークとナイフを動かしつつ、
「sanaちゃん、チキン全部食べたら~?」
うちのお母さんは本当にいつも冷静で、
デキたひとだなぁと思う。
わたしたちのお守り、いつも大変なんだろうなぁ。
でもわたしはいますごく
心が研ぎ澄まされていて、
ナーバスになっているので、
ちょっとしたことが100倍もの痛みに感じられてしまうんです。
それにしても。
チキン、やっぱり最後まで食べればよかった!
上にとろけるチーズがのってて、
すごくおいしかったのに。
そのあとで、
わたしが残したチキンをパパが食べたと聞いたときは、
新たな怒りがこみ上げてきてしまいました。
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