紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

日本児童文学・2011年1-2月号

2011-01-11 17:32:24 | 2・仕事の周辺
今年最初の、日本児童文学者協会が出している「日本児童文学」という雑誌が送られてきた。

いいなあ。長谷川知子さんの表紙。
真ん中で、眼鏡の奥の目が笑っているのは、後藤竜二さんである。
今号は、昨年7月3日に亡くなった後藤さんの追悼号。

 


評論や作品論も、興味深かったが、後藤さんが他の作家さんや絵描きさん達を励ます、その言葉に後藤さんの人となりを見た思いがした。
ずっと読みたいと思っていた、「北海道新聞」にのった長谷川知子さんの「後藤竜二さんを悼む」という記事も掲載されていて、心にしみた。

日本児童文学は、以前は、隔月刊ではなくて毎月刊行されていた。
日本児童文学者協会に入るよりずっと前から、日本児童文学をとっていたので、置いておく場所の問題もあるし、たくさんたまると処分してきた。
その中で、永久保存版にしている雑誌が、二十冊くらいある。
20代の頃、いつか書きたいという気持ちを植え付けてたもらった雑誌。
すでに本を書き始めた私に向かって、もっと書けよと肩を押してもらった雑誌。
私のつたない文章が載った雑誌。
私の本の書評が載った雑誌・・etc。
今号も、もちろん永久保存版にして、一生とっておこう。

2 コメント

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表紙 (さと)
2011-01-12 13:16:43
この表紙が素晴らしいですね!
後藤さんを囲んでる子供たちの表情がイキイキしてるわ。
この絵で全て物語っていると感じられる表紙ですね。
紅蓮さんにとって後藤さんもこの本も大事な大事な宝ですね。
多くの子供たちに夢を与えられるっていいなぁ♪

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さとさんへ (紅蓮)
2011-01-12 17:16:50
絵描きさんの長谷川知子さんは、後藤竜二さんとコンビを組んで、たくさんの絵本や物語を描いた方なのです。
後藤さんの感じがでていて、すごくよい絵だなあと思いました。
これは宝物にして、とっておきます。
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