食いしんぼsanaの「舌の記憶」

「舌の記憶」を中心に、日々感じたことを、
ゆるゆるとつづっていきます。

パパにフォークを投げつける

2009年12月27日 | ファミリー&女性部会
大切な話をしに、
実家へ行った。

わたしのために
お母さんがおいしいチキンソテーを
作って待っててくれた。

これから話すことを考えて、
ちょっと緊張しながら、
ひとまず出来立てのメニューを口にし、
そのおいしさに気もほぐれていく。

「で? 今日は何で来たんだっけ?」
わかっているくせに聞いてくるパパ。

「それが実は……」と話し始めると、
言わなくてもいいチャチャをひとりはさみまくり、
話の腰を折りまくること折りまくること。

最初は「はぁ?」なんつって、
聞き流そうとしていたわたしだけど、
あまりにも続くんで、
だんだん腹がたってきて、
泣きたくなってきて、
くやしくて涙がでてきて、

「もぉいい!! 
せっかく人が真面目に話そうとしてんのに!!」

って怒鳴ったら、

「何も泣かなくても……わかった、ちゃんと聞くよ」
と冷静に言うのにまたもキレて、

「ふざけんな!!もう話さねぇ~!!」とわたし絶叫。

そんで、チキンソテーを食べていたフォークを
そのまんまパパに力任せに投げつけたのでした。

パパのお皿の上にガチャンと大きな音を立てて、
落下するフォーク。「うわっ、危ねぇな~」。

「あたしもう帰る!!」
と涙ながらにすばやくコートを羽織りバッグをつかむわたし。

一連の事件に居合わせたお母さんといえば、
黙々とフォークとナイフを動かしつつ、
「sanaちゃん、チキン全部食べたら~?」

うちのお母さんは本当にいつも冷静で、
デキたひとだなぁと思う。
わたしたちのお守り、いつも大変なんだろうなぁ。
でもわたしはいますごく
心が研ぎ澄まされていて、
ナーバスになっているので、
ちょっとしたことが100倍もの痛みに感じられてしまうんです。

それにしても。
チキン、やっぱり最後まで食べればよかった!
上にとろけるチーズがのってて、
すごくおいしかったのに。

そのあとで、
わたしが残したチキンをパパが食べたと聞いたときは、
新たな怒りがこみ上げてきてしまいました。
コメント
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