食いしんぼsanaの「舌の記憶」

「舌の記憶」を中心に、日々感じたことを、
ゆるゆるとつづっていきます。

インスリン注射はこわくない!③

2009年09月01日 | 糖尿闘病記
入院3日目。

この日はK児さんが、
インスリンチャージの指導に来てくれる。
彼女は廊下で会ってもいつも元気でにこにこさん。

まずは専用の器具で、
指の先を自分でパチンと突いて血を出して、
血糖値を測る。
ちょっと痛いけど、これはもう慣れた。

ICG(インスリンチャージグッズ) を自分のお腹にあてて、
やっぱりじーっと固まってしまっていたら、
K児さんが
「無理しないで
わたしたち、いつまでも待ちますから

て。天使や! 
天使がここにおる!!
夜勤明けのはずなのに、思いやりあふれる白衣の天使が……。
ぴよぴよ ぴよぴよ

インスリン注射の雑学をあれこれ教えてもらう。
現在主に使用されている針は髪の毛1本分と同じ太さらしい。
だからほとんど痛くないらしい。
墨田区にある会社が、
患者やナースの意見を反映して開発したもので、
2005年度のグッドデザイン賞にも選ばれているのだとか。

それから、今は摂取する予定のカロリーをだいたい計算して、
その分のインスリンを食前にチャージするかたちだけど、
10月ぐらいには、
食後にチャージするインスリンがデビューするそう。
そしたら実際に食べた分だけチャージすればいいから、
ずいぶん楽になるんだって。Ⅰ型の人には朗報ですよね。

あれこれ笑いながらおしゃべりしているうちに、
何だか緊張がほぐれてその勢いでチャレンジしてみたら~~!

なんと!
すんなりサクッと自己チャージできちゃいましたぁ~

K児さんのおかげです♪
めちゃリラックスしてできた。
しかも。人にやってもらうより痛くない。
っていうか、全く痛みはなし!
「いくよー」って言われるとやっぱり身構えるから、
早い段階で勇気を出して、
自己チャージしちゃったほうが、
よけいな恐怖心をあおらずに済むみたい。

あとは。
痛点にあたるとやっぱり少し痛いから、
お腹をハリー(「針」という言葉も怖いから言い換えてました)で、
あちこちツンツンしてみて、
あんまり痛く感じないところや、
すって入りやすそうなところを選んでチャージするといいかも。
それからハリーを垂直に入れると痛くなりずらいし、
跡も残りにくい、と思う。

★インスリンの自己チャージの方法★
①ペンのキャップをくるくる回して外す。
 中にあるコルク部分をコットンで消毒。

②ハリーを装着

③ペンのダイアルを「2」に合わせて空打ちして内部をキレイにする。

④チャージしたい部分をコットンで消毒したら、
 ダイアルをチャージするインスリンの量に合わせたら、
 ハリーを垂直にすっと入れる。

⑤10秒数えて、ダイアルが「0」になって、
 インスリンが体内に入ったことを確認したらハリーを抜いたら、
 チャージ完了です♪

⑥ハリーにキャップをかぶせて、
またくるくる回してハリーをペンから外して終了。

手順を細かく書いたけど、
時間的には慣れれば2~3分程度でできちゃいます。

あぁ~、長い道のりだったなぁ。

その後も退院するまでスムーズにチャージできた。
でもやっぱり、
ハリーを皮膚に刺す瞬間はたまに躊躇しちゃったりしたけど。
でもでも。我ながらよく頑張ったと思います

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする